どんな商品を選ぶといいのか
出産内祝い体験談
出産祝いを頂いた後に待っているのが「出産内祝い」。 私の場合は仲間内でも出産が早い方だったということもあり、それまでに「出産祝い」を贈って「内祝い」をもらった経験が乏しい中で「出産内祝い」を贈ることになりました。
何度か「内祝い」をもらったことはありましたが、細かいルールは知らなかった私。贈る立場になったので、インターネットや育児雑誌の付録などで基本的なマナーを調べました。 「頂いたものの金額を調べて、そのおよそ1/2~1/3の金額に値するものをお返しする」というのが基本。
今回、出産内祝いに関してすべてを任された私が選んだのはネット通販。育児情報誌などにも内祝いのカタログが付いてきましたが、私が選んだのは大手デパートのオンラインショップです。 夫の先輩や同僚、両家の親戚、友人・知人と幅広い年齢層の方々からお祝いを頂いたたのですが、大手デパートの品物であればそのすべての方に納得してもらえるかな、と思ったからです。
本来であれば実際の商品を見て選びたいところでしたが、まだ生まれたばかりの子どもを連れて出かける勇気はなかったので、ネット通販で内祝いを贈ることができて本当に助かりました。。 頂いたものの金額・頂いた方の年齢や好みなどを考慮し、スイーツや加工食品、コーヒーセットなどを選び、注文画面に促されるままに子どもの名前を入れた熨斗を付け、発送手続き完了です。
出産祝いの大半は宅配便で届いたので送り状を取っておけば住所を調べる手間は省けたのですが、実は受け取った時には「内祝いで住所が必要」ということまで気が回らず、結局年賀はがきを引っ張り出して住所を調べることになった苦い経験があります。
そのときは、配送先の入力にあたり電話番号も必要ということで、夫の知人に関しては夫の帰りを待ち、電話番号を聞き、それから注文。自宅で注文できるのでお手軽ではありますが、作業の合間に授乳タイムや抱っこタイムを挟むため、選ぶのにも注文手続きにも意外と時間がかかりました。 私のようにならないためにも、頂いた出産祝いの送り状は取っておきましょう。
尚、出産内祝いのラインナップの中には「(赤ちゃんの)名入りカステラ」「写真付きのビンにはいった日本酒」などの「名入り」や「写真付き」商品が多くあり、カタログの中で大きく取り上げられていましたが、そういった類のものは一切選びませんでした。
お披露目効果は抜群でしょうが、「子どもの名前を人に食べられるってどうなの?」「中身が空になったらそのビンは捨てられちゃう?」と考えると、心配性の私は選ぶことができませんでした。 他にも赤ちゃんの出生体重のお米などの面白い商品もあるようなので、ぜひ自分たち家族の「色」に合った商品を探してみて下さい。
迷ったらカタログギフトがいい
出産内祝いでもらって嬉しかったベスト5
商品券・ギフトカード
好きなものに替えられる商品券・ギフトカードはもらって困る人はいないでしょう。特に相手の趣味・好みが分からない場合にはおススメです。 尚、商品券の場合は使うことができる店舗が限られていることもありますから、贈る相手の行動範囲で使用できるかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。
また、商品券は500円・1000円・5000円なので、お返しの金額によって商品券かギフトカードかを贈り分けると良いでしょう。 ちなみに老若男女、誰にでも喜んでもらえるであろう商品券・ギフトカードですが、出産祝いに現金や商品券を頂いた場合に限っては金券のやり取りになってしまうので私なら避けます。
それでも構わないという方も多いでしょうが、私だったらそんな時は同じく1位にランクインしているカタログギフトを贈るかな、と思います。
カタログギフト
商品券・ギフトカードと並んで1位なのがカタログギフト。 設定金額以上の価値がありそうな商品が並んでいるカタログギフトは、好みの分からない相手に対するギフトにぴったりです。 ただし同じ価格帯のカタログギフトでも種類がたくさんありますから、「みんな同じもの」に統一するのではなくではなく、相手の家族構成や年齢層に合わせたカタログを選ぶことでより喜んでもらえる贈り物となるでしょう。
私も出産内祝いでカタログギフトをもらったことはあります。食べ物、日用品、子どものおもちゃ、ファッショングッズ、防災グッズなどの中から、その時々によって必要なものを選ぶことができるので、趣味に合わない品物を頂くより数倍嬉しいな、と思ったことを覚えています。
タオルなどの日用品
毎日使うタオルなどの日用品はいくつあっても困らない上に、必ず誰でも使いますから、贈り物に適していると言えるでしょう。 せっかく贈るのであれば量より質、普段選ばないようなやや高価なものを選んでみてはどうでしょうか?
高級ブランドやオーガニックコットンのタオルなど、ちょっとこだわった日用品は自分では買わないけれどもらったら嬉しいものの1つです。 私も出産の内祝いでタオルをもらったことがあります。真っ白でレース付きという自分ではまず選ばないような高級タオルのセットだったので「これはもったいなくて使えないかも」と思いましたが、タオルハンガーに掛けてみるとしっくりきました。
洗面所周りが華やかになり、今では来客時に使いたいタオルNO.1になっています。 「品物」での贈り物は使うたびにもらった相手の事を思い出すことができるので、いわゆる「消えモノ」にはないメリットかな?と私は思います。
スイーツ
有名ブランドのスイーツはわざわざ買いはしないけれど機会があったら食べてみたいと思うもの。特に女性は甘いものを好む人が多いので、内祝いで贈られたら嬉しいと思います。 どこでも手に入るメーカーのスイーツではなく、有名どころや話題性のあるお店のスイーツを選ぶのが喜ばれるポイントです。
しかし、スイーツにも好みがあり、贈られても結局食べずに賞味期限が切れてしまうということもあるかもしれません。 そこで、相手の好みを知っていれば「これは好きそうだな」というものを選び、好みが分からない場合はできるだけ賞味期限が長いものを選ぶと良いでしょう。
また、1人暮らしの女性に大きなカステラやケーキを贈っても消費しきれない可能性が高いので、そういう場合は小分けになったものを選ぶなど、相手の家族構成によって選ぶものを変えると良いでしょう。
私は友人・知人にはスイーツを贈りましたが、独身・一人暮らしの友人には銀座に本店ある高級洋菓子店のクッキー、実家住まいの友人には話題のシフォンケーキ、子どもがいる知人にはやや量が多めの焼き菓子セットなどを選びました。 贈った先の皆さんには喜んでもらえたようでよかったです。
雑貨・小物(鍋・カップなど)
雑貨屋さんに行くとテンションが上がる女性は多いのではないでしょうか。センスの良い雑貨や小物を見ると心が弾みます。 出産内祝いでマグカップや鍋といった雑貨・小物類を頂いた場合、相手の好みに合っているものであれば喜んでもらうことができるでしょう。
ただ、趣味や好みを知らない相手に贈るのは難しいかもしれません。 「鍋」を例に取ってみると、今は赤やピンクなどのかわいい色のものやハート形のものなどが出回っていますが、女性だからピンク?それともシンプルな色?と色を選ぶだけでも大変。 サイズやIH対応など、それぞれの家庭によって必要なものも異なってきます。
雑貨・小物は自分のセンスを押し付けることにもなりかねませんから、そこまで親しくはない間柄の方への出産内祝いには避けた方が良いでしょう。
以前、内祝いで「入浴セット」を頂いたことがあるのですが、我が家は親子そろって肌が弱いため入浴剤は使うことができず廃棄、ボディーブラシや体を洗うタオルなどもほどんど使うことがないままお蔵入りしてしまったことがあります。 頂いた相手方は夫婦で「お風呂好き」ということでしたが、趣味を共有できず申し訳なかったな、と思いました。