産後はさまざまな不調で悩む
出産後、新しい家族が増えて、幸せいっぱいなはずなのですが、出産後の悩みはつきません。 「悪露が長く続き体がしんどい」「出産時にいきんだ影響でひどい痔になってしまった」「入浴のたびに抜け毛がすごい」「慣れない抱っこで手首が腱鞘炎になってしまった」「咳やくしゃみで尿漏れするようになった」「体重がもどらない」など、本当に様々です。
悪露は通常、出産1ヵ月前後で収まります。 また、産後の抜け毛や頭皮のかゆみは出産後6ヵ月前後で収まります。 抱っこで腱鞘炎になることもよくあることです。 軽度の腱鞘炎ならテーピングで痛みが軽減できますが、腱鞘炎が1週間ほど続くなら、病院で注射してもらうのが一番です。
そして、産後、半年経過してもなかなか改善しなかったのが口臭。 口臭が気になるようになったきっかけはパパに「なんか臭うね」って言われたことです。 それから歯磨きを入念にしていたつもりですが、口臭はなかなか改善せず。 そこで、周りのママ友にいろいろ聞いて試した結果、口臭改善に役立った方法があったので、その方法をこれからお伝えします。
目次
まずは歯周病を確認しよう
出産後に口臭がきつくなったと感じるなら、まず歯周病になっている可能性が大です。 出産後はホルモンバランスが乱れやすく、その状態が続くと、免疫力も低下していきます。 すると口内では歯周病菌が繁殖しやすい環境になってしまうので、、歯周病が進行している可能性があります。
そこで、出産後の口臭を改善するためには、まず歯周病から改善していきましょう。 歯周病を改善するには以下の3つを実践するといいです。
唾液の分泌をよくする
唾液には口内に繁殖する細菌を抑える働きがあります。 従って、唾液の分泌量を増やせば、口内の細菌は抑えられますので、軽度の歯周病であれば、唾液の分泌量を増やすだけで治るでしょう。
ではどうやって唾液の分泌を増やせばいいのか?
昔から「梅干を見ると唾液が出る」と言われています。 これは梅干の酸味に脳が条件反射した結果、起こる現象です。 ちなみに、以下の写真を見てください。
いかがでしょうか? 唾液がじわ~~と出てきませんでしたか? 実は上の写真のような湧水をじ~~と見ていると唾液が出てくる人もいます。
その他には唾液の分泌をよくするマッサージをする方法もあります。 人間の耳の下あたりからあごにかけて唾液を分泌している唾液腺というのがあります。 この唾液腺を押すと、唾液がじわ~~と出てきます。
具体的にはあごの下あたりに親指を当てて、その親指であごを上へゆっくり押してみてください。 だいたい1分程度押し続けると、唾液が出てくるのがわかるはずです。
尚、これを毎日繰り返すと、5秒程度押すだけで、唾液が分泌されるようになります。 この「あごの下を親指で押す」マッサージは1回に付き1分程度しましょう。 1日に何度してもいいので、テレビを見ているときやお風呂に入っているときなど、リラックスしているときに試してみてください。
歯肉の血行をよくする
まず、鏡で確認して、歯肉が赤みがかった色になっていれば血行不良を起こしている可能性が大。 もし、歯肉が血行不良を起こしているならイオン歯ブラシで歯を磨くといいです。 イオン歯ブラシは普通の歯ブラシよりも3倍程度高いですが、歯磨き粉を使う必要がないので、トータルで考えればそれほど高くないはずです。
イオン歯ブラシはドラッグストアやホームセンターで売られているものでいいです。 イオン歯ブラシは歯石を取って、歯をツルツルにしてくれるだけでなく、イオンの効果で歯肉の血行もよくなります。 最初は、歯磨き粉なしで歯磨きすることに違和感を感じると思いますが、慣れてしまえば、「素磨きでも全然問題ない」と感じることでしょう。 さらに、素磨きなら歯磨き中に磨き残しにすぐ気づくので、歯磨き粉を使って磨くよりも綺麗に磨けます。
歯を丈夫にする食べ物を食べる
出産後はたくさんの栄養が赤ちゃんに奪われます。 特に歯を丈夫にするためのたんぱく質とカルシウムは相当量減ります。 従って、たんぱく質とカルシウムを多く含んでいる食べ物は積極的に食べるようにしてください。
尚、たんぱく質とカルシウムはビタミンD、マグネシウム、亜鉛と一緒に摂ると吸収率がグンと上がりますので、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛も一緒に摂りましょう。 では具体的にどんな食べ物を食べるといいのかというと子供の身長を伸ばしたいなら5つの食材で紹介している5つの食べ物です。
このページでは子供の成長に必要な栄養素と食べ物を紹介しているのですが、歯を丈夫にするために必要な栄養素も子供の成長に必要な栄養素と同じです。 尚、上のページで紹介している食べ物は、育児で忙しく、料理をする時間がないというママさんに最適な調理しなくてもすぐに食べられるものですので、是非今日から試してみてください。
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次は便秘を改善しよう
上の3つを実践してもまだ口臭が気になるなら、便秘が原因である可能性が高いです。 便秘を改善するためには以下の2つを実践するといいです。
腸の動きを活発にするエクササイズをする
まず、腰回しエクササイズです。
フラフープをするときのように腰を回転させるだけです。 時計・反時計周りの回転をそれぞれ2分行いましょう。
次は、寝返りエクササイズです。
これは寝返りを打つように床に寝た状態でくるくる回転するだけです。 右に寝返りを打ったら、左に寝返りを打ってください。 それを繰り返してください。 1分行ってください。
最後はお腹をへこますエクササイズです。 これはまず仰向けに寝ます。 その状態で息を吐きながらお腹をへこませ、その状態を15秒キープします。 それが終わったら息を吸ってお腹を元の状態に戻します。 これを繰り返します。 2分間行ってください。
この3つのエクササイズは毎日行うのが理想ですが、もしできないようでしたら、寝返りエクササイズだけでもいいです。 大切なことは毎日続けることなので、無理のない範囲でできるエクササイズを選んでください。
腸内環境を良くする食べ物を食べる
実は腸内環境を良くする食べ物は上の「歯を丈夫にする食べ物」で紹介した5つの食べ物(特に納豆とバナナ)の中にありますので、この5つの食べ物を食べれば、腸内環境もよくなります。
尚、便秘改善と言えば「ヨーグルト」が頭に浮かび人が多いと思いますが、もちろん「ヨーグルト」を食べてもらってもいいです。 ただ、「ヨーグルト」を食べるとお腹の調子が悪くなった経験がある人は無理に食べる必要はありません。
あと、ヨーグルトを1週間、食べても「便の切れがよくなった」「便のニオイが気にならなくなった」「一本の便ができるようになった」などのお腹の変化を感じないなら、他のヨーグルトを試すようにしてください。 そして、ヨーグルトで何かしらのお腹の変化がを実感するまでいろいろなヨーグルトを食べ比べてください。
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