手洗い、うがい、マスクで予防する

次男(4歳)が手足口病になったのをきっかけに、母である私(35歳)、長男(6歳)も手足口病になりました。実際に私(大人)の発症3日目のときの手足をご紹介します。

発症当初は手足口病の治療薬はないものの、「1週間ぐらいで治るでしょう」とのんきに思っていたのですが、実際に次男、私、長男が完治するまでかなり時間がかかりました。

私:手は比較的早く発症から3週間目にはなくなっていましたが、足は1ヶ月かかりました。
長男:手足の発疹がそれほどひどくなかったせいか、発症から3週間後には消えていました。
次男:3人の中で最も発疹がひどかったため、発症から1ヵ月半経過した段階でも、まだ手足にうっすら跡が残っていました。 結局、次男は完治するまでに2ヶ月かかりました。

具体的に、大人が手足口病になると発疹以外にどんな症状がでるのかというと、爪がはがれたり、手足の皮がめくれます。

手と足の皮は発疹部分からめくれ始め、それが徐々に広がり、ポロポロと落ちるようになります。 尚、一気にめくれるのではなく、ダラダラと時間をかけて少しずつ範囲が広がって、めくれていくので何とも厄介。

爪には白い横線ができ、それから数日から1週間程度で爪がポロッとはがれます。はがれるときは特別な痛みはありません。

二度とかかりたくない病気ランキングというのがあるとしたら、手足口病は確実にベスト3にランクインします。

では、大人が手足口病にならないためにはどうすればいいのでしょうか?

大人が手足口病になるのは、子どもからの感染が一番多いでしょうから、子どもが手足口病に感染したと感じたら、全力で予防するしかないです。

まずは、マスクをする。たとえ真夏だとしても絶対にマスクをしましょう。 もちろん、家の中でもマスク。24時間マスクをしましょう。 次は、子どもが使った物は入念に除菌・消毒をしましょう。 あと、子どもに触れたときは、手洗い、うがいをいつもの倍以上時間をかけて行いましょう。

それでは、次男(4歳)、母である私と長男(6歳)が手足口病を発症してから、どんな症状が出て、どのくらいその症状が続いたのかを詳細にお伝えしたいと思います。

目次

  1. 次男の異変に気づく
  2. 次男が手足口病と診断される
  3. 母と長男も発症する
  4. 家族全員が溶連菌感染症

次男の異変に気づく

次男の異変を感じたのは、梅雨入りを目前にしたある日の朝。小学1年の長男を送り出した後、玄関まで付いて来た次男の足首を見ると蚊に刺されたような「赤い点」が1つ。 「あー、蚊に刺されたかな?」そろそろ虫刺されの時期だから虫よけスプレーしなくちゃね。 そのくらいにしか思っていませんでした。

その日の夕食、ふと次男の手の平を見ると何やら赤っぽい発疹がボツボツといっぱい出ているではありませんか!

「…これってもしかして、『手足口病』?」

2人の子供は、これまで「手足口病」にかかったことがなかったので、どんな症状が出るのか明確には知りませんでしたが、最近「手足口病が流行ってきている」というニュースを目にしたこともあり、ピンときた私。

慌ててネットで手足口病の画像を調べます。 ズラーっと出てきた画像を見た直後の私の感想は。

「…うん、手足口病だね。」

「次男の手の写真なんじゃない?」と疑いたくなるほどに酷似した写真を見て、間違いないと確信しました。 ここで一抹の不安がよぎりました。

「発疹だらけの子供の手をベッタリ触っちゃったけど大丈夫?」「昨日、子供の食べ残しを食べちゃったけど、どうしよう?」

さらに眉間にしわを寄せながら、いろいろ調べた結果、「「夏場に多い感染症のひとつで、症状が治まっても1ヶ月程度は感染の可能性があり」「感染者の90%が5歳以下の子供で、大人への感染はまれ。その大人への感染率は0.6%」というのがわかりました。

そのときは、この感染率なら大人の私は大丈夫だと思って思っていたのですが、この後、感染力を甘く見た我が家は手足口病のウイルスの餌食となるのです。

次男が手足口病と診断される

次男の手の発疹を発見した直後に足もチェックすると、かかとのあたりにも同じような赤いポツポツがありました。 手・足と来たら今度は口ですが、この段階では口の中はきれい。特に痛みもないようで食事はいつも通りに摂ることができています。

さて、手足口病を発症していると思われる次男は今さらどうしようもないのですが、気になるのは長男。 手足口病は接触感染・飛沫感染・経口感染(排泄物などから)でうつるとのことなので、子供たちにはあまり近くに寄らないように伝えましたが、その数分後には至近距離で遊んでいるではありませんか! ちょっと怖い…。

念のため、次亜塩素酸水と加湿器を使用した空間除菌をリビングで開始。これだけやれば平気でしょう。 この段階で、次男は手足に発疹があるだけで熱もなく、調子が悪そうな様子もありません。時々手のひらを掻いているのが気になるくらいで、あとは普段のように元気に過ごしています。

体が温まると痒みが増しそうなのでその日の入浴はシャワー。尚、「お風呂を介して家族感染することも多い」ということなので、念のため長男がお風呂から出て着替えが終わってから次男と入れ替わりでお風呂という形にしました。

この日の就寝中、次男は発疹が痒いようで眠りながら手のひらをポリポリと掻いたり両手をすり合わせたりしています。 私は昔から季節の変わり目になると手の平に「汗疱性湿疹」という痒い湿疹ができるので、手が痒い辛さが良く分かります。 手を掻いている次男を見て、「かわってあげたい!」と何度も思いました。

翌日、朝一番で次男と共に病院へ。この日は行きつけの小児科が休診なので、近所にある大人から子どもまで診てもらえる内科へ。 病院は思ったよりも混んでおり、診察待ちの時間に幼稚園へ遅刻する旨の電話をしました。

すると「もし手足口病だったとしたら出席停止ですよ」と言われました。 どうやら子供が通っている幼稚園の場合、手足口病は問答無用で出席停止のようです。 尚、幼稚園によって出席停止になる場合とならない場合があるので、通っている幼稚園に直接確認するようにしてください。

次男 発症1日目

何はともあれまずは診察。 やはり「手足口病」という診断。先生には「今週いっぱい休んで、来週から幼稚園に行けるかな」と言われました。

手足口病は症状が出ている間が最も感染力が強くその期間は10日~2週間程度と言われています。ただ症状が治まったとしてもその後およそ1ヶ月は便などからウイルスが排泄されることもあるようです。

ちなみに、基本的には発疹に痒みはないようなのですが、明らかに痒そうにしている次男。その様子を見て先生はかゆみ止めの内服薬を処方して下さいました。 「よかったー!これでぐっすり眠れるかな?」

それから、時間が進むにつれてどんどん発疹が増え、体調もイマイチのようでだるそうにしています。 手足を保冷剤で冷やすと気持ちが良いようですが、冷やしたからといって痒みが消える訳ではないので我慢してもらうしかありません。

次に次男の口の中を見てみると、口の天井にも赤い発疹がたくさんできているではありませんか。痛みは訴えていないものの気を付けてあげないとアレコレしみてしまいそうなので、柑橘類や塩分の多いものは避けた方が良さそう。普段はオレンジジュースを飲むことが多い次男ですが、しばらくはリンゴジュースにチェンジです。 あー、発疹が痛々しい。熱がないのがせめてもの救いですが・・・

それから夜には足の裏全体が腫れたような感じになり、立つのもやっとの次男。手の平も足と同じように火照り、触ると痛いようなので手もつなげません。 トイレに行こうにも歩くことができないので両脇を抱えて持ち上げるスタイルで移動。

手の痛みで私につかまることが出来ないので、もはや「抱っこ」という感じではありません。 それから足に体重をかけられないので、後ろから体を支えながらのトイレ。こんな状態ですから、もちろんパンツやズボンの着脱も一人ではできません。 これじゃ到底幼稚園には行けませんね。

ベッドに横になっても発疹が気になってなかなか眠れないようです。モゾモゾ動きながら手足を掻いています。 「うーうー」と唸りながら掻いている次男の姿を見て、「あー、代わってあげたい」と心から思いました。

『誰だー、子供の手足口病はそんなに大したことはないと言ったヤツは!普通の風邪の方がよっぽどマシじゃないかー!』と夜空に向かって叫びたい気持ちでいっぱいでしたがそんな勇気も無く。 あふれる思いをそっと胸にしまい込み、頭をナデナデ。早くよくなーれ。

次男 発症2日目

翌日も発疹は酷く手足の不快感は続いているようですが、徐々に慣れてきたため発症1日目よりは落ち着いている様子。まだ手をつなぐのは嫌がりますが、トイレには何とか一人で行けるようになりました。

次男 発症3日目

症状のピークは3日目で、手・足・口の中だけでなく腕やお尻、口の周りにまで発疹があります。もっと広がったらどうしようかと不安になりましたが4日目には長男と遊べるほどに回復。あー、良かった。 ただ、元気は出てきたものの発疹の跡が酷い。大小さまざまで大きいものは直径3mmほどあり、これが今後どうなっていくのかが気になるところです。 このとき次男は熱が出ず、口腔内に発疹はできても食事が摂れなくなるほどの痛みはありませんでした。

このとき長男の手足にはそれらしきものは見当たらないのでひと安心。 「念のために」と自分の手のひらをチェックすると、右手薬指の第二関節辺りに小さな赤い点を1つ発見。 「まさか?」「いやいや、違うでしょ?だって私、大人だし」 きっといつも季節の変わり目に登場する汗疱性湿疹でしょう。…たぶん。

実は次男の発症3日目くらいからのどに違和感を感じていました。 風邪の時のようにイガイガするのではなく、のどの奥がボーっと熱いのです。痛いわけでも痒いわけでもなく、ただ熱いというの感じ、今までに経験がありません。

心のどこかに「もしかしたら感染しているかも?」という思いがありましたが、今のところのどが熱い以外はいつも通りで次男のような発疹も出ていません。うん、きっと大丈夫!

次男 発症4日目

4日目で元気を取り戻しつつありますが再度病院へ。 お尻や口の周りにまで広がった発疹を見た医師に、「うーん、しばらく幼稚園はお休みにしましょう」と告げられました。 「もう幼稚園に行けるかも?」と期待していただけに残念ですが、こればっかりは仕方がありません。

さて、夕方。どうしても済ませなければならない用事があり、家族4人で出かけることになりました。 夫は「今日は暑いなー」と汗をふきふき、子供達の肌も汗ばんでジットリしている中、やや肌寒さを感じて長袖を羽織った母である私。何となく体もだるいような気がします。

「きっと睡眠不足と喉の風邪だな」と自分を納得させ、念のため、家族にうつさないようにマスクを着用。 途中コーヒーショップのドライブスルーに立ち寄り、夫と子供は冷たいドリンク、寒気を感じていた母の私はホットカフェラテを注文。 外気温が30度を越えているのにホットドリンク。しかも飲んでも体が温まらない。あれ?私、何か変?

その後、帰宅する途中の車内、ダルさが増してジッと座っていられなくなり、帰宅してからは寒気がするようになっていました。 すぐに、室温30度の締め切った部屋の中で毛布にくるまりますが、悪寒が止まりません。これは明らかにおかしい。熱もまだまだ上がりそう。 慌てて冬用の羽毛布団を引っぱり出し、そのまましばらく眠りました。

1時間後、熱が上がり切ったと思われるタイミングで検温すると、なんと39.7度。わお! 体はだるく、1メートル動くのもやっと。それでも何とか起きて、やらなければならないことだけを片付け、再び就寝。子供は夫に任せ、熱との戦いです。

この時「もしかしたら手足口病?」という悪い予感はあったものの、右手の薬指の他に新たな発疹はなく、足の裏も問題なし。 「やっぱりのどの痛みからくる熱かな?」でも大人が急に39度の熱なんて、やっぱり何か変かも?

その後、高熱で寝苦しく、夜間何度も目が覚めます。「さすがに辛い」と、明け方に市販の解熱剤を飲みました。 するとしっかりと眠ることができました。 次の朝一番の検温で36.9度。「やった、下がった!ほぼ平熱」とウキウキしながらリビングへ向かい、家族が起きてくるのを待ちました。

次男 発症5日目
母 発症1日目

5日目には次男は手足に発疹が残っているだけで体は元気になったよう。夫も長男もいつも通り。

ただ、ふと自分の手の平を見ると、右手薬指の発疹が昨日よりも一回り大きくなっているような気がします。 が数は変わらず1個だけ。やっぱりいつもの汗疱性湿疹だよね?? しかし、その1時間後には37度台後半になっているではありませんか。

ここで、もしものために「大人の手足口病」について調べてみると、「子供よりも症状が重くなる」という記事を発見。 中には足が痛くて数日間動けなかったという人もいるようです。 とにかく子供とは比べものにならないくらい大変だということがわかったのですが、今のところの症状は熱のみ。

しかも、その日の夕方、長男がなんだか元気はありません。 「おや?」と思い体に触れると、かなり熱い。これは明らかに熱発しています。わお! 時間経過に伴い、さらに体温が上昇する長男。 早速、体温計で測ると長男は38.3度。

「この発熱は、もしかして手足口病なのかな?」と長男の手・足・口の中まで細かく観察したものの、それらしきものは見当たりません。 うーん、明日、私と一緒に病院だな。

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母と長男も発症する

次の朝、自分の手の平を見ると1つだった右手の発疹が5つに増えているではありませんか。しかも、右足の甲にも小さな赤ニキビのような点が2つ。これはかなり怪しい。 長男はすでに解熱。体調も回復し、いつものように元気に遊んでいます。

それからこの日の午前、私と長男2人で小児科を受診。 診察室に呼ばれ、長男の症状と弟が手足口病にかかっていることを伝えると、医師は長男の手の平と足の甲を確認。 最後に口の中をじっくり見てから、「特に発疹らしきものが出ていないから様子見で良いでしょう」とのこと。「もしも発疹が出たらまた来てくださいね」ということでした。

続いて私。 先日からの症状を話してから手の平と足の甲を見せると、「はい、お母さんは手足口病」とアッサリ。 「えー!!発疹5個しか出ていないのにー」 まあ、ベテラン先生が言うのですから間違いないのでしょう。 「大人は症状が重く出る場合が多いので総合感冒薬を出しておきます。あと今日から4日間はうつるからあまり出歩かないでね」と言われて終了。 発症してから5日間は感染のリスクが高いので注意が必要と言われました。

母 発症2日目
長男 発症1日目

時間の経過に伴って発疹が増えていきます。 朝は右手と右足の甲だけでしたが、昼には左手にも幾つか発疹が出始め、夜には足の裏まで。ただ、足の甲の発疹は子供よりも皮が厚いせいかあまり目立ちません。

このとき、手の平と足の裏は、痛みや痒みというよりは「チクチク」するのです。手足の内側からつまようじで痛くない程度にチクチクと優しくつつかれてるような感覚。 「すごく不快」というわけではありませんが「ちょっと不快」。手や足を使った作業をしていれば忘れられる程度のチクチクですが、何もせずに休んでいると気になる感覚。

ちなみに、発症初日の発熱以来ずっと体がだるく、体温は37度前半。 のども痛く、風邪を引いた時に痛くなる場所よりももっと奥の方に炎症が起こっているような感じ。こんな場所が痛くなったのは初めて。

さらに、ツルンとした食べ物であれば痛みなく食べられるのですが、米粒のようにデコボコ・ザラザラしたものはのどに引っかかる感じで痛いのです。 パンはモソモソして飲み込みにくく、刺激物はノドにしみるので無理。コーンポタージュやヨーグルトのようにのど越しの良いものが主食となりました。

こんな不快な状態がいつまで続くのかしら…。

さて、午前中に様子見と言われた長男ですが、夜になると手の平や足の甲に細かい発疹が出始めました。やはり手足口病だったようですね。 発疹の出方は皆それぞれで、最初に発症した次男は大き目の発疹、長男は細かい発疹。私がちょうどその中間。家族内感染なので同じウイルスのはずですが、表れ方が違うのですね。

次男 発症7日目
長男 発症2日目
母 発症3日目

次の日、次男は医師から登園許可を得て幼稚園へ。 次男を送った後に長男を小児科へと再度連れて行きました。 診察室で手の平と足の甲を見せると「手足口病でしょうね」とのこと。「これから5日間は学校を休むように」と言われました。

私は昨日と同様で微熱とだるさが全く改善せず、ちょっとベッドで横になっているとそのまま夢の中。 また、のども固形物を食べると痛い状態は変わらず。 こののどさえ何とかなればもっとラクなんだけどなー。

発疹も広がっています。手の平の発疹は「平」の中心部よりも指や指の付け根に多く、足は指とかかと周辺に多く出現しています。 ただ、酷い痛みを感じることはなく、歩けなくなるほどではないです。

「それにしてもこの症状はいつまで続くのかしら?」と不安になります。

ちなみに、大人の場合、個人差はあるものの発症3日目あたりがピークで、この後徐々に落ち着いていくようです。 ということは、「今がピークかな?」これなら余裕で乗り越えられそう!

長男も次男・私と同様に時間経過に従って手足の発疹が増えてきたようです。 キーキー言いながら不快を訴えてきますが、私にできるのは「保冷剤を渡すこと」と「きっとあと2日もすれば気にならなくなるから」といって励ますことのみ。 本当に、心からそうあって欲しいと願う母なのでした。

次男 発症8日目
母 発症4日目

母である私の手足のチクチクはほとんど感じなくなり、残るはのどの痛みと微熱、そして発疹の跡のみ。 そろそろのどの痛みも治まってきても良いはずなのに発症時と比べてのどの症状だけがなかなか改善しません。

手足の発疹の跡は最初はピンク色だったものの時間経過と共に色が濃くなり、その存在感をアピールしています。 大人が手足口病になったとき、水疱ができる方が多いということですが、私の場合は水疱にはならず発疹のみ。 あと、発疹の跡の周囲を爪でカリカリっとしてみると、発疹の形の皮がペラっと取れました。 皮が取れた後の肌は何となく赤みを帯びており、「これが元通りになるの?」と不安がよぎりました。

次男については、指先の皮がまるでヘルメットを脱ぐかの如くパカっと取れ、かかとの皮も広範囲にわたって取れ始めています。 また、足の爪の下に発疹ができていたようで、その指のみ爪が真っ白になっていました。しばらくすると爪が取れてしまいそうな予感です。

次男 発症9日目
長男 発症4日目
母 発症5日目

母である私は発症5日目になりましたが、私の手足の発疹は未だ健在。 足の発疹は日常生活をしている中ではさほど目立ちませんが、困るのは手の発疹の跡。自分が気になるので余計に考えすぎてしまうのでしょうが、「スーパーでの会計時にレジの人が驚かないかな?」とか、「バイバーイと手を振った時に「うわっ」と思われないかな?」が気になって仕方がありません。

発症間もないころの発疹はピンク色だったのでそれほど目立たなかったのですが、発症5日目になるとくすんだ赤色になり、遠目でも目立つようになってしましました。 自分で見ても決して気持ちの良いものではありませんから、早く消えることをただただ願います。

ちなみに、4日目以降、発疹は増えておらず手足口病の勢いが衰えていくのを感じていますが、なぜかのどの痛みとだるさが全く改善しません。 発症4日目の長男の方が私より元気で、家の中で次男と共に暴れまわっています。これも大人と子どもの違いなのか、それとも他に原因があるのでしょうか?

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家族全員が溶連菌感染症になる

発症5日目の長男は今日で「感染しやすい期間」は終了。 「良かったねー」と長男を見ると、「あれ?」昨日までの元気がない。むしろ手足口病発症当日と同じようにぐったりしているではありませんか!なんでー?

次男の経過から見ると発症5日目でほぼ元通り元気になっているはず。それなのに「これって何?」熱を測ると38.5度。おやおや。 慌てて小児科へ行くと、「溶連菌の検査をしましょう」と言われました。「えー?」と驚いた私に、医師は「溶連菌流行っているんだよ」とのこと。

「手足口病からの溶連菌って??」「そんなことがあるの?」とドキドキしながら検査結果が出るのを待っていると、10分後に再度診察室に呼ばれました。 「溶連菌陽性だね」と医師。「わお!」と驚く私。 だって、溶連菌の潜伏期は2~5日。免疫力が落ちてると感染から半日~1日で症状が現れることもあるようですが、長男は3日前に小児科を受診して以来家から出ていません。 「いつ感染したのー?」「うーん」

さて、病院の受付で採尿セット、薬局で抗生物質をもらって帰宅。 溶連菌感染症は合併症を起こさないためにもきちんと抗生物質を飲み切らなければなりません。また、腎炎等の合併症が起こっていないかどうかを確認するために、発症から2~4週間後に尿検査をする必要があります。

帰宅後、「もしかして、私ののどの痛みは溶連菌が原因かも?」と思い始めました。だってずっとのどが痛いし。「ひょっとしたら私が長男にうつしたのかも?」 もし、このまま、のどの痛みが治らないなら病院で診てもらうことにしましょう。

尚、長男は夜には解熱して元気を取り戻しました。 それにしても一体どこで感染したのでしょうか…?そればっかりが気になります。

母 発症7~9日目

7日目にして発疹部分の皮がどんどんめくれてきました。カサブタができると我慢できずに剥がしてしまうタイプの私は暇さえあればその皮を取っていました。 ちなみに、この発疹の跡は「まだ取れないかな?」という状態でめくっても出血することはなく、すでに下に新たな皮が出来上がっているので剥がした後に痛みはありません。

9日目になりました。 のどの痛みと微熱に変化がなかったので午前中に病院へ。先生はのどを診るなり「わー、真っ赤だねー。お子さんが溶連菌なら検査しましょう。」とのことで即検査。 結果は予想通り陽性でした。

帰宅直後に抗生物質を飲み始め、夜にはのどの痛みがだいぶ軽減。あー、良かった! そういえばのどの痛みと共に首筋にも痛みがあったのですが、これも抗生物質を飲み始めてから徐々に消失していきました。

私の溶連菌陽性が確定した後、仕事から帰ってきた夫も同じ病院へ。診察室で諸事情を話すと即検査となったようで、結果、溶連菌陽性。 夫も抗生物質を飲み始めた翌日には随分症状が落ち着いたようです。

さらに私達夫婦が溶連菌と診断された次の日、今度は次男が微熱で幼稚園を早退。自宅で検温すると37度ちょっとで、普段よりちょっと高いけれどこんな日もあるよね、という程度。 「元気もあるけどもしかして?」という母の勘が働き小児科へ。ベテラン先生に兄と両親が溶連菌だと告げると、「(溶連菌っぽい症状はそこまで出ていないけれど)検査をしてみようか」ということに。 そして検査の結果、陽性。「(家族が感染していると)陽性が出るんだねー」と驚いていました。

薬局で薬剤師さんに家族全員溶連菌感染症だと話すと、まず大人が罹ったことに驚き、さらに両親ともに罹ってしまったということに更に驚いていました。 溶連菌で一家全滅、しかも同じタイミングで発症って周りで聞いたことないです。私もびっくり。

それからしばらく家族全員で抗生物質を飲み、約2週間後に尿検査。そしてようやく全員無事に完治致しました。とにかく長かった。もうこんな稀有な経験はしたくありません。

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