アスタリフト ホワイトの体験記
はじめに
以前、ハイドロキノンが入った美白化粧品のトライアルキットを購入したことがありますが、今回は、アルブチンとビタミンC誘導体が入ったアスタリフトホワイトを試してみます。 美白有効成分であるアルブチンとビタミンC誘導体が私の肌に合うかどうか確認したいと思います。 尚、アスタリフトホワイトのトライアルキット(4種)の中身についてはハイドロキノンの次はアルブチンに書きました。 そして、アスタリフトホワイト以外でアルブチンが配合された美白化粧品について知りたいかたはサエルとアンプルールを使った!乾燥肌の美白ケアも合わせてご覧ください。
さて、注文から4日目に「アスタリフトホワイト 美白トライアルキット(5日間)」が届きました。 「アスタリフトホワイト」は美白化粧品ランキングの上位にランクインしていたため、否が応でも期待は高まります。
他社のトライアルキットはきちっとした箱の中に商品が収められており、商品パッケージも年齢問わず受け入れられるようなおしゃれなものでしたが、アスタリフトは箱からしてちょっと違います。 ビニール包装された外箱には商品の写真がドーンとプリントされており、誰が見ても中身が分かるようになっています。また、リーフレットやチラシの数が多くデザインも一般的な「チラシ」のように賑やか。
アスタリフトは「化粧品だからシンプルかつスマートに」という方向性ではなさそうです。 「パッケージは私の好きな感じではないな」という印象を持ちました。 箱を開けると内側には商品についての説明書きが印刷されており、こちらも賑やか。美白トライアルキットは4種類ですが、そのうち1種類はパウチです。
何はともあれ、使ってみないことにはアルブチンとビタミンC誘導体の効果が分かりません。 季節が夏から秋に変わろうとしている9月。肌の調子が変わってくる季節の変わり目に新たな化粧品を試すのはかなりの冒険ではありますが、ここはネット上での評判と大手の力を信じてトライです。
目次
5日間の使用でシミは薄くなるのか検証
1日目
初日ということで1点ずつしっかりと使用方法を確認しながらスキンケアをします。 まずは気になっていた「ジェリー状先行美容液」ですが、手に取って軽く伸ばすとジェリーが溶け広がっていくような感じです。 「面白い」とは思いますが、伸ばした時点で「ジェリー」でなくなるのであればわざわざジェリー状にしなくても良いような気が…。 その後、あっという間になじみましたが、これだけではうるおい不足感満載です。
ジェリー状先行美容液
次に化粧水。かなりシャバシャバなので保湿効果に不安がありますが、先ほどのジェリーの効果もあるのかしっとり感が残りました。 乾いた「ジェリー状先行美容液」に水分(化粧水)を加えたことで、ゼリーが再び水分を蓄える感じ?そんな「理科室での実験」のようなことが肌の上で起こっているような感覚です。
化粧水
これが肌に対してどのような効果をもたらしているのかは分かりませんが、他の化粧品では経験できない面白さかもしれませんね。 化粧水後、美白美容液、クリームと続きますが、「浸透」がキーワードになっている割には肌の表面しかうるおっていないような感じです。
しかし、ケア後にバリバリに乾燥するということもなく、ほうれい線や目じりの小じわが目立つということもないため、浸透していないわけではなさそうです。 「できたシミをなんとかしたい」というのが最大の目的ですが、成分(アルブチンとビタミンC誘導体など)や使用感から見て、どうも効果を実感するまでは難しいかなという予感がし始めました。
2日目
翌朝、肌の調子は上々で化粧のノリも良く、頬の毛穴はほぼ消えたように見えます。肌荒れなどは一切起こらなかったので「肌に合わない」ということはなさそうです。 「アスタリフトホワイト、なかなか良いかも?」と思ってしまいました。
ただし、手持ちのUVクリームと化粧下地との相性がいまいち。スキンケア後にUVクリームと化粧下地を重ねるのですが、どちらも伸びが悪くなってしまいました。 お手入れの最後に使った「アスタリフト美白クリーム」が手持ちのUVクリームと化粧下地の水分を吸い取ってしまうような感じで、日焼け止めと下地を顔全体に塗るのに時間と手間と力を使います。
美白クリーム
こんなことなら明日は「おまけ」の「パーフェクトUVクリアソリューション」を使ってみようかな。同じシリーズなので相性は良いはずです。 疲れることも乾燥することもなく1日過ごした肌。毛穴がしずく型に下がることもなく、頬が下垂することもなく、ハリを保ったままの状態でいられました。
そんな2日目の夜、お手入れをしている時に美白美容液の伸びの悪さに気が付きました。「あれ?こんなに伸びなかったっけ?」と手の甲に乗せてみるとスーッと伸びていきます。 手の甲では伸びるのに顔だとその半分くらいしか指がすべっていかないということは、事前に使った(ジェリー状先行美容液)か(化粧水)の影響?
美白美容液
真実は分かりませんが、私の予想では原因は〈ジェリー〉。顔の肌の上でカラカラに乾いた「ジェリー」が貪欲に水分を欲しているようなイメージで、与えられた水分を次から次へと吸収しているような気がします。 また、すべりが悪いと肌を傷付けてしまいそうなのも気になります。
全てのケアを終え肌を見ると頬の毛穴はぷっくりとしており、うるおっていることが分かります。しかし、使用後に何とも言えない違和感がある私。 皮膚の表面だけがうるおっているような感じがしてしまうのです。 例えて言うならば、シャンプーの後にトリートメントではなくリンスをした感じです。
髪の毛に浸透していくトリートメントと違い、髪の表面を覆うリンス。アスタリフトホワイトの使用後の肌は「リンス後」の感じで、肌表面に1枚フィルムをかけたような感覚です。 とはいえ、毛穴は丸さを保っているので「うるおい成分」は浸透しているはず。 うーん、様子を見ることにしましょう。
3日目
3日目も肌の調子は上々で頬の毛穴は気にならず、乾燥も感じません。 肌のトーンやシミについては特に変化はないようで、トライアルキットを使う前と同じです。 さて、朝のスキンケア。使い方に慣れて余裕が出たせいか、香りを強く感じるようになりました。薬品のようなニオイではないので我慢できるレベルではありますが、体調が悪く食事のニオイも受け付けないような時には避けたいくらいの強さです。
前日よりも伸びが良くなっているような気がします。 「あれ?昨日は伸びなくて大変だったのに?なぜ…?」 アスタリフトホワイトのなじませ方や湿度、肌の調子などによって微妙に変化するのでしょうか。
メイクのノリも良く順調に1日を過ごしましたが、「肌にハリがある!」とか「ふっくらツヤツヤ」といった大きな変化がないため、このまま続けることに対する意欲が低下してきてしまいました。 もちろん現状維持は大事ですが、どうしてもそれ以上を期待してしまう私は贅沢ものなのでしょう。
肌の調子は悪くないとはいえアスタリフトホワイトを使った後の違和感にどうしても慣れることができず、この夜は手持ちの基礎化粧品を使うことにしたのですが、やはり使い慣れたものには安心感があります。 手持ちの基礎化粧品を使ったことで、今回のトライアル期間中には今ひとつ感じられない「肌にしっかりと浸透していく感覚」を思い出しました。 比べてみると違いが良く分かりますね。
とはいえ、アスタリフトホワイトも「浸透」を重視しているので使い方さえ守れば角層までは成分が届いているはずです。 私には今ひとつしっくり来ませんが、肌質によって満足度は変わってくるのでしょう。私はやはり贅沢なようです。
3日目、「この赤い成分が衣類についたらどうかるのかな?」と思い、部屋着の白Tシャツにジェリーをチョコっとつけてみました。 すっかり乾いてから洗濯したところ、つけた時よりは薄くなっているものの、赤い色素がはっきりと残っています。その後、数回洗濯を繰り返しましたが、それでもな何となく赤みが残っていました。 アスタリフトホワイトを使う方は衣類に付けないように気を付けた方が良さそうです。
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4日目
美白効果やハリなどの変化を特に感じることもなく迎えた4日目の朝。シミが薄くなる気配は全くありません。 ちなみに朝の洗顔後、アスタリフトホワイトの化粧水で朝のお手入れをしていると、鼻の下に違和感が!「ヒリヒリ」というか、肌の表面がしびれているような感覚です。
「何だろう?」と肌を確認しますが傷があってしみている訳ではなく、「痛い」という感じでもありません。 特に気にせずスキンケアやメイクをしていると、いつの間にかしびれ感は無くなっていましたが、あれは一体何だったのでしょう?
ひょっとしたら昨晩使った他社の基礎化粧品の成分が残っていて、それと反応してしびれが出たのでしょうか? あと何回か検証するチャンスがあるので、気を付けながら使ってみることにします。
さて、前日は伸びが良かったはずの化粧下地、この日は伸びず。湿度が高いので平気かなーと思っていましたがダメでした。原因が分からないので対策が立てられません。 メイク終了直後はいつも通りの仕上がりでしたが、お昼過ぎに鏡で顔を確認したところ、なぜかファンデーションが白く浮いています。ここ最近、こんなことはありませんでした。
原因はアスタリフトホワイト?手持ちの化粧品との相性があまり良くなさそうだったので、その影響が表れたのかもしれません。 その晩、入浴後のお手入れで朝と同様に鼻の下にしびれ感あり。ジェリー状先行美容液を使っただけでは何も起こりませんが、上に化粧水を重ねるとしびれが出始めます。
顔については特に敏感肌ではないはずの私。「このしびれ感はなんだろう?」ともやもやした気持ちで4日目が終わりました。
5日目
さわやかな朝ですが、肌はいつもの状態をキープ。毛穴が下がったりしていないので肌に関してはある程度の効果は出ているということなのでしょうが、私が最も期待していた「シミ」に対する効果は5日目でも感じられません。
朝のスキンケアで、やはり感じるしびれ。もしも痛みがあったら使用を中止しましたが、特に痛い訳ではないので止める必要はないかな? お手入れガイドに従ってケアを行った後、この日は「パーフェクトUVソリューション」を使ってみることにしました。 パウチを開けて手に取り、顔に塗り広げていきます。 「…ん?」なんでしょう、この1枚膜をかぶせました!という感じ。確かにカバー力はありますが、かなり違和感があり苦手な使用感です。
上からパウダーファンデーションを重ねると、頬の毛穴がカバーできていません。「あれ?」 ベースメイク終了後、手のひらの「パーフェクトUVソリューション」を洗い流そうと水道の水を当てると、なんと手に油を塗ったかの如く水をはじきました。 石鹸で何度か洗い流しようやくキレイに落とすことができましたが、これが顔についているということはしっかりとメイクを落とさないといけない、ということですね。
夜のスキンケアでもしびれる感じは続きましたが、もう慣れました。肌にフィルムをかぶせたような使用感にも何とか慣れましたが、違和感がないわけではありません。 使う前に「また使うのかー」とストレスを感じる基礎化粧品は初めてです。
5日のトライアル終了。 肌の調子をキープすることはできましたが、シミに関しては5日間では効果なしという結果でした。
まとめ
アルブチンとビタミンC誘導体が入ったアスタリフトホワイトを5日間使ってみました。 シミを薄くすることが私の最大の目的だったのですが、その点については5日間のトライアルでは変化が見られませんでした。 以前使用した「ハイドロキノン」が配合されている美白化粧品では、使用開始から3日でシミが薄くなり始めたので、最終日までどれだけの変化が出るかとドキドキしたものでしたが、アスタリフトホワイトに関してはシミが薄くなる気配すらしなかったため、割と早々にあきらめていました。
ただ、シミが「濃くなる」とか「増えてしまった」「大きくなった」ということはなかったので、予防効果は出ていたのでしょう。 また、使用開始前に口コミサイトで下調べしたところ、「肌の調子がとても良くなった」「キメが細かくなった!」「ハリが出た!」という方が多かったので期待していたのですが、こちらも結果的には元の状態を「キープ」という結果に終わりました。
5日間のトライアルで「さらに美白」とはいきませんでしたが、始めの状態をキープできたということはしっかりと効果が出ている証拠でもあります。 すでにできてしまったシミについては残念な結果に終わりましたが、「新たなシミ予防」と「美肌」「美白」についてはしっかりと結果を残してくれたように思います。
ある程度の効果があることは分かりましたが、本製品の購入には踏み切れない私。 やはり使用中の肌のしびれ、使用後のフィルムを貼ったような違和感、そしてやや強めの香りがネックです。 もちろん、この使用感が好きな方ももちろんいらっしゃると思います。 ジェリー状先行美容液の使い心地は面白いものでしたし、アルブチンとビタミンC誘導体がどの程度効果があるのかが体験できたので、トライアルキットを試してみて良かったです。
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