赤ちゃんが誕生しました

同僚に初めて出産祝いを贈った時の思い出

私が人生で初めて出産祝いを贈ったのは職場の同僚。産後間もないうちでしたが「ぜひ赤ちゃんに会いに来て」ということだったので、職場の友人と3人でお邪魔することになりました。 そこで必要になるのが出産祝いなのですが、当時は3人揃って独身で、もちろん子どももいなかったため、出産祝いに何を贈るべきなのか全く見当が付きませんでした。

この状態のまま買いに行ってもどうせ悩むだろうということで、同僚に前もって何が欲しいのかをアンケートしたところ、「ベビー服かな」ということでした。 自宅訪問の数時間前に集合し、独身・子なしの3人でデパートのベビー服売り場をウロウロしますが、「赤ちゃん」のイメージが今ひとつ湧かないせいか、どれを見てもピンときません。

一言に「洋服」といってもお出かけ着から普段着まである上に、金額も大人の洋服と変わりません。悩みつつもCMなどでおなじみの子ども服ブランドの洋服を見て、「これ可愛いね!」と手に取ってみるものの、値札を見た途端に無言になる3人。

そんなやり取りがしばらく続き、金額や洋服のサイズ・種類にも慣れてきたところでようやく決定!やや高価でも3人で支払うので1人当たりの金額としてはそれ程ではありませんが、デパートのベビー服の相場にビックリしました。そして、「子どもを持たない人間が出産祝いを選ぶのって難しい」ということを学びました。

一人目の出産祝いの思い出

それから数年後、我が家にも待望の長男(一人目)が誕生!私が里帰りから自宅に戻ってくるタイミングを見計らって、友人たちから幾つかの出産祝いが届きました。 衣類・スタイ・おもちゃ・バスタオル・靴・バスローブ・オムツケーキ・食器セット・プレイマット・ひざ掛け・レイングッズ(長靴・レインコート)など、箱を開けるたびにその可愛さに癒されるものばかり。

赤ちゃんグッズって、なぜこんなにも可愛いのでしょう。 オムツやお尻拭きなどの実用的な贈り物もあり、新生児を連れて重いものを買わずに済んだので非常に助かりました。また、夫の会社関係の方々からは現金を頂き、ありがたい限りでした。

ちなみに、当時私の仲間内は独身が多かったので、私が同僚の出産祝いを選んだ時のように、何を贈るかでかなり悩んだはずです。一つ一つの贈り物からみんなの思いが伝わってくるようで、心がポカポカと温かくなりました。

とはいえ、頂いた贈り物の中には結果的に残念な経緯を辿ったものもありました。 例えば靴。やや大きめのサイズのファーストシューズを頂いたのですが、なんと甲高かつ幅広の我が子の足には合わず、一度も履くことができませんでした。

また、子持ちママから頂いたバスローブは、「湯上りに着せてしまえば暴れまわっても大丈夫!我が家では重宝しました。」ということだったので、湯上りに暴れまわってくれる日を期待して待っていたのですが、我が家の長男は割と大人しく着替えをしてくれたので、それ程使う機会がありませんでした。

さらに、出産祝いで頂いたレイングッズは1歳過ぎくらいから使えるサイズでしたが、私が専業主婦だということもあり、基本的には雨の日にわざわざ外出する必要がなかったのでほとんど使わぬままになってしまいました。

ちなみに、オムツに関しては、Sサイズをケースで頂いたため、しばらく買いに行かずに済んだのですが、割りと成長が早かった我が子に、使いきれないのではないかとヒヤヒヤしました。

どの品も、友人・知人のみなさんが男の子の息子のためにと考えて考えて選んでくれたモノ。当然モノ自体もうれしいのですが、その気持ちが何よりもうれしかったことを昨日のことのように覚えています。

ベビー服かスタイがおすすめ

一人目(男の子)の出産祝いで喜ばれるアイテムベスト5

ベビー服

やはりもらってうれしいのはベビー服。もちろん自分でもベビー服は買いますが、何だかんだ出費がかさむので一般家庭では衣類にはそれほどお金をかけられないのが実際のところ。 すぐにサイズアウトしてしまうということもあり、デイリーに着せる洋服はベビー用品店やショッピングセンターの衣類コーナーで購入することが多くなってしまいます。

しかし、「ちょっとしたお出かけや赤ちゃんのお披露目などにはいつもより良い洋服を着せてあげたい」と思うのが親心。また、「赤ちゃんだからこそ着ることができる可愛い洋服を着せたい」と思うのも親心。 そんな時に自分では買わない(買えない)、デパートで取り扱っているようなやや高価なベビー服を頂くとテンションが上がります。

生後間もないうちのサイズ(60~70センチ)だと、デザイン的には赤ちゃんらしくてとってもかわいいので喜ばれること間違いなしですが、残念ながらあっという間に着ることができなくなってしまいます。

特にロンパースのような上下がつながっている衣類については、ねんねの時期の赤ちゃんには便利なのですが、ハイハイを始めるころになると足元のボタンを留めるのが大変。 早々に上下別々(Tシャツとズボンのような)にしてしまう場合もあるので、着る期間が短くなってしまう可能性もあります。

「赤ちゃんらしい洋服を贈りたい」とか、「すぐに着てもらいたい」という場合は60~70センチで良いでしょうが、長く着てもらいたい場合には1歳過ぎまで着ることができる「80センチ」がおススメです。 もらった時には「え?こんなに大きくなる時が来るの?」と思ってしまいますが、気が付くとそのサイズが着られるようになり、贈り物を通して子どもの成長を感じることさえできるでしょう。

そんなことを言っておきながら、私が友人に衣類を贈る場合は、すぐに着られるような70センチのベビー服を選びます。 なぜなら、すぐに終わってしまう「赤ちゃん」の時期を存分に楽しんでもらいたいから。

この時期なら男の子でも動物の耳付きの洋服を着ても「かわいい~」、フワフワもこもこ素材の洋服を着ても「やっぱりかわいい~」となりますが、80センチを着るころになると洋服にも似合う・似合わないが出てきてしまいますから、かわいいベビー服は0歳児の特権。

また、かわいらしすぎるものを男の子に買うのには躊躇してしまうタイプのママでも、もらったものであれば堂々と着せることができます。 私はあえて可愛らしい70センチのベビー服を選びますが、赤ちゃんの性別やママのタイプで選びましょう。

現金・商品券

趣味に合わない品物よりは、何にでも変身できる現金や商品券はもらってうれしいものの1つです。お祝いを頂いた場合はその商品のおよそ半額のお祝い返しを贈るという鉄則があるので、現金・商品券の場合はお祝い返しをするにあたってもわざわざ金額を調べる必要がないので助かります。

ただし現金は、「子どものために使います」と受け取ったものの、そのまま普段のお財布に吸収され、生活費に消えて行ってしまうこともしばしば。もちろん、食料品もトイレットペーパーも、赤ちゃんの生活を支えるパパやママが食べたり使ったりするので、間接的にではありますが「子どものために」使っていることには違いありません。

しかし、「これは〇〇さんにもらったなー」と見るたびに思い出すことのできる「モノ」と違い、現金で「思い出に浸る」ということはまずありません。 ちなみに、私は友人に出産祝いで現金のみを贈ったことはありません。ただ、友人以外(例えば夫の友人で直接会ったことはない相手など)の場合は、趣味や好みも分からないので現金を贈ることもあります。 品物か、現金・商品券か。贈る相手との関係性で決めると良いでしょう。

スタイ(よだれかけ)

生まれてすぐは使いませんが、生後数か月が経過し、唾液がたくさん出てくると必要になるのがスタイです。 汚れたスタイをそのまま使っていると、顎のあたりの肌が荒れてしまったり、吐き戻した母乳やミルクが異臭を放つようになるので、すぐに交換しなければなりません。

そのためほとんどのママは、出かける時に着替えのほかに数枚のスタイを持ち歩いているはずです。それだけ重要なスタイなのですが、しっかりと洗濯しているはずでも使っているうちに何故かカビてしまい捨てざるを得なくなる日が来てしまうものです。

なので、何枚あってもこまりません。 そこで、おしゃれなデザインのスタイを出産祝いにすると喜ばれます。 赤ちゃんの場合、体の大きさに対してスタイが占める表面積が広いせいか、スタイを変えるだけで全体のイメージがガラッと変わります。シンプルな洋服を好むママでも、スタイならデザイン性のあるものでも抵抗なく取り入れられるでしょう。

さらに、スタイの良いところはサイズがないこと。生後5~6ヵ月ごろから1歳を過ぎて唾液をしっかりと飲み込めるようになるまで使うので、かなり長い間の必需品になりますが特にサイズはありません。 サイズアウトを気にすることもなく、金額的にも洋服に比べてお手ごろなので、男の子の出産祝いにするのにもってこいです。。

ただ1つ、気にした方が良いのはスタイの留め具です。ベビー用品店などで取り扱っているスタイに多いのが、留め具がマジックテープになっているもの。ねんね期の赤ちゃんはスタイをしたまま横になるので、マジックテープが首に触れて赤くなってしまうことがあります。

なので、留め具がスナップボタンのものや前で留めるタイプのもの、マジックテープでも肌に優しいタイプのスタイを選ぶと良いでしょう。

タオル・おくるみ

子どもが生まれると洗濯物が増えます。汗や汚れで1日に何度も着替えるので洋服は毎日数着洗いますが、意外と使うのがタオル。 お風呂上りの他、お昼寝の時の掛物にしたり、汗を吸い取るようにベビーラックなどに敷いたりと、何だかんだ良く使います。

また清潔を保つために1度使うとすぐに交換することも度々あるため、自然と洗濯物は増えていくのです。 それだけ頻繁に使うタオルですから、数あるに越したことはありません。また、赤ちゃんのうちだけでなく大きくなってからも使うことができるため、頂いてうれしいものの1つです。

尚、「タオルより、もう少し赤ちゃんらしいものを贈りたい」という場合におススメなのがおくるみ。その名のとおり、赤ちゃんをクルッとくるむもので、およそバスタオルの半分サイズの物です。 様々な種類のものがありますが、赤ちゃんをおくるみでキュッと包むと、ママのお腹の中に居た時のような安心感を得られ、よく眠ることができます。

また眠る時以外でも、赤ちゃんが小さいうちはおくるみに包むことで体温を適度に保つことができますし、掛物としても、敷物としても使える優れもの。出産後、退院時に赤ちゃんを包むためにママが用意する場合もありますが、用途が多いので出産祝いでもらっても決して困るというものではありません。

衣類のようにサイズアウトの心配のないタオルや、用途の豊富なおくるみは、出産祝いで喜ばれるアイテムの1つです。

離乳食の食器セット

一人目の場合、おそらく出産直後には用意していないであろう離乳食の食器セット。離乳食を作る時に使うプラスチック製のおろし金やすり鉢がセットになっているものもあります。 もちろんすぐに使うわけではありませんが、生後5~6ヵ月になる頃には絶対に必要になるものですから、出産祝いで頂くことができたら嬉しいものです。

食器の素材にはポリプロピレン、陶磁器、木など様々な種類がありますが、長く使うことを考えるとレンジや食洗器で使えるものだと重宝します。 尚、食器は何セットかあっても困りませんが、離乳食の調理器具は1つあれば十分。贈る前に持っていないかどうかを確認すると、せっかくの贈り物が無駄にならずに済むでしょう。

我が家も一人目の出産祝いで調理器具付きの食器セットを頂きましたが、5歳になった今も食器やコップは使っています。ずっと使っているということもあり、子どもも愛着があるようです。

尚、出産祝いの定番である知育玩具を贈りたい方は【0~3歳】指先を使うおもちゃのページが参考になるはずです。 このページと共にご覧ください。

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