宅配サービスはママの味方

育児中は1日に3回食事を作って、子供の世話。 これが365日続きます。 私は自身が病気になって家族のご飯をどうしても作ることができなかったという経験をきっかけに「何か準備しておかないとまずい」と思うようになりました。

そこで調理済み食材を宅配してくれるサービス(わんまいる)があることを知り、使うようになりました。 突然、病気になったり、育児疲れなどでどうしてもご飯を作れないときに調理済みの食材があると、本当に助かります。 。

実際に使っている調理済み食材宅配「わんまいる」への申込みから商品が到着するまでについては味付けがよいと評判の冷凍おかずの宅配に書きました。 ちなみに、わんまいるの調理済みの冷凍食材はすべて無添加。 さらに使用している野菜はすべて国産。 ということで育児中のお子さんにも安心して食べさせることができます。

このページでは上記のページの続き(味や量など)を書きたいと思います。

わんまいるの献立

1食目はさばの煮付けとかぼちゃのあんかけと酢の物

さば(骨とり)の煮付け(主菜)

左:さばの煮付け 右:かぼちゃのそぼろあんかけ

さばの煮付けの調理は湯せんで5分。 5分後に鍋から取り出し開封。お皿に出すとその煮汁の多さにビックリ。浅めのお皿だとあふれてしまいそうなくらいでした。これだけたっぷりの煮汁に浸っていたということは、味もよく染みていそうです。 期待が高まります。

具材はさばのみ。尾に近い方の切り身です。、 箸で切ってみると、しっかりと煮てあるので簡単にほぐすことができました。中までよく煮汁が染み込んでおり、息子たちに食べさせると「もっと食べたい!」とのリクエスト。 甘みがあるので子どもも食べやすいようです。

味付けに関しては原材料に「しょうゆ」と書かれていますが、しょうゆ味というよりはむしろ出汁の味を強く感じました。 これまで自宅でさばの煮付けを作っても、わんまいるのさばの煮付けのように魚の味が出たことが無かったのでビックリ。 私の料理がイマイチなのか、わんまいるの真空調理が素晴らしいのか…。 主婦として、できることなら後者であって欲しいものです。

成分表によると塩分1.1gということなのでそこまで塩分量を気にする必要もないです。 今回のさばの煮付けは「骨とり」ということですが、「1本ぐらいはあるんじゃない?」と疑い半分でほぐしてみると、本当に骨が全くありませんでした。 これなら子ども1人でも食べられそうです。

かぼちゃのそぼろあんかけ(副菜)

かぼちゃのそぼろあんかけの調理はさばの煮付けと同様に湯せんで5分。 具材はかぼちゃとそぼろ。お皿に移すと幅3cm程度にカットされたかぼちゃが3つ飛び出し、最後にかぼちゃ色のそぼろあんがトロっと出てきました。 早速、パクっと口へ入れてみると、ホクホクのかぼちゃとそぼろあんの優しい甘みがよく合い、かぼちゃが好きな人にはたまらない味でした。

かぼちゃは時期や産地によって水っぽかったり舌触りが悪かったりしますが、わんまいるのかぼちゃのそぼろあんかけは中までホクホクしておりおいしかったです。 1点残念だったのは「そぼろあん」のそぼろの量。「もう少し入っていても良いのになあ」と思いました。かぼちゃがメインのおかずなので仕方がないかもしれませんが・・・

わかめと胡瓜(きゅうり)とじゃこの酢の物(副菜 その2)

わかめと胡瓜とじゃこの酢の物は流水解凍で頂きます。ボールに水を張り流水で5分、上記の主菜と副菜が出来上がるのと同じくらいのタイミングで解凍完了。 パッケージから取り出すと、まず酢の酸っぱい香りがしました。

具材はわかめ、胡瓜、じゃこ。実は我が家では酢の物が食卓に並ぶ機会があまりないので久々の酢の物。 どんな味かなと、胡瓜をひと口。うん、「まさに酢の物」という味付け!他の具材も味が染み込んでいます。

1点気になったのが胡瓜の皮。胡瓜の中身(白い部分)は美味しく頂けましたが、中身が完全に口から消えた後いつまでも皮が残り、なかなか飲み込めませんでした。 皮を取ってから調理した方が良さそうな気がしますが、そうすると色味が悪くなったり形が崩れたりしてしまうのかもしれませんね。

2食目はあじの塩焼きと大根の味噌煮とお浸し

あじ(骨とり)の塩焼き(主菜)

左:大根の味噌煮 右:あじの塩焼き

わんまいるの調理済み食材の中で最も気になっていたのがコレ。「魚(あじ)の塩焼きが冷凍で届くって一体どういうこと?」と、かなり興味があったのです。 いくら皮をパリパリに焼いても冷凍すればしっとりしてしまうはず。その点についてどう対応しているのでしょうか?

また、「塩焼き」なので味付けは「塩」のみのはず。「塩を振りかけて焼いただけの魚を真空パック&冷凍?」「パサパサしそうな気がするけれど、実際どうなの?」 あれこれ興味津々です。

さっそく3品がまとめられたビニール袋を開けると、中に入っている献立の用紙に「あじの塩焼きは解凍後トースター等で2~3分炙っていただくと一層美味しくなります」と書かれていました。 なるほど、「皮しっとり問題」はこれで解決できそうですね。 実際に商品を手に取ってみると、冷凍状態のあじの皮に焦げ目が付いています。これを解凍するとどうなるのかしら?

あじの塩焼きの調理は湯せんで5分。湯せん後、フライパンで皮目のみ焼くことにしました。 焼き始めて約1分、「もしかして皮がはがれちゃうかも?」と心配になり急いで確認すると、案の定フライパンに皮がペタっと張り付いてしまいました。 「皮よ、取れないで」と願いつつフライ返しで慎重に返しましたが、残念ながら半分が…。はがれて縮んだ皮をできるだけ元に戻し、これで完成。

どんな味なのかドキドキしながら口に運ぶと、「本当に塩焼き?」と思ってしまうくらい魚介出汁のような味がします。「もしかして出汁で煮てあるのかな?」と疑問を感じ献立表の原材料を確認すると、そこには「あじ、食塩」としか書かれていません。ということは、この出汁のような味はアジと食塩のみからできているということなのでしょうね。

さらに食べ進めると、中心から端まで味が均一。これはやはり真空調理の効果なのでしょうか? ただ、味は良かったものの水分が抜けたせいかモソモソしており、食べきる前に噛み疲れてしまいました。「パサパサ」ではなく「モソモソ」で、しっとりはしているけれど、口の中でなかなかひとまとめにならないような感じです。 子どもや高齢の方には食べにくいかもしれませんね。

大根の味噌煮(副菜)

大根の味噌煮調理は湯せんで5分。あじの塩焼きと一緒に温めました。 湯せん後、袋から出てきたのは半円の大根3切れとたっぷりの味噌。大根が重なっていたり味噌から遠ざかっていた部分は色が薄く、たっぷりの味噌がかかっている部分はかなり濃い茶色になっています。

食べてみると甘い味噌味が口の中に広がり、大根の中までしっかりと味が染みていました。やはり色の濃い部分は味も濃く、薄い部分はやや薄めではありますが、お箸でスッと切ることができる柔らかさでありながら大根の形が保たれており、味もしっかり染みているという大満足の一品です。

尚、味については大満足でしたが、大根の皮が残っているかのように周りが若干固く、最後まで口に残るのがちょっと残念でした。

えのきと人参のお浸し(副菜 その2)

えのきと人参のお浸しの調理は流水解凍。解凍開始から約5分で食べられる状態になりました。 具材はえのき、人参で、封を開けるとたっぷりの水分と共に具材が出てきました。人参がえのきと同じくらいのサイズに切ってあるのが印象的です。 家事・育児に追われる日々の中、人参をえのきサイズにカットするだなんて、私にはちょっと無理…。さすが、プロですね。

今回のわんまいるの調理済み食材はすべて「まさに家庭料理!」という感じで、手間暇のかけ方は段違い。「さすが社長が試食を重ねた商品だけあるな~~」と思います。 えのきサイズの人参に大いに感動しましたが、見た目だけでなく味も大事。

えのきと人参をガッチリと箸で摘まんで口の中へ。口に広がる白だしの味と香り、そしてシャキシャキとした人参の歯ごたえ。人参だけでなくえのきの歯ごたえもしっかりと残っています。 これぞまさに家では出せない食感!と言った感じです。全ての具材に均等に白だしの味が染み込み、えのき自体の味も良く出ています。 濃すぎず、薄すぎず、私にとってはちょうど良い味付けでした。

3食目はチリソース煮ときんぴらごぼうとおかか和え

海老とじゃが芋のチリソース煮(主菜)

左:チリソース煮 右:きんぴらごぼう

チリソース煮の調理は湯せんで5分。副菜のきんぴらごぼうと共に湯せんしました。 具材は海老、じゃが芋、玉ねぎ。献立表の裏に書かれた社長による商品の説明書きによると、今回使用している海老は通常のエビチリのように海老天を使わず、片栗粉をまぶしてサッと揚げているとのこと。

海老の他には約1cm程度の角切りのじゃが芋、くし形切りの玉ねぎ、大き目カットのピーマンが入っていました。 「チリソース煮」ということで一般的なエビチリの辛さを想像して食べたところ、思ったよりも辛い。白飯があって丁度良いくらいの辛さなので、辛いものが苦手な方や子どもには向かないと思います。

玉ねぎは冷凍されていたとは思えないほどしっかりと食感がありましたが、じゃが芋は周りが固く、中がザラッとした「冷凍後」によくある食感。 海老は、水分を吸った片栗粉がボテっと、そしてザラッとしていました。 若干ガッカリ感はありますが、冷凍食材でこれだけのものが食べられるのなら満足かな。

きんぴらごぼう(副菜)

きんぴらごぼうの調理は湯せんで5分。きんぴらごぼうの具材も同じサイスに揃えられていました。 湯せん後にお皿に出すと、きんぴらごぼうの割に水分が多く、「炒めた」というよりは「出汁で煮た」という感じの仕上がりのようです。 具材はごぼう、人参、こんにゃく、そしてゴマ。

食べてみると、冷凍にも関わらずごぼうの歯ごたえがしっかりと残っており、全ての具材に味が染み込んでいています。 驚いたのはこんにゃく。こんにゃくを冷凍すると水分が抜けて固くなってしまうイメージでしたが、今回のこんにゃくは弾力があり、冷凍されていたとは思えません。

ただ、ゴマがすっかりふやけているのは残念。家庭で作る場合は仕上げにゴマを振りかけるので、噛んだ時にゴマが香ったり歯ごたえが楽しめたりしますが、この「きんぴらごぼう」においてはそれがありません。別添えで最後に振りかけるようになっていれば良いのになあと思いました。

こんにゃくと薄揚げのおかか和え(副菜 その2)

おかか和えの調理方法は流水解凍。ボールに入れ、水を流すこと6分。解凍されました。 開封するとおかかの香りが漂い、食べてみるとかなり濃いおかか味。もう少し薄味でも良いかもしれませんね。

具材はこんにゃくと油揚げ。おかかが鰹節ではなくかつお粉を使用しているということで、口の中にザラザラ感が残るのが気になります。 時々粉末がノドに張り付く感じになったのでので、子どもや高齢の方には食べにくいかもしれません。

味こそ良く染みているものの、こんにゃくには独特のプリプリ感はなく、水分の抜けた木綿豆腐のようにやや固い状態。 私はこの食感は好きですが、好みが分かれるところかもしれませんね。

カップ入りもつ鍋とまとめ

カップ入りもつ鍋

↓↓解凍すると↓↓

初めて申し込みしたときに「新規会員プレゼント」として「カップ入りもつ鍋」が付いてきました。 直径約15cmの丸い容器に「カップ入りもつ鍋」が冷凍した状態で入っており、まるで食品サンプルのようです。 「カップ入りもつ鍋」は上記のおかずとは異なり、レンジ解凍で袋に切れ込みを入れて500Wで7分間温めます。

具材はモツ(牛の小腸)、キャベツ、ニラ、鷹の爪。レンジで温めた後、袋から取り出してみると、カップの中には1cm程度にカットされたモツが5個、そしてたっぷりの野菜とガーリックのきいた醤油ベースのスープ。

早速、食べてみると全ての野菜に歯ごたえがあり、冷凍されていたとは到底思えません。特に驚いたのはニラ。「さっき切って乗せました」と言われても納得してしまうくらいの食感。 モツもモツならではのグニョグニョとした歯ごたえがしっかりとあり、味も良く染みていています。

この味ならもつ鍋好きの人でも満足してもらえると思います。 また、1人前としてちょうどいい量。「さすが!わんまいる」と言った感じです。

まとめ

わんまいるの調理済み食材は歯ごたえがしっかりとありながら、食材の中心部まで味が染み込んでいます。 この味を一般家庭で再現しようと思ったら簡単にはできないでしょう。 私には絶対に無理です(笑) しかも、こんな味の染み込んだ料理が10分以内に3品も出来るので、育児疲れでご飯が作れないときには本当に便利です。

ただ、わんまいるの献立はその日その日で決まっているので、もし苦手な食材や味付けの献立が入っていたら、食が進まないかもしれません。 不満な点はこれぐらいですね。

まずは、旦那さんに「育児疲れでご飯が作れないときがある」ことを理解してもらいましょう。 あと、わんまいるを利用することになったら、一度に5食分が届けられるので、冷凍庫に5食分が入るスペースを作っておいてください。しっかりスペースを作っておかないと以下のようにギューギュー詰めになってしまうので注意しましょう。

【関連ページ】
現在、「わんまいる」以外で利用している宅配サービスに「パルシステム」があります。 「パルシステム」にも調理済み食材の宅配サービス(料理キットを野菜嫌いな子供と一緒に試食)はあります。 また、「パルシステム」で取りよせた食材の感想(食パン・牛乳・卵・魚肉ソーセージで朝食を作ってみたパルシステムの肉の中で特に美味しかった)も書きましたので、「わんまいる」のサービスと比較してみてください。

このページの先頭へ