食品用ラップを使うと便利

突然ですが離乳食を冷凍保存するときに製氷器とフリーザーバッグを使っていますか? 私もはじめは離乳食を製氷器で冷凍させ、その後、フリーザーバッグにきっちり日付と食品名を書いて、ていねい保存していました。 にんじんならにんじんだけのフリーザーバッグ、お粥ならお粥だけのフリーザーバッグという具合にきちんと分けていました。

でも、離乳食後期の9ヶ月頃になってくると製氷器を洗うのが面倒になったり、フリーザーバッグをどんどん消費するので、もっといい保存方法はないか考えるようになりました。 そんなとき、食品用ラップに折りたたんでパキパキ使う方法を思いつきました。 尚、離乳食で使うスープや複数の食材で作ったおかずなどはラップで冷凍保存は難しいので、製氷器とフリーザーバッグを使ってください。

実際、私が食品用ラップで冷凍保存しているのはカボチャ、しらす、ひじき、ツナです。

カボチャはやわらかく茹でたあと、皮をとり、少し冷ましてからラップに包みます。ラップの上から手で押し潰して平たくしておくと使いやすいです。

しらすは茶こしに入れ熱湯をかけ回し、塩抜きをします。そのあとに包丁でザッとみじん切りにしてラップに包みます。

ひじきはたっぷりの水でもどして、そのあとに熱湯で茹でます。しらす同様に包丁でザッとみじん切りしてラップに包みます。

ツナは水煮のノンオイルを使用。茶こしに入れて熱湯を注ぎ、少し冷ましてから、こちらは切らずにそのままラップします。

「ちょっと鉄分を足したいな」と思ったらラップで冷凍させた「しらす」や「ひじき」、「離乳食の味が薄そうだな」と思ったら「カボチャ」や「ツナ」をパキパキっと折って使うようにしています。離乳食を冷凍保存するときにはフリーザーバッグだけでなく食品用ラップも使ってみてください。 それでは冷凍保存しておくと便利な調理済みおかずをご紹介します。

目次

離乳食でいろいろ使える野菜スープ

離乳食初期(5ヶ月~6ヶ月)は、お粥も野菜もみんなミキサーにかけてトロトロにするだけでOKでした。しかし、中期の7ヶ月以降はそうはいきません。ある程度食材のカタチや触感を残さなくていけないので、みじん切りやすりおろしをします。そのため、一気に離乳食づくりに時間がかかるようになりました。

「あの、ミキサーでガー!と作れちゃう感じが恋しい。少しでもラクしたい」

そう思いながらパラパラと離乳食のレシピ本を眺めていて、良いものを見つけました。

「野菜スープ」

その手があったかと思いました。栄養も摂れて、ストックもしやすくて、何よりミキサーでガー!と作れちゃう。「これだ、これ」と思いさっそく作ってみることにしました。

材料
白菜1/8個、キャベツ1/8個、にんじん1/4本、大根1/8本、玉ねぎ1/4個

作り方

1. 白菜、キャベツ、にんじん、大根、玉ねぎ(冷蔵庫にあるアクの少ない野菜ならOK)をみじん切りする
2. 沸騰した鍋にザルを入れて、やわらかくなるまで野菜を茹でる
3. ザルを取り出し野菜をミキサーにかける
4. 製氷器に流しいれ、粗熱がとれたら冷凍庫で保存

尚、上の工程3で半分はミキサーにかけずに残しておけば、半分はスープ、半分は彩り野菜のストックができるので、一度で2品作れます。 出来上がった野菜スープはそのまま子供の離乳食にしても良いですが、お粥や豆腐に混ぜても美味しいです。

さらに、
野菜スープ+みじん切り野菜=野菜のスープ煮
野菜スープ+かぶと牛乳(またはミルク)=かぶのポタージュ
野菜スープ+ほうれん草とホワイトソース=ほうれん草のクリーム煮

など、野菜スープはいろいろアレンジできるのでかなり重宝します。 ちなみに、野菜スープを1つ混ぜるだけで、我が子が「何これ!いろんな味がする!うまー!」って顏をしてくれるますよ。

鶏のささみ入りコーンポタージュ

離乳食初期の5ヶ月から使える食材にコーンがあります。コーンは甘くて美味しい野菜、私も大好きです。でも、コーンって、「コーンスープしかなくない?」なんて思っているママさんが実は多いのではと思い(私もそうでした)、コーンを使ったおかずをいろいろ考えることにしました。

まず、主食に混ぜてしまうという手があります。「コーンのお粥」、「コーンのパン粥」など、やさしい甘みが加わって、お粥だけじゃ食べなくなってきた頃におすすめです。中期の7ヶ月以降は、これに粉チーズを少しふりかけてあげたりもいいです。

意外な組み合わせに「コーン豆腐」があります。これはママ友に教えてもらったおかずなのですが、本当に美味しいです。我が子はもともと豆腐が好きなのですが、コーン豆腐は特に好きみたいです。タンパク質を手軽に摂れるので、しょっちゅう作っています。

さらに、最近作ったのが「鶏のささみ入りコーンポタージュ」。タンパク質やビタミン類がいっぺんに摂れるおかずです。 これがとってもおいしかったです。しかも冷凍保存できるので中期以降に作ってみてください。

材料
コーン50g、鶏のささみ100g、牛乳50cc

作り方

1. ささみをレンジで温める
2. コーンをレンジで温め、裏ごしする
3. ささみと裏ごししたコーンと牛乳を加えてもう一度レンジで温める
4. 粗熱が取れたら製氷器に入れて冷凍保存する

尚、上の工程2でコーンの裏ごしが面倒なら、裏ごししているコーンを使ってもいいです。 ちなみに、私がよく使っているコーンは『キューピーベビーフード 北海道産コーン』です。 鶏のささみ入りコーンポタージュはそのままでもいいですが、お粥を混ぜてあげれば、「鶏のコーンドリア」になります。こちらもとってもおいしいです。

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豆腐とひき肉の肉だんご

豆腐は冷凍するとボソボソになり美味しくありません。というわけで豆腐は冷凍には向かないので、いつもスプーンですくって鍋で茹でてから使っていました。 ただ、豆腐は離乳食でよく使うので「冷凍してストックできればいいなあ」とずっと思っていました。

あるとき、豆腐に鶏のひき肉を加えて冷凍したらどうだろうと思い、早速作ってみると、豆腐は冷凍してもふわふわでとってもおいしかったです。 それからは豆腐を冷凍するときは鶏のひき肉を加えた肉だんごにすることにしました。

材料
鶏のひき肉100g、絹ごし豆腐60g、玉ねぎ1/4個、片栗粉少々

作り方

1. 玉ねぎをみじん切りにする
2. 鶏のひき肉、玉ねぎ、豆腐、片栗粉をボウルに入れてよく混ぜる
3. 2で作った材料をスプーンですくってだんご状にします。そして、だんご状にしたものを沸騰したお湯に落とす
4. 茹で上がったら粗熱をとって冷凍する

冷凍した「豆腐とひき肉の肉だんご」はレンジで1分ほど解凍してから使ってください。尚、「豆腐とひき肉の肉だんご」はうどんなどの主食に混ぜてもいいですし、野菜と合わせてもいいです。

味付けは出汁、味噌、醤油、ホワイトソース、野菜スープ、コンソメなど何にでも合います。 ちなみに、上のレシピでは玉ねぎを使いましたが、にんじんやキャベツを使ってもいいです。

豆腐とひじきのハンバーグ

9ヶ月の離乳食後期になると、あげられる食材も増えてぐっと大人のメニューに近づきます。とはいえ手間がかかる料理はほとんど作っていませんでした。 そこで、冷凍もできるフライパンを使ったハンバーグを作ることにしました。

材料
鶏ひき肉100g、木綿豆腐100g、ひじき少々、片栗粉少々、お好みの野菜適量(私は枝豆とにんじんをよく使います)

作り方

1. ひじきを水でもどしてからみじん切り。お好みの野菜をレンジで1分温める
2. 鶏ひき肉、木綿豆腐、1でみじん切りしたひじきとお好みの野菜、片栗粉をボウルに入れてこねる。
3. 2で作った材料をスプーンで成形しながら、フライパンに少量の油をひいてから蒸し焼きにする
4. 粗熱をとってからフリーザーバッグに入れて冷凍保存
口のなかでほろほろとくずれてとても美味しですよ

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離乳食後期におすすめ!ミニホットケーキ

ママ友から「ホットケーキは楽だよ!冷凍もできるし」と教えてもらいました。 ホットケーキが冷凍できるなんて思い付きませんでした。 ホットケーキなら私でも作れるし、離乳食後期の朝食やおやつにも最適。 さっそく作ってみることにしました。 尚、今回は砂糖の代わりにバナナときなこを使いました。

材料
ホットケーキミックス150g、バナナ1本、卵1個、きなこ大さじ3、牛乳もしくは溶いたミルク100cc

作り方

1. ボウルにバナナを入れてフォークでつぶす
2. さらにボウルにホットケーキミックス、卵、きなこ、牛乳を入れてフォークでよく混ぜる
3. フライパンに火を付けて弱火で20秒ほど熱したら、塗れぶきんで一度冷ます
4. 再度、フライパンに火を付けて油を薄くひき、その後、2で作った生地を入れて弱火で焼く
5. 生地の表面に小さな泡が出てきたらひっくり返し、フタをして3分くらい蒸し焼きにする
6. 粗熱がとれたらフリーザーバッグに入れて冷凍保存

上の3の工程は面倒な作業だと思いますが、これをすることでミニホットケーキを焦がさずにきれいに焼くことができます。 また、生地をフライパンに入れるときはきなこを計量するのに使った大さじスプーンを使うといいです。

冷凍OK!高野豆腐のそぼろ

高野豆腐そぼろで使う高野豆腐には赤ちゃんが不足がちになる鉄分が豊富。 また、冷凍もできるので大量に作ってストックすることもできます。 高野豆腐のそぼろは離乳食後期から使うことができます。 我が家では高野豆腐そぼろはお粥にふりかけたり、きんぴらごぼうやなすのそぼろあんかけを作りときの材料として使っています。

材料
高野豆腐1枚、砂糖小さじ1/2、しょうゆ小さじ1、出汁大さじ2

作り方

1. ボウルに高野豆腐を入れ、熱湯を注ぎ20分放置
2. ボウルから1の高野豆腐を取りだし絞り、大き目に切る
3. お湯の入った鍋に2の高野豆腐を入れ、中火で5分煮る
4. 鍋からお湯だけを取りだし、そこに砂糖、しょうゆ、出汁を加え、そぼろ状になるまで炒る

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