たるみを解消するためマッサージをしてみた

31歳で1人目を出産してから、家事と育児でバタバタな毎日。気が付けば35歳。 ふと自分の顔を鏡で見てみると肌がたるんでいるせいか、顔がかなり老けてみえて愕然としてしまいました。 今までは子供に「洗顔~メイク」の間のどこかで「だっこ~」と言われることもあり、ゆっくりスキンケアする時間なんてありませんでした。

でも「このままスキンケアしないのはやばい」

ということで雑誌に載っていた肌のたるみが解消できるマッサージを試してみることにしました。

まず、頬を口から耳にかけてゆっくりマッサージ。次に、首筋を耳たぶから肩にかけて強めにマッサージ。 これをお風呂上がりに20回。 でも1ヶ月経ってもあまり肌のたるみは改善せず。

「やっぱり、マッサージだけでなく、肌の内側から肌にハリを持たせるためにリフトアップ化粧品を使わないといけないかも・・・」

そこで、30代になったら一度は使ってみたかった「ドモホルンリンクル」を試してみようと決めました。 早速、スマホからドモホルンリンクルのサイトをサーッと読んで、「無料お試しセットの注文」と書かれているところをクリック。 必須項目は氏名、性別、住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、アンケート。 アンケートの内容は、申し込みのきっかけ、現在のお肌の状態、肌質、敏感肌かどうか、現在のお手入れ方法の5項目。それぞれ該当する選択肢をチェックしていきます。

尚、任意で、電話でのアドバイスを希望するかどうかを選択するチェック欄もあります。 「電話でのアドバイスを希望しなければ、一切電話はかかってこない」ということなので、「試してみたいけれど無理に勧誘されるのが嫌」と思っている女性にとっては嬉しいですね。 最後に送信して申し込み完了。

申込みの翌日、再春館製薬所から発送日を通知するメールが届きました。どうやらCMで言っていた通り「つくりたて」のお試しセットを「3日以内」に届けてもらえるようです。 そして注文からちょうど3日後、自宅のポストに「ドモホルンリンクルの無料お試しセット(3日分)」が入っていました。

早速、箱を開けてみると、中から出てきたのはCMで見たことのある基礎化粧品一式(8種類)、「ドモホルンリンクルのご紹介」と「購入のご案内」という2冊の小冊子、商品の『原寸大』カタログ、商品の使い方を確認できる「お手当てガイド」、注文用紙、商品を購入した場合の特典用リーフレットとチラシ、手書きと思われるメッセージカード。

年齢肌のための基礎化粧品であるためか、小冊子やカタログ、リーフレットに至るまで、使う人のことを考えて丁寧に作られているのが分かります。 全8種類の化粧品は使用する順番通りにプラスチックケースに収納されています。また「お手当ガイド」の用紙は濡れた手で使うことを想定して撥水加工されています。

特に驚いたのは「『原寸大』カタログ」。新聞1ページ分の大きさの用紙に原寸大の商品と説明書きが書かれていました。内容量を記載してあるだけの一般的な基礎化粧品のメーカーのカタログとの違いを感じました。

ドモホルンリンクル 目次

  1. 化粧落しジェル
  2. 洗顔石鹸
  3. 泡の集中パック
  4. 保湿液
  5. 美活肌エキス
  6. クリーム20
  7. 保護乳液
  8. 光対策素肌ドレスクリーム
  9. 3日間使用した結果

上の1~3までが準備ケア、4~7までが基本ケア、8が日中ケア。 8種類の化粧品は肌の負担になるような香料や着色料は使用していないとのことなので、天然成分の香りを楽しむことができます。

尚、8種類もあるとどれから使っていいのか分からなくなってしまいそうですが、容器には使用する順に番号が書いてあり、さらに、その順番通りにプラスチックケースに並んでいるので間違えなく使えるような工夫がされています。

それでは、1点ずつ見ていきましょう。 まずは「化粧落し」からです。

化粧落しジェル

化粧落しジェルは保湿油分としてシアバター・マカデミアナッツバター・オリーブスクワラン・プルーン種子油・シーラベンダー油という5種の植物油を配合したメイク落しで、キレイな薄ピンク色のジェルです。 オイルが配合されているといっても決して油臭い訳ではなく、ほんのりと優しい香りがします。

1回の使用量はサクランボ1粒分で、乾いた状態の手に取り、「お手当ガイド」に従って乾いた額・鼻・両頬・あごの5ヵ所に乗せ優しく円を描くようにします。 何度がクルクルとしていると割と早い段階でジェルがオイルに変わり、そのオイルをメイクとよくなじませてから水かぬるま湯で丁寧に洗い流します。

尚、オイルが入っているせいか、普段使っているメイク落しと比べると洗い流すのに若干時間がかかりました。洗い上がった後はしっとり感が残っているような気がしました。

洗顔石鹸

ドモホルンリンクルの洗顔石鹸は、クレイパウダー・シルクパウダー・サンゴパウダーという大きさの異なる3種の微粒子パウダーが毛穴に入り込み、汚れをかき出すということです。

チューブから出してみると、テクスチャーは市販されている一般的な洗顔料と同じで、色は光沢のある白。「お手当ガイド」にはたっぷりの泡で2度洗いするように書かれています。 1度目はお肌表面の汚れを落とし、2度目は毛穴の奥の汚れを落とすといいようです。1回量は大豆1粒分なので、1度の洗顔で大豆2個分を使うことになります。

尚、2回も洗顔すると肌が乾燥してしまうような気もしますが、そこは年齢肌のためのドモホルンリンクルですから心配ないのでしょう。 また「お手当ガイド」には手の平で泡立てるコツが書かれていましたが、泡立てるのが苦手なので手持ちの泡立てネットを使用しました。

「ビックリするくらいに泡立つはず」と期待をしながら泡立てを開始したところ、予想外になかなか細かい泡になってくれません。そこでもう少し洗顔石鹸を追加したところ、ようやく細かい泡ができました。なるほど、ケチってはいけないようです。

出来上がった泡でお肌を包み込むように洗い、もう一度同じことを繰り返します。毛穴の奥まで届くように泡を肌に押し付けますが、そこまでコシのある泡ではないので、肌に押し付けると同時に潰れてしまうような感じでした。

毛穴の奥まで洗えたかどうかは良く分かりませんでしたが、洗い上がりはしっとりしているような気がします。 でも私はいつも使っている洗顔料の泡立ちの方が好みかな。

泡の集中パック

モッチリとした濃厚な泡がお肌に残ったダメージを解きほぐしてくれるという「泡の集中パック」。肌を整える効果のあるヒマワリ新芽エキスが配合されており、このヒマワリが「不要なタンパク質の送り出しを促し、必要なタンパク質が生まれやすい環境を整える」ということのようです。

パックというと「1週間に1回行うスペシャルケア」のような気がしてしまいますが、泡の集中パッックは毎日(毎晩)の使用が奨められています。

他の7点がプラスチック容器やチューブ容器であるのに対し、この「泡の集中パック」だけはスプレー缶に入っています。フタを外してプッシュするとモコモコとヘアムースのような感じで出てきます。 1回の使用量はピンポン玉くらいで、これを顔全体(目元・口元ぎりぎりまで)に丁寧に広げ、5分ほどおいてから水かぬるま湯で洗い流します。

缶をよく振ってから泡を出すと、イメージしていたよりもずっと濃密な泡が勢いよく出てきました。もはや「泡」というよりは「クリーム」に近く、顔に広げる時もクリームを塗るような感じ。 スポンジケーキに硬めのホイップクリームを塗っていく時のような感覚です。

その後、このままの状態で5分待ちます。 5分経過したら、しっかりと洗い流します。 5分間しっかりとキープしている泡たち。ぴったりと肌にくっついていたので効果が期待できそうです。 でも洗い流した後の肌は特別感動することもなく、いたって普通でした。

保湿液

肌の潤いを引き出すという「保湿液」。水分を自ら引き出せる肌へと導いてくれるようです。また、3種類のヒアルロン酸と2種類のコラーゲン、そして肌が自ら潤いを作り出すために必要な天然保湿因子などが配合されています。「自ら潤う」というのがこの保湿液のキーワードのようですね。

ちなみに、「お手当ガイド」にはこの保湿液は2回に分けてなじませるように書かれています。2回に分けることで肌に大きな違いが出るとのことです。 100円玉大を手に取り、1度目は顔全体に押さえ込むように、2度目はなじませた後に優しくたたき込むようにするとといいそうです。

実際、手に取ってみるとトロッとした透明な液体であることが分かります。コラーゲンやヒアルロン酸が入っているせいか、肌に乗せてすぐに無くなってしまうようなことはなく、しっとりとまとわりつくような感じ。

ちなみに、1度だけで十分に潤いを感じたため、「2度も使ったらベタベタになってしまうのでは?」と心配になりましたが、優しくたたき込んでいるうちにいつの間にか浸透していったようです。 使用後の肌を触ってみると、普段のケアに比べ確かにしっとりしていました。

美活肌エキス

美活肌エキスは薬用美白美容液です。 商品名を聞いただけでは何に効果があるのかが良く分かりませんでしたが、容器やパンフレットなどを見ると商品名の横に「薬用美白」としっかり記載されていました。

美活肌エキスには「ルーマニアアルニカエキス」が配合されているのが特徴で、紫外線で受けた肌のダメージを改善する「HSP70」という自己回復タンパクを増やす作用があるようです。 また、浸透活性型ビタミンCの働きでメラニンの過剰な生成を抑え、透明感とハリを引き出してくれるとのこと。

実際に手に取ってみると普通の保湿液よりもトロミのある白い液体で1回の使用量は1円玉程度。顔の5ヵ所に乗せた後に指の腹で顔全体に広げ、水っぽさがなくなるまで指先で全体にたたき込んでいきます。 最初は時間がかかりそうだなと思いましたが、割と早い段階で肌になじんだのでホッとしました。

私の場合、3日間、計6回の使用では残念ながらシミが薄くなるなどの美白効果は感じられませんでした。

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クリーム20

クリーム20はドモホルンリンクルの商品の中でも特に有名なもののようで、1974年に日本で最初にコラーゲンを高配合したクリームとして誕生したそうです。 再春館製薬所の独自原料9種全てが贅沢に配合されており、肌の奥からハリやツヤがあふれるように導いてくれるとのこと。

ここまで言われてしまうと否が応でも期待は高まります。 さて、1回の使用量は約2㎝。顔の5ヵ所に乗せ、指の腹で大きな円を描くようにぬり込み、指の滑りがなくなったら完了。

さっそくチューブのフタを取り慎重に押し出しますが、押した加減によって細めの2㎝や太めの2㎝になってしまいます。プッシュ式の容器でない限りは毎回同じ量というのはなかなか難しいですね。 円を描きながら、クルクルと塗り込みますがクリームの跡が白く残ってなかなか消えず、塗り込むのに時間がかかります。なじませた後、肌にべとつきが残るのが気になります。これが「潤っている」ということなのかもしれませんね。

保護乳液

最後は「保護」。保湿液やクリーム20によって与えられた成分をしっかりと閉じ込め、内外のダメージから肌を守るのが保護乳液です。

1回量は500円玉大で、両方の手のひら全体に広げ、顔全体にベールをかけるように押さえ込みます。まんべんなく押さえ込み、手のひらがスッと離れたら完了。 始めはこの「スッ」の感覚が良く分かりませんでしたが、2日目あたりから何となく分かるようになってきました。

「なじみが良く、さっぱりした仕上がり」を追求して作られたようですが、私の場合、どうしてもべとつきが気になりました。 ここまでで夜のスキンケアは完了。

光対策素肌ドレスクリーム

商品名(光対策素肌ドレスクリーム)を見ると「何なの?」となってしまいますが、要するに化粧下地としても使うことができるUVクリームのことです。SPF50+/PA++++で、肌の凹凸や色ムラ、くすみを補正しながら、透明感をアップさせてくれるそうです。

あずき1個分の量を手に取ると、ファンデーションのように色が付いていることが分かります。 顔の5ヵ所に乗せ、指の腹で円を描きながらムラが無いように伸ばしていきます。 かなり伸びの良いクリームで、あっという間に顔色がワントーン上がりましたが、ちょっと白浮きしているような感もあります。

やっぱりちょっと色が合っていないかも…? 若干不安を覚えますが、ムラが無くなるまでもう少しクルクルとなじませたところで再び鏡でチェックです。 「ん?おや?毛穴が目立たなくなった?いつもより肌がきれいに見えるかも?」

ドレスクリームがなじんだ肌は、もはやファンデーションが要らないくらいに整っています。「パールでも配合されているのかな?」と確認してみると、入っているのはパールではなく天然石。 肌の仕上がりには驚きました。

ただ、クリームなので塗った後はベタベタしています。少し時間をおいてもベタベタ感は薄れていかなかったので、しっとりした状態のままメイクを重ねるという使い方になるようです。 尚、このクリームのみでベースメイクを終了してしまうとベタベタして不快なので、上からフェイスパウダーなどを重ねた方が良さそうです。

私はいつも使っているパウダーファンデーションを上から重ねましたが、メイク終了後になぜか頬のあたりに乾燥を感じました。「ファンデーションのつけすぎ?」それとも「クリームとファンデーションの相性が悪かったのでしょうか?」

原因は分かりませんがお試し期間の3日間同じように感じたので、手持ちの化粧品との組み合わせか、ベースメイクの工程のどこかに原因があったのでしょう。 尚、頬の乾燥はありましたが、肌自体の仕上がりには大満足。「お試しセット」8種類の中で、一番よかったです。

ドモホルンリンクルを3日間使用した結果

さて、ドモホルンリンクルのお試しセットを使い切った翌日(4日目)の朝、35歳の肌に変化はあったのかというと、残念ながら私が期待していた「肌のたるみが改善してハリのある肌になる」といった大きな変化はありませんでした。 さすが3日では35歳の私の肌のたるみには太刀打ちできなかったようです。 今回は結果は出ませんでしたが、3日間の体験によって「基礎化粧品はひとつひとつを丁寧になじませなければならない」という基本的なことを再確認できました。ということでしばらくは手持ちの基礎化粧品で肌のたるみ対策をしていこうと思います。

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