長男の乗り物の変遷

長男の三輪車選び

1歳の誕生日を迎える頃に、歩けるようになる子が多いですが、歩けるようになったからと言って、いつでも、どこでも、どこまででも歩いてくれるわけではありません。 まだまだ抱っこ紐とベビーカーの日々です。

1歳半になり、赤ちゃんから幼児へと成長してきたころ、そろそろ欲しくなるのが三輪車。我が家も購入することにしました。 おもちゃ屋さんに行くと、おなじみのキャラクターのついたもの、キャラクターの付いていないかっこいいタイプのものなど色々な三輪車が並んでいます。

「さて、どれにしようかな」と選ぼうとすると、すでにアンパンマンの三輪車に夢中の息子。音楽が鳴るボタンを押してみたり、ビニール製のアンパンマン人形を握ってみたり、目を輝かせながら遊んでいます。当初の予定通り後ろに押すための棒もついているし、転落防止の囲いもあるし、何より気に入っているようなので、店内で少し試乗し、購入決定です。

この頃、次男の妊娠が発覚し抱っこひもが使えなかったため、移動手段のメインはベビーカー。そこに三輪車が加わって、楽しくお散歩ができる予感がします。 息子は大好きなアンパンマンと一緒に出掛けられ大満足。良かった良かった。ところが、しばらく三輪車を押していると、「ん?なんだが私の手首が痛い」 「あれ?だんだん腰まで痛くなってきたよ?」

1歳児はまだ自分でペダルをこげないので、移動中は常に後ろの手押し棒を押すことになります。手押し棒とハンドルは連動しているので、曲がりたい時は後ろで操作するのですが、行きたい方向と反対にハンドルを動かしてしまうと、後ろの棒も一緒に動いてしまいます。

もし、急ハンドルして三輪車が倒れないように、押す人はしっかりと棒を握り、ハンドルの動きに負けないように固定しておかなければなりません。これが意外と大変で、手首に負担がかかるのです。 そして、今回購入した三輪車は手押し棒の長さがやや短いため、長い時間押し続けていると腰が痛くなってきます。

もちろん棒の長さは調整できるのですが、160センチの私には一番長くしてもちょっと足りない感じでした。おかげで、三輪車に乗せるのがストレスになり、特に妊娠後期になってお腹が出てくると、正面から両手で棒を押すことができず、片手操作をせざるを得なくなり、疲れてお腹が張るという残念な感じになってしまいました。

ただ、あれこれ不便はありましたが、三輪車に乗って公園に行くとアンパンマン好きな子ども達が集まってきて、一時ヒーローになれるという点では良かったかな。 引っ込み思案な子だったので、他の子と接する良い機会になりました。

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次男の三輪車選び

長男が1歳半の時に購入したアンパンマンの三輪車。大好きなアンパンマンに大興奮の長男でしたが、押していると手首や腰が痛くなってしまうため、「三輪車に乗りたい」と言われることがストレスとなってしまいました。

次男が三輪車に乗る年齢になり、2年前に買って放置されていた長男の三輪車を出してみたところ、雨風にさらされてすっかり劣化。保管場所が屋根はあれども外だったため、アンパンマンがコゲパンマンになり、音楽なんてまず鳴りません。茶色だったはずのハンドルは砂ぼこりでこげ茶色に。

それでも次男は気に入っていたようですが、これを押すのは親が大変!そんなわけで二台目の三輪車購入を決めました。 長男の時の経験を活かし、次男の三輪車選びはキャラクターではなく押しやすさ重視です。 まずはネットでチェック。やはり今でも人気はキャラクターもので不動の1位はやはりアンパンマンのようですが、そこはスルー。

押しやすさを第一に考えていたので、手押し棒の長いものを候補にあげました。そして口コミを参考にし、店舗へ。候補に挙げた三輪車の乗り心地・押し心地を実際にチェックです。 キャラクターものに心を奪われている様子の妹でしたが、なだめて何とか乗せ、押した瞬間に「これだ!」と、即決しました。 同じ三輪車でこんなにも違うのかと夫婦で驚愕したことを覚えています。

自宅で新しい三輪車を目にすると、自分専用のかっこいい三輪車に夢中になり、公園やスーパーへの足に大活躍です。 店頭で確認した通り押し心地は抜群、手押し棒の長さも握った感じもちょうどよく、全くストレスなく使用できています。

後ろにおむつ1パックがすっぽり入るくらいの大きめのカゴが付いているので、重いものや大きいものを買っても楽々持ち帰ることができます。もうすぐ3歳になる次男は、この三輪車に乗って毎日のように駅まで電車を見に行っています。

毎日押しても、私の手首・腰ともに健康そのもの。 三輪車でのお出かけが親子ともに楽しくなりました。 ちなみに、今はペダルまで足が届くので、足置きをはずしペダルに足を乗せています。

ただし、足が短いのか、これが普通なのかはわかりませんが、まだ若干足の長さが足りないようで、ペダルを力いっぱい踏めず、現状では自力で進むのは難しいようです。 自力でこげなくても、前輪をペダルと連動させる・させないの切り替えがあるので、ペダルに足が絡まず便利です。

バランスバイクを購入

もうすぐ長男は幼稚園の年少、「三輪車はもう卒業かな、そろそろ補助輪付きの自転車?」「でも自転車を買うにはまだ早いかなー」という時に登場するのがバランスバイクです。 TVCMや幼児雑誌で見かけ、自転車への移行がしやすいという評判なので、我が家も3歳半ごろに購入を検討し始めました。

まずは情報収集。「バランスバイクとして使った後に、ペダルを付けて自転車になるタイプのものが良いかな」と思ったものの、「自転車は自転車でしっかりした作りのものを買いたい」「長男が自転車に乗れるようになったら次男がバランスバイクを使える」 それならば「兄弟で使える丈夫なもので、だれも持っていないような、かっこいいヤツにしよう」と、決めました。

その結果、マウンテンバイクで有名らしい会社のバランスバイクを発見。「これなら次男まで使えるぞ」と購入に至りました。 ネット注文後、数日で自宅に届きました。自宅に届いたバランスバイクはそこらへんで見かけたこともなく、がっちりした作りでかっこいい。

さっそく乗ってみよう、でも外ではまだ怖いので、まずは室内で練習です。嬉しそうにバランスバイクに乗ろうとする長男ですが、なぜかサドルにお尻をつけられず、またがったまま両足でチョコチョコ歩くという、何とも格好悪い乗り方。

それでもなぜか満足そうなのでヨシとしましょう。きっとそのうちにビューンと乗れる日が来ることでしょう。 実は手に入ったことで安心し、すっかり存在感が薄くなったバランスバイク。その後そのまま部屋の中で半年間の長い眠りにつくのでした。

幼稚園に入園して少し経ったある日、家の中に置いておいても仕方がないと気が付いた私は、バランスバイクを持って子どもたちと共に外へ。 やっと練習の再開です。「きっと家の中では狭くて上手に乗れなかったんだな」という私の予想を裏切り、外で乗っても、またがったままのチョコチョコ歩き。

普通に歩くよりも遅いなんて、もはや乗り物ではありません。「ちゃんとお尻を付けるんだよ?」と教えても、一向に変わらない乗り方。教え方が悪いのか、運動神経が悪いのか、その後何回練習してもちっとも上達しません。

ある日、長男・次男を連れて出掛けた際、バランスバイクでビューンと走っていく子どもを発見。長男よりも小さい子のようです。 ひょっとして乗り方のイメージが湧いていないのかなと思い、「ああやって乗るんだよ」と教えると、何だか納得した様子。

それでもしばらくはチョコチョコ歩きでしたが、いつの間にやら乗れている。だんだんビューンと進む距離が伸びています。おおー!やったー! この調子でいけば、すぐに自転車に乗れるようになるかなー?

自転車は実物に乗って選ぶべし

長男が幼稚園の年中になると、自転車を持っている子がどっと増えます。 身長が伸びたため、バランスバイクも小さくなって、サドルがこれ以上あげられません。そろそろ息子も自転車デビューかな?

息子に聞いてみると「欲しい」ということで買うことにしました。 三輪車、バランスバイクと、今まで乗って来た乗り物はインターネットで購入しましたが、自転車はどうでしょう。

大手ショッピングサイトで見てみると、国内の有名自転車メーカーの自転車がずらりと出てきました。 しかし、あれも良いな、これも良いな、とチェックしてはみたものの、サイズ感が今ひとつよく分かりません。

注文しても、届いてみたら足が届かない、なんてこともあるかもしれません。 「こりゃ、実物を見ないとダメだな」と判断し、夫の車で自転車屋さんへ。大きめのワンボックスカーなので、もし今日買っても持って帰れます。

自宅近くの大手ショップへ行くと、いろいろなサイズの自転車が並んでいます。 身長が100センチちょっとの息子。「16インチが良いかなー」と見ていると店員さんがやってきます。長男の自転車を探している旨を伝えると、「メーカーによるけれども補助輪を付けて18インチでいいのではないか」とのこと。

「もう少し身長が伸びて、足がしっかり地面に着くようになったら補助輪を外してはどうか?」と提案してくれました。 まさかの18インチ!専門店に来て良かったー、危うく16インチにするところでした。

実は16インチだと思い込んでいたのにも理由がありまして。以前、おもちゃ屋さんで三輪車を購入した際に、ついでに長男の自転車を下見。 そこの店員さんに「16インチで良いと思います」と言われていたので、その情報を鵜呑みにして16インチを探していました。

メーカーによる違いなんて考えてもいませんでしたし、身長も伸びますからね。危ないところでした。 ただここで1つ疑問が発生。すでにバランスバイクに乗ることができている長男。あとはペダルをこぐだけだから補助輪はいらないのでは?

「いやいや、バランスはとれるかもしれないけれど、ブレーキやペダルの操作に慣れるまでは補助輪が必要だよ」と言う夫。 せっかくバランスバイクで練習したのになーと思いつつも、確かに夫の言うことも分かるので補助輪は付けることに決定です。

いくつか試乗し、「これが良い」と選んだのは青い自転車。じゃあ買っちゃおうね。 その場で購入。そのまま近くの広い公園へ出かけ、さっそく乗ってみます。新しい自転車をゲットしてウキウキの長男。夫と共に練習開始です。

私が下の子と遊具で遊んでいると、早々に長男が合流。「あれ?自転車は?」と聞くと、夫が苦笑いしながらこちらへ向かってきます。 どうやら思っていたよりも上手にこげなかったようです。 まだ初日ですからね、仕方がありません。あと数ヶ月すれば、補助輪なしでもスイスイこげるようになるはずです。

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