コルクマットに決めた

赤ちゃんが生まれる数ヵ月前に完成したマイホームは1室を除いてフローリング。そのフローリングには赤ちゃんが生まれ、寝返りをするまでやや毛足の長いラグを敷いていました。 ある日、生後6ヵ月の赤ちゃんの背中を支えながらラグの上にチョコンと座らせたところ、目の前のラグの毛を指でつまみはじめました。

つまむだけなら「こんなこともできるようになったのね、嬉しい!」思うのですが、なんとラグの毛と共に隠れたゴミまで口に入れるではありませんか! これは危ない。 その日からラグに座らせる時は赤ちゃんの手が届く範囲には大きなタオルやベットパッドのようなものを敷くようにしました。

その後、成長に伴い益々活発になる赤ちゃん。 あちこち動き回るので、ラグの上に敷いたタオルなんてほとんど意味をなしません。 しかも、ラグ自体も時間経過と共に汚れが目立つようになってきたので、思い切って撤去し、何か違うものを敷くことに決めました。

さて何を敷くか? そのとき、以前先輩ママの家に遊びに行った時、「コルクマット、良いよー」とおススメされたのを思い出しました。

その先輩ママの家にリビングの一角には小上がりがあり、そこに敷いてあったのがジョイントする「コルクマット」。柔らかいので赤ちゃんの足にも優しく、汚れたらその部分だけ外して洗浄や交換ができるとのこと。

「転んでもそれほど痛くない」「床が冷たくならない」しかも「よくあるカラフルなジョイントマットよりも断然オシャレ」

ということで「コルクマット」に決定。 まだラグに未練がありそうな夫を説得して、早速ホームセンターに出掛けました。 「コルクマットはどこに置いてあるかなー」と探していると、ありました。ジョイントコルクマット。なんと山積みになっているではありませんか。

今回はテレビの前のスペースに敷くので、およそ200㎝×200㎝のコルクマットが欲しい。 ただ、ホームセンターに置いてあるコルクマットは一辺が30cm。 そのコルクマットを組み合わせて使った場合、200㎝ピッタリにはなりませんが、若干大きくなっても平気だろうということで縦7枚×横7枚の合計49枚を購入することにしました。

「よし、これで買い物完了」とレジに向けて動き出そうとした時、コルクマットが陳列されている横に細いコルクの棒のようなものを発見しました。 「何だろう?」と手に取ってみると、コルクマットの端のデコボコを埋めるためのサイドパーツとのこと。「ほー、これを使えはコルクマットに足を引っかけて転ぶ心配が無くなるんじゃない?」 「これは赤ちゃんだけでなくドジな私にとっても重要なパーツじゃん」と思い、慌ててそのサイドパーツもカートに入れました。

「今度こそ本当に買い物終了」とレジに行こうとしたその時、カートの中のサイドパーツが2種類あることに気が付きました。 「ん?何かが違うの?」と目を凝らすと、1つは角なし(真っ直ぐ)のサイドパーツ。もう一つは角ありのサイドパーツ。

角なしサイドパーツ

角ありサイドパーツ

サイドパーツを取り付けた状態のコルクマット

なるほど、四隅の直角を作るためには真っ直ぐのサイドパーツだけではダメなのね。 そこで、再度、サイドパーツの種類を確認し、必要な分をカートに入れました。 それにしてもサイドパーツの存在にレジに行く前に気が付いて良かった。 知らぬまま帰っていたら、几帳面なA型夫がコルクマットのデコボコを気にしてストレスフルな日々を送ることになるところでした(笑)

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赤ちゃんのある行動で問題発生

早速コルクマットを敷いてみると、「おー!これはとっても良い感じ」 足に優しく、落ちたゴミを確認しやすく、床がヒヤッとしません。以前敷いていたラグだと毛に埋もれたダニやホコリが気になって直接赤ちゃんを寝かすことができませんでしたが、コルクマットなら平気そう。

ただ気になったのは、コルクマットを敷く際に出てきたコルクのカス。小さい木くずのようなものがコルクの裏表に付着しており、それ程多くはないものの掃除機をかけなくてはいけないレベル。 最初だけこの状態というのなら仕方がありませんが、毎日コルクカスがどっさり出てくるとしたら困ってしまいます。とりあえず様子を見ましょう。

それから数日間は掃除機をかけた直後でも床にはコルクカスが落ちていましたが、日を追うごとにその量も落ち着き、2週間過ぎた頃にはほとんど気にならなくなりました。 赤ちゃんが落ちているゴミなどを口に入れてしまう心配もなくなり、「コルクマットにして本当に良かったねー」と夫婦で大満足。

そんな平和な日々を送っていたある日、生後10ヶ月の赤ちゃんが「マグのお茶を口に含み、飲むかな?と思ったら急にそのままベーっと吐き出す」という行動をするようになりました。 この赤ちゃんの行動は、他のママさんからも聞いていたので「赤ちゃんあるある」のようなのですが、1度ならまだしも、これが1日に何回もあるとコルクマットも1日に何度もビチャビチャになってしまいます。

すぐに拭き取ればそれほど大ごとにはなりませんが、時間経過と共に少しづつ染み込んでいくお茶。 コルクマットは防水性に優れているものの完全防水ではないので、染みるのは仕方がありません。 ちなみに、汚れたコルクマットですが、我が家の場合は「直ぐに捨てて交換」とはしません。私は石鹸でゴシゴシ洗っていました。 すると、若干色落ちしますが、縮んでしまうということはなく、洗浄後も普通に使うことができました。

ところが、ある寒い日、問題が起こったのです。 実は我が家のリビングは床暖房。赤ちゃんが1歳の誕生日を迎えようとしていた冬の日、初めて床暖房のスイッチを入れました。するとコルクマットの端が2cm程反り返ってしまったのです。 このままではようやく歩き始めた赤ちゃんがコルクマットに足を引っかけて転んでしまう可能性もあります。 さてどうしようか?

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床暖房の上で使うときは注意

床暖房を使用するとコルクマットが反り返ってしまう。 これを解決するために、あれこれ考える私。 まず考えたことは、「床暖房の時期だけカーペットにしようかな」 でもカーペットは手軽に洗えないから清潔さを保てない。 「それなら何も敷かずにフローリングで良いのでは?」でも赤ちゃんが転んだ時に危ない。

考えが二転三転し、なかなか結論を出すことができません。 ここで、もう一度、床暖房をつけてじっくりとコルクマットの反り返り具合を観察することにしました。 すると、コルクマットの端が高く反り返っているだけでなく、全体的にデコボコと波打っていることに気付きました。

ということは、今使っているコルクマットよりも大きいサイズ(1枚当たり)を使えば、反り返らなくなるかも?

そこで今のコルクマットよりも大きなサイズをネットで探すことにしました。 すると、45cm×45cmのコルクマットを見つけました。これに決定し、早速注文。 注文から5日後、我が家に届きました。1辺につき15cm大きくなったので、今までのものと比べてかなり存在感がありますが、厚みや色、質感や感触はほぼ同じなので、これなら敷き直しても違和感が無さそう。 直ぐに新コルクマットを敷きました。

早速、床暖房を付けて確認。 しばらくすると、コルクマットの端が少しだけ浮きました。ただ、以前よりも反り返り具合は半分程度(約1cm)。 「これなら許容範囲かな?」と思い様子を見ることにしました。 それから数日後。歩き始めた赤ちゃんがこの反り返ったところで転びそうになったのです。

やはり、コルクマットを使うのは危険ということで、再度、ネットで何かいいものがないかを探すことにしました。 すると、「床暖房対応」のジョイントマットがあるではありませんか! 「えー?そんなのあるの?もー、早く言ってよ~~」

【備考】
私がネットで調べたときは床暖房OKのコルクマットを探すことができませんでしたが、床暖房OKのコルクマットはあります。床暖房のあるリビングなどでコルクマットを使いたい場合は「床暖房OK」と書かれているのを選んでください。 ちなみに今度買うときは以下のコルクマットに決めてます。

ジョイントマットの選び方

ジョイントマットを選ぶにあたり私がこだわったのは以下の4つです。

  1. 床暖房対応であること
  2. サイドパーツがあること
  3. 子どもの足が引っかかりにくいこと
  4. 落ち着いた色であること

まず「床暖房対応」ですが、これについては前述した通り。「床暖房非対応」のものを選んでしまうとジョイントマットが反り返ってしまう可能性があります。 また、「床暖房非対応」だとジョイントマットに熱がこもって溶けてしまったり、。場合によっては床暖房が故障してしまう可能性もあります。床暖房の上で使うときはしっかりとチェックしてください。

「サイドパーツ」は掃除の手間と赤ちゃんの転倒のリスクを減らすため。 一般的なジョイントマットは繋ぎ合わせる部分がジグソーパズルのようにデコボコしており、このままの状態で敷いてしまうと端になる4辺にゴミやホコリが溜まってしまいます。 なので、4編の端にゴミやホコリが溜まらないようにするためにサイドパーツは必須。 サイドパーツあれば掃除の手間も省ける上、赤ちゃんがデコボコ部分で足を引っかけてしまうことも防げるはず。

また、「足が引っかかりにくい」というのも歩き始めの赤ちゃんがいる家庭では重要なポイント。 床暖房対応のジョイントマットは一般的なジョイントマットと比べて厚めに作ってあることが多く、10~20mmが主流。 ということは、10~20mmの段差ができることになり、この段差で赤ちゃんが足を引っかけて転倒してしまうかもしれません。 この段差対策として、ジョイントマットのサイドパーツの縁が斜めにカットしてあるものを選ぶことにしました。 これなら赤ちゃんが足を引っ掛けて転倒することも防げます。

最後に「落ち着いた色」についてですが、実は私達夫婦が何よりも譲れなかったのがコレ。 赤ちゃんが生まれる3ヶ月前に出来上がたマイホームは白とダークブラウンを基調にしたシックな感じ。ここにカラフルなジョイントマットを敷いてしまっては台無し。 ということで、ベージュやブラウンなど「シックな感じ」を崩さない色のジョイントマットを選ぶことにしました。

ニオイや滑りなど使った感想

上の4つの条件を満たしたジョイントマットを注文して5日目、大きな段ボール箱に入ってジョイントマットが届きました。段ボール箱を開けてみると透明のファスナー付きビニールケースの中に色・パーツごとに分けて収納されていました。

早速、取り出しリビングの床に敷いてみると、薬品のようなニオイが鼻につきました。そこまで強いニオイではないものの、ずっと嗅いでいたくはない感じ。 尚、ジョイントマットのニオイは3日ほどで気にならなくなりました。

敷き終わりジョイントマットの上に立つと、今まで使っていたコルクマットとは全く違う感じの踏み心地。コルクマットはごく自然に優しく足の裏になじんだのに対して、ジョイントマットはやや硬く冷たい感じ。 少しづつ慣れていくしかありませんね。

ちなみにジョイントマットの説明書に「マットの上に乗った後にフローリングを歩くと滑ることがありますのでご注意下さい」という注意書きがありました。 「滑るってどういうこと?」と思いつつフローリングを歩いてみると本当にツルツル滑るのです。

明らかにいつものフローリングを歩く感じと違います。これは大人も子どもも気を付けた方が良さそうです。 尚、ジョイントマットに乗った後のフローリングの滑りは4日ほどで解消しました。 その後は全く問題なく使用しています。

尚、ジョイントマットの下のフローリングにはカビなどが生えやすいので、半年に1回はジョイントマットの下を掃除してください。 ジョイントマットの下の掃除にはフローリングワイパーやモップがあると便利ですよ。 私はダスキンのモップを使っています(フローリングワイパーではなくダスキンのモップを選んだ4つの理由)。

さて、我が家にとって最も重要なのは床暖房を使用したときのジョイントマットの状態です。 早速、床暖房のスイッチON。 1時間、2時間と経過しても反り返しなし。 さて、コルクマットからジョイントマットに交換してからもうすぐ6年。ずっと同じジョイントマットを愛用しています。 今まで特に不満な点もなく、我が家のリビングに無くてはならないものとなっています。

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