リネットを使った感想

「リネット」って?

家から1歩も出ることなくクリーニングを完結させられるのが宅配クリーニング。重い衣類をヨイショヨイショと運ぶことなく、自宅で待っているだけでキレイになって帰ってきます。 前回は宅配クリーニングでコートとパーカーにて「リナビス」を利用したときの様子をお伝えしました。

今回お願いしたのは「リネット」です。公式ページを見ると、なんと依頼してから最速2日で手元に戻ってくるということ。早い!しかもワイシャツ1枚180円ということですから、クリーニングのチェーン店と大きな違いはありません。

また、仕上がりに満足いかなかった場合の再仕上げ無料、全品シミ抜き無料、また、プレミアム会員になることで1900円以上の利用で往復送料が無料、私が利用したとき初回は全品半額、引き取り用の段ボールも用意してもらえるということ。

大きな荷物を運ぶことなく、金額も変わらず、特典がこんなにあるなんて、これは使ってみないわけにはいきません。 さっそく申し込みましょう。住所・氏名・電話番号・メールアドレス等を記載。「よし、引き取りとお届けの希望日時を選ぼうかな」と見てみると、ここで問題発生!

最短2日で戻ってくるはずが、5日先まで「満員御礼」とのこと。「え?最短2日がおススメポイントじゃないの?」と思いながら、仕方がないので6日後のお届けを選択しました。

また、公式ページには「引き取り用の段ボールを用意してもらえると書かれていましたが、なぜか段ボールを希望する欄がチェックできず、引き取り用の段ボールを自分で用意することになってしまいました。何か操作を誤ったのかもしれません。

あとは支払い方法をクレジットカードか代金引換(手数料324円)から選択し、クレジットカードの場合は情報を入力して申し込み終了。 ここまでで、お願いする衣類の内容や数を記載することもなく申し込みが終了してしまったことに少し不安を感じていると、すぐにリネットより確認のメールが届きました。

そこにはこれから引き取りまでの間にすべきことの案内が書かれており、この通りに準備をして、受け取りに来た配送業者に渡すだけで良いようです。準備といっても手持ちの段ボールの中に依頼する衣類を入れるだけです。

衣類を出すときの注意点として「付属のファーは外してください(別途料金がかかってしまいます)」「ポケットの中身をご確認下さい」が書かれていました。 その他には取り扱い除外品の説明書きや今後の流れが細かく書かれており、不安は払拭されました。

早速、お願いする衣類を箱に詰めることにしましょう。

リネット

衣類決定

まず「リネット」にお願いする衣類を決めなければいけません。「リネット」は定額パックではなく、点数制限もないので、調子に乗ってあれこれお願いしてしまうと、普段のクリーニングでは見たことも無いような金額になってしまうかもしれません。

公式ページには一般的なクリーニング店と同程度の金額設定と書かれていましたが、ワイシャツは180円でも、他の衣類の金額がわからなかったため心配になりました。 すでに申し込みをした後でしたが、改めて公式ページで確認すると、金額を試算することができる料金シミュレーターがありました。

ここで依頼する予定のアイテムと点数を選択していくと、最終的な金額が分かります。これなら安心。さっそく試してみましょう。襟首汚れの気になるワイシャツ2枚、スーツ上下、あとは冬物のコート?でもまだ寒い日があるかもしれないな。あっ!あれだ!

夫のスノボウェア。たぶん買ってから一度もクリーニングしていないはずです。スキー・スノーボードウェアは仕上がりまでに時間がかかるようで、お届けが5日後以降の場合のみ受け付けられるということ。

今回は6日後のお届を指定しているのでクリーニングに出すことができます。やったー! ちなみに、スノボウェアは家で洗濯できないので、ファブリーズや香水を振りかけてだましだまし使ってきたようです。

そのため、その色々な香りが混ざり合って染み付いているため、使用後に室内で干すと部屋中がその臭いでいっぱいになります。そろそろ何とかしたかったのですが、スノボウェアって重いんですよ。クリーニング店に持っていくのが大変なので今まで避けていたのですが、自宅まで取りに来てもらえるのなら思い切って出してしまいましょう。

以下、今回お願いする衣類です。

ワイシャツは普段の洗濯で襟首汚れ用の洗剤を塗布しているのでそこまで真っ黒と言う訳ではありませんが、どうしても真っ白にはなりません。この微妙に残ってしまう汚れを気にする我が夫。

とはいえ、私の力ではこれが限界なのです。 ワイシャツ1枚に1日かけて良いのなら、あの手この手でどうにかしますが、主婦だって忙しいのです。もうこれはプロに任せるしかありません。

スーツは特に汚れなどはありませんが、スーツのクリーニングが大好きな夫にいつもの大手クリーニング店と「リネット」の仕上がりを比較してもらうのにもってこいです。

スノボウェアはよく見ると両足の裾が擦れて破れています。これはどうなってしまうのでしょう。また、臭いの落ち具合も気になります。

「リネット」行きの決まった5点。さっそく段ボールに詰めようかな、と家の中を探しますが、どうにもちょうど良い大きさの段ボールが見当たりません。うーん、と悩んでいるとありました。大きめの袋!

12月におもちゃを買ったときにもらっビニール袋です。「段ボールか紙袋」という記載がありましたが、どうせ届いた後は破棄されてしまうのでしょうから、この際、袋の素材にはこだわらず入れてしまいましょう。

衣類を袋に詰めた状態

袋詰め後に配送業者が送り状を持って集荷にやってきてくれました。荷物を渡し、サイズなどを計ってもらいますが、着払いなので支払いの必要は無し。住所の記入も何もしないままに全てが終了し、衣類たちは旅立って行きました。 後は到着を待つだけ?簡単だなー!

料金決定

配送業者が置いていってくれた送り状の控えを見ると「リネット」への到着予定日が明日になっていますから、明日には何かしらの連絡が来るでしょう。 それにしてもインターネットでの依頼から荷物の引き取りまでの間に私がしたことといえば、衣類を選び、袋に詰め、玄関まで運んだだけ。

1文字も書かず、数もかぞえずに送り出し、そして今、あちらからの連絡を待っています。なんて簡単なんでしょう。これでキレイになって戻ってくるというのですから便利ですね。

さて翌日、私が送った荷物が「リネット」の届いたはずの日です。「届きました」とか「〇円です」という料金の連絡が来るかな、とワクワクしながらメールを待ちますが、待てども待てども連絡は来ません。

送り出すまでがあまりにも簡単すぎたので、「ひょっとして何か間違えたかな?」不安を払拭するためにもう一度公式ページを見て確認です。 「リネット」は問い合わせ対応やアフターサービスはすべてリネットが窓口になっているということです。

ただ、預かった衣類のクリーニングについては自社で行うのではなく、厳選した提携するクリーニング工場に運び、そこでキレイにするということ。以前、「リナビス」にお願いしたときは、荷物の到着から検品までがとても早く、集荷の翌日には検品終了のメールが届きました。

「リネット」の場合、検品を行うのは提携先のクリーニング店のはずなので、そこで若干の遅れが発生するのでしょうか。お届け日時は決まっているので、連絡がなくとも作業は進んでいるはず。慌てず、ゆっくり連絡を待ちましょう。きっと明日には連絡が来るでしょう。

その翌日の昼過ぎ、「お洋服の検品が完了し、料金が確定いたしました」とのメールが届きました。料金明細を見てみると、「あれ?安い!なんで??」内訳を見ると、プレミアム会員になったため往復の送料が無料、そして初回限定50%OFFということでトータルの料金から半額が引かれています。

「え?あっ!初回限定50%OFFだった!!忘れてたー!ショック!こんなに安くなるのならもっとたくさん送れば良かった!」 しかし後悔先に立たず、これから追加して送るわけにはいきません。うーん、悔しい。

「初回全品半額」と公式ページにドーンと書いてあるのを思い出しました。 衣類を選んだり袋に詰めたりしている間にすっかり忘れてしまいました。 また、私が依頼した日はワイシャツ(吊るし)1枚120円キャンペーンの最終日でしたが、集荷が翌日だったため恐らく適応されないのではないかと予想していました。

ところが明細をみると120円になっています。 どうやら集荷や荷物の到着日ではなく、注文日で適応の有無が決まるようです。

ついに戻ってきました

「初回全品50%OFF」を上手く使えなかった私。もっとたくさん頼めば良かったな、と後悔の念は募りますが、ここは気持ちを切り替えて、仕上がりに期待を持ちましょう。

現在、集荷から2日目。 6日目に我が家に到着する予定なので、まだ「リネット」からクリーニング完了の連絡はありませんが、その他のメールがチョコチョコと届くようになりました。

内容はキャンペーンのお知らせや、他のコースのお知らせなどです。 また「リネット」を利用するとスタンプカードにスタンプが貯まっていくようで、「スタンプが貯まりました」などというメールも時々届きます。

集荷から4日目、「クリーニングが完了しお洋服を発送しました」というメールが届きます。お届け予定日まではまだあと2日ありますが、もう発送されたのですね。 「洗い上がりを楽しみにお待ちください」というコメント付きなので、否が応でも期待が高まります。あー、早く戻ってこないかなー!

ついにお届け予定日。お願いした通りの時間に荷物が届きます。 いらないビニール袋に詰めて送った衣類が、白いキレイな段ボールに入って戻ってきました。おー、待ってたよー!

さっそく段ボールを開けると、一番上に「ご利用ありがとうございます。心をこめて仕上げさせて頂きました。」と書かれた白い紙が置かれています。なんて丁寧なのでしょう、 一般的なクリーニング店でも言われたことの無いようなセリフです。

宅配クリーニングという顔の見えない環境ですが、優しさがひしひしと伝わってきます。きっと衣類の1つ1つを、生まれたての赤ちゃんを抱っこするかの如く丁寧に取り扱い、大事に大事に作業を行っていただけたのでしょう。

そんな妄想が私の頭の中に広がります。心をこめて仕上げて頂いた我が家の衣類、一体どのような感じになっているのでしょうか。もう期待しかありません。 箱の中には衣類の他に、次回利用する際に使うことができる集荷バッグと申し込み用紙、そして「リネット」のリーフレットのような小冊子が入っていました。

集荷バッグには送り状が挟まれており、すでにこちらの住所・氏名・電話番号、品名まで書かれています。次に依頼する時は集荷バッグに衣類を詰め、申し込み用紙を記入した上でコンビニに持ち込むだけで良いということ。

インターネットで依頼する場合は申し込み用紙に記入する必要すら無いということです。こちら側の負担が少しでも減るようにという気遣いが至るところから感じられます。 どうやら箱の中には衣類と共に優しさが詰まっているようです。仕上がりを確認する前に、何だか心が満たされてしまいました。

現在のキャンペーン内容を確認する

気になる仕上がりは?

すでに心は満たされてしまいましたが、仕上がりの確認をしなければなりません。 せっかく優しい気持ちになれたのに、ここからは嫁いびりをするお姑さんのように厳しくチェックしなければなりません。こんなに優しくしてもらったのに申し訳がありませんが、1つ1つ見ていきましょう。

さて、まず確認したのはスノボウェア。ふくらはぎの辺りに茶色いシミがありましたが、残っています。残念!ただし、これはおそらくサビや塗装が付いたもの。簡単には落とせない類のシミでしょうから仕方がありません。

ふくらはぎの辺りの茶色いシミ

気になっていた染み付いた香水などの匂いですが、若干薄くなっているような気はしますが、しっかりと残っています。「リネット」さんが頑張ってくれたのに・・・。きっと、このウェアがいけないのです。

次は夫のスーツ上下。特に汚れはありませんでしたが、いつかクリーニングに出そうとしまってあったため、全体的にシワができていました。「さて、どうかな?」と出してみると、ん?少しシワがあります。

スーツ

スーツのズボン

しかし、これは宅配クリーニングの宿命。箱に入れて送らなければならないので、どうしてもシワができてしまうのです。2日程吊るしておくことでシワは取れるようなので、きっと大丈夫でしょう。 スーツのクリーニングが大好きな夫も「良いんじゃない?」と言っていました。そりゃそうよ、優しい「リネット」さんがしてくれたんだから。

残るは襟首汚れの気になっていたワイシャツ2枚です。さてさて、どうかな? まずは白のストライプの方を確認してみましょう。こちらはウエスト部分に付いたベルトの跡?ボールペンの跡?も気になっていましたが、どうかな?

白のストライプ ボールペンの跡

えーと、ウエストの跡は完全に残っていますね。しかしこれはシミではありません。取れないだろうな、と思っていたので予想通りでした。それより襟首汚れが気になります。 どうだ?おっ、きれいになってます。完全に跡形もなく消えて真っ白と言う訳ではありませんが、全く気にならないレベルになっています。さすが!

白のストライプのワイシャツ 襟首

満足できる白さ

ラストは白のワイシャツ。さて、いかに! お、きれい!若干薄く黄色っぽい線が確認できますが、それでもクリーニング前と比べたらかなり薄くなりました。さすがプロ、家庭ではできないレベルにキレイにしてくれました。 これならば夫は文句の付けようがないでしょう。万が一これでダメと言うのなら、どうぞ新しいワイシャツを買ってくださいまし、ご主人様!

白のワイシャツ 襟首

ほぼ真っ白

今回は、襟首汚れ以外に取ってもらうことを期待した汚れは無かったので、期待通りの仕上がりに大満足!これは利用しない手はありません。

リネットの公式情報です

まとめ

白い箱にキレイな衣類と優しさを詰めて送り返してくれた「リネット」。 申し込みからお届けまで、金額的には一般的なクリーニング店と差がないにも関わらず、本当に良く気が利くお店でした。

結局、依頼から受け取りまでの間に私が行ったことといえば、お願いする衣類を選び、手持ちの袋に詰め、それを玄関まで運び、返ってきた衣類を玄関からクローゼットまで運んだだけです。

あまりに簡単すぎて不安になったこともありましたが、一度経験してしまえば次からはこのお手軽さをじっくりと味わうだけ。しかもクリーニング済の衣類と一緒に集荷用のバッグが届いたので、次回からは手ごろなサイズの紙袋を探す必要もありません。

仕上がり具合については一般的なクリーニング店と比べて遜色ありません。それどころか、全品無料でシミ抜きをしてもらえる上に、仕上がりに満足いかなかった場合は再仕上げまでも無料。

顔が見えるクリーニング店では、万が一満足のいかない結果になったとしても再仕上げをお願いするのにはちょっと気が引けますが、顔が見えない宅配クリーニングなら頼みやすいです。

今回は依頼したすべてについて納得の仕上がりだったので、再仕上げサービスは利用しませんでしたが、よくありがちな「もう少し何とかならないかな」という事態に遭遇した時には、遠慮なくお願いできます。

ただ、「全品無料シミ抜き」について、どの部分のシミ抜きにトライし、その結果、「上手くいったのか」それとも「ダメだったのか」がはっきりわかるといいと思いました

また、醤油や化粧品のシミなど、依頼した時点でシミ自体がはっきりしている場合については「リネット」でも確認できるのでしょうが、今回のスノボウェアのようにシミかどうかの判断も難しく、汚れ自体も目立たない場合については処置してもらえたのかどうかも分かるともっとよかったと思いました。

初回全品○○%OFF、プレミアム会員は往復の送料無料など、お得がいっぱいの「宅配クリーニング【リネット】」。基本的な金額は一般的なクリーニング店と変わらないので、すぐに必要なものは近所のクリーニング、重くて持ち運ぶのが大変なものは宅配クリーニングというように、衣類によって使い分けて使おうと思っています。

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