つわりが治まって肌に変化あり

妊娠8週目からつわりが始まり、ごはんやカレー、魚など、臭いのキツイものが食卓に並んでいるだけで気分が悪くなったり、10分以上、電車や車などで移動することすら辛くなりました。 そんな私の体調を心配してくれたおばあちゃんから突然電話がかかってきて「私もつわりが酷かったのよ。でも妊娠6ヶ月頃になると治まってくるからそれまでの辛抱よ。くれぐれも無理しないようにね」と声を掛けてもらい、涙が出るほど嬉しかったです。 そして、おばあちゃんの言うとおり、妊娠21週目に入って、これまで辛いつわりに襲われていたのがウソのように、体がスッキリしてきました。

「これで通常の生活が送れる」

と思ったのですが、急におでこにニキビがボツボツと出来てしまいました。 ただ、妊娠前にはニキビができたことがなかったので、すぐに消えると思っていました。 しかし、その後、おでこのニキビがさらに増え、しかも顎にも大量のニキビが出来てしまいました。

「出産するまで待っていたらもっと増えるかも?何かケアしないと・・・」

ということで、慌てておでこと顎のニキビケアを始めました。 そして、以下で紹介するスキンケアを3ヶ月ほど続けたらニキビは気にならなくなりました。 結構時間がかかってしまいました。 おでこにニキビができたときすぐにケアしておけばもっと早く改善していたかもしれません。 ちょっと反省。 妊娠中はホルモンの影響で体調が変化しやすいので、ニキビを見つけたら、早くケアするようにしてください。

妊娠中にニキビができる最大の原因は黄体ホルモン

黄体ホルモンは妊娠しやすい状態に整えてくれる女性ホルモンなのですが、皮脂の分泌を多くする働きもあります。 そして、妊娠中は黄体ホルモンが体内の赤ちゃんの環境を整えるためにずっと分泌されます。 そのため、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、ニキビもできやすくなるというわけです。

尚、妊娠中にニキビができやすい場所は「おでこ、口周り、顎」の3つ。 そして「おでこ」と「口周り、顎」の2つでは肌質が異なるためニキビのケアが異なります。 それでは「おでこ」と「口周り、顎」でどんな対策ををすればいいのかをお伝えしていきます。

目次

おでこのニキビ対策

おでこにニキビができた場合、毛穴の奥に過剰に分泌した皮脂と老廃物が詰まっていることが多いので、普通に洗顔しただけではなかなか毛穴から皮脂や老廃物を取り除くのが難しいです。

ではどうすれば毛穴の奥に詰まった皮脂を取り除くことができるのか?

毛穴の奥に詰まった皮脂を取り除く一番有効なスキンケアがピーリングです。 ピーリングをすれば、毛穴の奥に詰まった皮脂を取り除いてくれるだけでなく、肌の新陳代謝を上げてくれるので、毛穴に皮脂が詰まりにくくなり、ニキビの再発も防いでくれます。

ではどうやってピーリングをすればいいのか?

一番手軽にピーリングする方法はピーリング効果のある成分が配合された洗顔料を使うことです。 そして、洗顔料にピーリング効果がある成分が入っている商品の中で一番よかったのが「ノブACアクティブ」です。

ノブACアクティブ

尚、「ノブACアクティブ」にはトライアルセット(7日間分)(クレンジングリキッド、ウォッシングフォーム、フェイスローションモイスト、モイスチャーミルク)がありますので、トライアルセットの内容を解説していきます。

【クレンジングリキッド(メイク落とし)(20mL)】

まずは、クレンジングリキッドですが、このクレンジングリキッドは、特にべたつく感じではなく、メイクを落とた後、肌が突っ張るような感覚もありませんでした。使われている成分としては、ニキビの炎症を抑えるグリチルレチン酸ステアリルやビタミンEが配合されています。香りは全くしませんでしたので、使いやすいクレンジングリキッドだと感じました。

【ウォッシングフォーム(洗顔料)(15g)】

次はウォッシングフォームですが、このウォッシングフォームはとっても泡立ちがよく、フワフワの泡ができます。 その泡立てた泡で洗顔した後、慌てて化粧水を付ける必要がないくらい、しっとりしていました。 すぐに肌が乾燥して突っ張るということがないので安心して使えます。

【フェイスローション モイスト(化粧水)(20mL)】

フェイスローション モイストですが、初めて使った時、肌の内側から徐々に外側に向けて温かくなるのを感じました。 これがしっかり浸透している証拠なのかなあと思っています。 しかも、保湿力があるリピジュアという成分も配合されているので、乾燥肌の私でも肌がプルプルになりました。

【モイスチュアミルク(乳液)(6ml)】

モイスチュアミルクですが、肌になじみやすく、伸びもとてもいいです。 ニオイはほとんどありません。 このモイスチュアミルクには美白成分であるビタミンC誘導体が入っています。 妊娠中におでこにできるニキビは色素沈着したり、跡が残りやすいです。 その色素沈着や跡ができないようにするのに有効な成分がビタミンC誘導体です。

上記の4種類を使ってみて一番感じたことが、他のメーカの化粧品に比べてニオイが気にならなかったので、非常に使いやすかったということです。 化粧品を変えるとき、ニオイが気になるものですが、ノブACアクティブなら今お使いの化粧品から安心して変えることができると思います。 あと、敏感肌の私が使っても、一度もトラブルが起きることはありませんでしたので、かゆみやかさつきが心配なママさんでも安心して使えると思います。

口周りと顎のニキビ対策

口周り、顎は他の部位と比べると乾燥し易いので、油断しているとすぐに、角質が硬くなってしまい、毛穴が塞がってしまいます。 いったん毛穴が塞がってしまうと、過剰に分泌した皮脂が肌の奥に溜まった状態になり、ニキビの出来やすい環境ができてしまいます。

従って、口周り、顎ニキビのケアは、過剰に分泌した皮脂の除去と乾燥を防ぐ事がポイントになります。加えて、炎症を抑える効果がある成分が入っていればベスト。 それでは、この条件を満たしている2つの化粧品(「ビーグレン ニキビケア」「ルナメアAC」)を使った感想をご紹介します。

 ビーグレン ニキビケア

【ビーグレン ニキビケアの成分】
ビーグレンのクレイウォッシュ(洗顔料)には、吸着力が抜群な「モンモリロナイト」が配合されており、毛穴を塞いでいる角栓をキレイに取り除き、過剰な皮脂の分泌を防いでくれます。 ビーグレンのCセラム(ビタミンC美容液)には、ビタミンC誘導体が配合されており、肌の奥までビタミンCが浸透するため、ニキビの炎症をすばやく防いでくれます。 ビーグレンのモイスチャーゲルクリーム(美容クリーム)には、アクアタイド、アリスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸の保湿成分が配合されており、乾燥し易い口周りと顎のケアに最適です。

尚、ビーグレン ニキビケアには1週間分のトライアルセット(クレイウォッシュ、クレイローション、Cセラム、モイスチャーゲルクリーム)が用意されています。

【クレイウォッシュ(15ml)】

クレイウォッシュは泡立てて洗うタイプではないので、ほとんど泡立ちはありませんでした。 それでも「モンモリロナイト」いう小さな粒子がしっかりと毛穴に入り込んできれいにしてくれているという感触はありました。今までに使っていた洗顔料よりも肌がツルツルしましたし、ヒアルロン酸も入っていたので使った後に肌がつっぱっている感じがありませんでした。 香りは通常の洗顔料とほぼ変わらないので、今まで使っている洗顔料と同じように使えます。

【クレイローション(15ml)】

クレイローションはべたつかず、サラサラすぎず、とても使いやすいとろみになっています。ニキビの炎症を抑えてくれる抗炎症剤として「グリチルリチン酸ジカリウム」という成分が入っていますが、敏感肌の私でも全く問題なく使えてとても肌が潤いました。

【Cセラム(7ml)】

Cセラムは少しとろみのある液体タイプの美容液で、若干甘い香りがしました。 肌にのせてみると、肌がほんのり温かくなり、ビタミンCが浸透しているのがわかりました。

【モイスチャーゲルクリーム(10ml)】

モイスチャーゲルクリームの使い心地は伸びが良くて、べたつきもなく肌に浸み込んでいく感じがしました。 また、優しい香りなので、化粧品の匂いが気になる人でも抵抗なく使えると思います。

 ルナメアAC

【ルナメアACの成分】
ルナメアACのファイバーフォーム(洗顔ファーム)には、カオリンという成分が配合されており、細かい泡で肌を包み込むように洗顔するだけで過剰な皮脂を取ることができます。 ルナメアACのスキンコンディショナー(化粧水)には保湿力を高めることに有効なBGとグリセリンの2種類の成分が配合されています。

また、口周りや顎の炎症に有効な植物エキスであるセイヨウナシ果汁発酵液、ビルベリー葉エキス、ヒオウギ抽出液、アーティチョークエキスの4種類の成分が配合されています。 さらにジェルクリーム(保湿クリーム)には毛穴の炎症を抑えるためのトコフェロール酢酸エステルとグリチルレチン酸ステアリルの2種類の成分が配合されています。

尚、ルナメアACには1週間お手入れキット(ファイバーフォーム、スキンコンディショナー、ジェルクリーム)が用意されているので、その1週間お手入れキットを解説します。

【ファイバーフォーム(15g)】

ファイバーフォームはとにかく泡立ちが良かったです。特に付属していた泡立ちネットを使ってみると、優しくて弾力のある泡がすぐに出来ました。肌にピタッと引っ付いてくるような感じがして、使い心地はとても良かったです。 尚、ファイバーフォームにはファイバースクラブというものが入っていて、毛穴の余分な皮脂をしっかりと取ってくれるようです。使った後は心なしか毛穴のくすみが弱くなってように感じました。肌も全く突っ張らず使い心地は良いです。

【スキンコンディショナー(30ml)】

スキンコンディショナーは、無色透明で、使った後はほとんどべたつかず、とても使い心地が良かったです。尚、コンディショナーにはアクネシューターという成分が入っており、この成分により肌の奥まで潤いを浸透させてくれるとのことです。 確かに使った後は潤いが長続きしました。他のメーカーのローションを使った時には、肌表面だけが潤っていると感じることがよくあるのですが、このコンディショナーは明らかに浸透力が違っていました。

【ジェルクリーム(12g)】

ジェルクリームは、潤った肌の質感が逃げていかないように、肌表面にバリアを張ってくれるというような感じです。潤い成分としてはセイヨウナアシ、ヒオウギ、ヒルベリーといった天然の植物の成分が使われていますので、妊娠中でも安心して使うことができます。

ホルモンバランス、ストレス、カフェインとの関係

上記の化粧品でスキンケアしてもおでこ、口周り、顎のニキビの治りがよくないと感じたら、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、カフェインの摂り過ぎがないかを確認してください。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中はホルモンバランスは乱れやすいです。 ホルモンバランスが乱れると、肌の抵抗力が低下し、毛穴に雑菌が繁殖しやすくなり、毛穴まわりが炎症を起こしやすくなります。

ではホルモンバランスを整えるにはどうすればいいのでしょうか?

それは、抗酸化作用のある食べ物を多く食べることです。 抗酸化作用のある食べ物を多く摂っておけば、ホルモンバランスが乱れるのを防いでくれます。 抗酸化作用のある食べ物の代表が、ほうれん草、たまねぎ、キャベツ、にんじん、大根、トマト、キウイ、バナナの8つ。 朝食にバナナ、昼食にトマトジュース、夕食はざく切りしたキャベツを食べれば、手間なしで抗酸化作用のある食べ物を摂ることができます。

ストレス

妊娠中はストレスを感じることが多いです。 ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れやすくなり、皮脂の分泌のコントロールが出来なくなってしまいます。 ストレスはゼロにすることは難しいですが、ストレスを軽減することができます。

ストレスを軽減するためには腸内環境を整えるのが最も効果があります。 「ストレスで胃が痛くなる」という経験をされたことがある方もいると思います。ストレスと胃は密接に関係があります。

腸内環境を整える方法としてすぐに思い浮かぶのが乳酸菌またはオリゴ糖ではないかと思いますが、妊娠中はオリゴ糖を摂ったほうが安心です。 オリゴ糖は赤ちゃんが食べても安心な食品なので妊娠中のママさんでも大丈夫です。 尚、オリゴ糖選びで迷ったら「はぐくみオリゴ」がいいです。

実は、現在中学の長女がいるのですが、その長女が小学高学年からお通じはあるけど、スッキリしないことで悩んでいました。 そこで「はぐくみオリゴ」を飲み始めたら「5日目でスッキリ出た」と喜んでいました。 こんなにスッキリ出たのは小学生以来と言っていました。 それからは、毎朝欠かさず「はぐくみオリゴ」を飲んでいます。 あと、味は、子供も大好きなミルク味のアメのような感じ。 嫌なニオイはありません。

カフェインの摂り過ぎ

カフェインが入っている飲み物を摂り過ぎると、カフェインが腸内の悪玉菌のエサとなってしまい、たくさんの毒素を発生させてしまいます。 そして、その毒素は血液を通じて全身に流れて、最終的に肌から出ていきます。 そのとき、皮脂が過剰に分泌されます。 なので、ニキビができているときはカフェインの入った飲み物は飲まないようにしましょう。

では妊娠中にどんな飲み物を飲んだほうがいいのか?

妊婦の定番のたんぽぽ茶、ルイボスティーがいいです。 たんぽぽ茶、ルイボスティーなら妊娠中に不足がちになる鉄分・カルシウム・ビタミンB・ミネラルを同時に摂ることができます。

あとはきな粉ドリンクもいいです。 きな粉ドリンクは牛乳にきな粉を好きなだけ入れるだけなのですが、たんぽぽ茶、ルイボスティーと同様に鉄分・カルシウム・ビタミンB・ミネラルを一度に摂ることができます。 もし牛乳が苦手ならたんぽぽ茶、ルイボスティーにきな粉を混ぜてもおいしく飲めます。

また、普通のコーヒーの代わりになるノンカフェインのコーヒーをお探しなら「ティーライフ たんぽぽコーヒー(無香料・無着色・無農薬栽培)」がおいしかったです。

味は普通のコーヒーに比べると若干さっぱりした味ですが、他の「カフェインゼロのコーヒー」に比べてれば断然おいしいです。 ホットでもアイスでもどちらもおいしいので、今まで飲んでいたコーヒーの代わりに飲んでも違和感はないでしょう。

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出産後は忙しくてゆっくりスキンケアしている時間がありません。 なので、妊娠中から時短スキンケアできる化粧品を準備しておきましょう。 詳しくはべたつかないオールインワンゲルに書きました。

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