妊娠してから苦労すること
食べつわりになる
妊娠初期の4~5カ月の頃が私にとっては一番つわりがきつい時期だったので、とにかく日替わりで襲って来る吐き気と戦う毎日でした。 私の場合は食べづわりの傾向が強かったので、気分の良い日は驚く程食欲が沸き、優れない日は全く食べられない、と言う感じでしたから、食べられる日にはある程度多品目を食べる様に気を付けていました。
そんなつわりと戦う日々の中で、役に立ったのが、生姜とクラッカーとレモンです。 例えば、生姜のすりおろしをお湯に入れてかき混ぜて飲んだり、生姜をみじん切りにしたものをしょうゆで炒めた物をご飯に混ぜておにぎりにしたりすると、不思議と食べられました。 と言うことで、ありとあらゆるメニューに生姜が登場。味噌汁、炒めもの、和え物、全ての食事に生姜を入れて食べていました。
そして、水を飲み易くしてくれたレモン。 つわりが始まってから、これまで普通に飲んでいた麦茶やお水を飲むことが非常に困難になってしまった私は、どうやって水分補給するかと悩んだものです。 そんなときに、通常麦茶を作り置きして入れていた容器に冷水を入れてレモンのスライスを何枚か浮かべてみたのです。
そうすると、水にほんのりレモンの酸味が付いて、非常に飲み易くなったのです。 レモンには豊富なビタミンが含まれているし、一石二鳥だ!と思いました。 レモン水は、水が飲めなくなった私にとって、本当に助かりました。
そして、どうしようもなく気分の悪い日でも食べることができたのがクラッカー。 つわりが一番きつい時期のなかでも、朝から相当気分が悪く、とにかく寝てやり過ごすしかない!と言う様な日も数日はあったのですが、そんな時でも何とか食べられたのがクラッカーだったんです。
キッチンに立つ手間も要りませんし、ひどい時には、布団の中に横になった状態のままでも食べられるので重宝しました。 特に、一日の中で一番気分の悪い朝方には、クラッカーの上にトマトやチーズをのせて食べたり、アボガドや茹で卵をのせたりと、役立ちました。
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食事の匂いに敏感になる
妊娠3カ月頃、とにかく食べ物だけでなく様々の物の匂いが異様に気になりました。 特に、食べ物の匂いに関しては、食欲を誘うものではなく、吐き気を誘うものでした。ご飯が炊きあがる匂いや炒めもの、揚げ物をしている匂いなどは、とにかく苦手になりました。自分で料理している時は本当に大変でした。
とは言っても、主人の為に食事の支度はしなければいけないので、吐き気と戦いながら料理を作っていました。 そんな時に非常に重宝したのが、ちらしずしや稲荷ずし、おにぎりや冷やしそうめんでした。
このメニューなら、ほとんど匂いがしないし、冷たいままでも美味しく食べることができました。 酢飯は特に、作る時こそ匂いが気になるものの、酸味があるお陰で気分が優れない時でも食べやすかったです。
また、ちらしずしや稲荷ずしに使う具材を色々と変えれば、週に2~3回登場しても、栄養面でもカバーできます。後は、みそ汁やスープ類を作っておけばOKだったので、非常に助かりました。
ただ、ちらしずしも作ることができない状態でしたら、以下のページで紹介している料理キットや冷凍食材の宅配サービスを検討しましょう。 これなら炒めたり、解凍するだけなので、つわりで料理を作れないときだけ旦那さんに料理をお願いしましょう。
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つわりを乗り切った簡単レシピ
私がつわりに苦しんでいた時期にかなり重宝したメニューを紹介します。 簡単で作り置きも可能なので、自分の気分が良い時間帯にサッと作っておくと良いです。
【材料(2人分)】
人参(1本)
シイタケ(4枚)
インゲン豆(8枚)
油揚げ(4枚)
煎りゴマ(適量)
たまご(1~2個)
しょうゆ(大さじ1杯)
砂糖(小さじ1杯)
【調味料】
酢(大さじ2杯)
砂糖(大さじ2杯)
だし汁(100cc)
【作り方】
1.人参、シイタケ、インゲン豆、油揚げを小さく切ったら、全て鍋に入れます。
2.1の鍋にしょうゆを入れ、砂糖を回しかけたら少量の水も加えてコトコト煮詰めます。 私は甘めにしますが、その辺はお好みで調節して下さい。
3.白いご飯(できれば炊きたての方が美味しいですが、そうでなくてもOK)を大きめの器に入れて、調味料の材料を混ぜ合わせた物を入れてサッと混ぜます。そこへ、2の具材も加えて更に良く混ぜ合わせます。
4.溶いた卵を耐熱容器に入れて1~2分温めたら、泡立て器でかき混ぜてそぼろ状にします。(余裕のある人はフライパンで焼いて錦糸卵を作ると更に美味しく出来ます)
5.お皿によそったちらし寿司の上に4の卵と煎りゴマをぱらぱらとかけたら完成です。
妊娠中は、かなりの頻度で食卓に登場していました。 ある時はシーチキンやコーンを加えてみたりもしました。 具材がないときでも、仕上げのゴマと卵さえ揃っていれば、不思議と美味しく食べられました。卵でたんぱく質も摂れますし、本当に助かったメニューでした。
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つわりを乗り切った簡単レシピ その2
その他に私身がつわりのときに非常に助かったレシピを紹介したいと思います。
つわり時期、週に3回は登場したであろう、おにぎり。我が家ではこの時期、色んなおにぎりが食卓に登場しました。
そんな我が家の救世主でもあったおにぎりをご紹介します。
1.生姜のしょうゆ炒めおにぎり
フライパンにごま油を多めに入れたら、みじん切りした生姜を入れ勢い良く炒めた所にしょうゆを加えて更に炒めます。きつね色になった所で取りだして、白いご飯に混ぜておにぎりにします。
2.青さのりおにぎり
白いご飯に青さのり、白煎りゴマ、しょうゆを混ぜてからおにぎりにします。
3.焼き味噌入りおにぎり
小さなフライパンにごま油を熱し、にんにくと生姜のみじん切りを炒めて、更に少量の味噌と砂糖を加えて炒めます。焦げやすいので弱火でじっくりと炒めるのがコツ。 出来た味噌を中に詰めておにぎりにします。
4.残り物詰おにぎり
焼き魚や炒めものが残った時には、そのままおにぎりの具として使っていました。
特に気分が優れず、料理を作る気力が全くない日には、有り難いメニューとなりました。
食欲がほぼない日でも、食べることができました。シンプルですし、作り置きも出来て便利でした。
【材料(2人分)】
きゅうり(2本)
酢(大さじ2杯)
砂糖(大さじ2杯)
塩(小さじ2杯)
生姜(1かけら)
【作り方】
1.きゅうりは適当な大きさに切って塩もみしてしばらく置きます。私は歯ごたえがあった方が好きなので厚めに切りますが、その辺はお好みで。置く時間は30分以上。ただ、気分(体調)に応じて置き時間は調節して下さい。
2.塩もみしたきゅうりをサッと水洗いしたら、ビニール袋に入れ、酢と砂糖を加えて手で良く揉みます。生姜がある場合は、千切りしたものを一緒に入れます。
3.良く揉んだら口をしっかりと密封して冷蔵庫で半日以上置きます。この場合も、長く置く程美味しくなりますが、半日程度でも十分美味しく出来ました。
つわりが長く続いたときの対処法
つわりになる前はドラマでよく見る「いきなり洗面台で吐く」というイメージしか無く、赤ちゃんがお腹に宿るだけで本当に気持ち悪くなるの?と半信半疑でした。 しかし、今考えると甘かったな~と思います。
私の場合、1人目は妊娠初期のみ吐き気で、後期は食べ悪阻(食べないと気持ち悪くなるつわりの事)、2人目は産まれるまでの頭痛と胸焼けでした。 最悪なのは2人目の初期から出産まで続くエンドレスなつわり。 食事もままならないときが続き、本当に苦労しました。
一つだけ安心してほしい事は、赤ちゃんはお母さんの食べるものから直接、栄養を貰うのでは無く、お母さんの身体(血液等)から栄養を貰うという点です。 よってお母さん(自分)の身体が倒れない程度の栄養と、脱水症状にならない程度の水分を補えれば、赤ちゃんの成長に対する不安を感じる事はありません。
可能であれば妊娠中は血が薄くなるので血になる栄養(鉄分を多く含むもの等)を補えると申し分無いです。 そして、食事以外でのつわり対処法として「外で食べる機会を増やす」ことにしました。 外食じゃなくても、お弁当を持って公園でも良いですし、近所を散歩しながらサンドイッチでも構いません。
「このシュチュエーションなら不思議と食べられる!」という場所を探して、気持ち悪さがピークになった時のオアシスにします。 私のオアシスはコーンフレークと回転寿司でした(笑)。いつも空腹に耐えられなくなったらコーンフレークと牛乳を持ってテラスで食べたり、回転寿司に足を運んでいました。
水も飲めないくらいハードな妊婦さんも居れば、全然つわりがないという妊婦さんもいると思いますが、一つだけ言えることは「可愛い赤ちゃんに会えるまでの試練」ということです。 辛いことも多いですが、元気な産声を聞くまで頑張って乗り越えていきましょう。
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