購入のきっかけはベランダの虫の退治

ベランダに大量のチャタテムシが発生に書きました虫がきっかけで高圧洗浄機を購入することに決めました。 いろいろな高圧洗浄機を比較したところ、水道が使えない3階のベランダで使えて、ご近所に迷惑をかけないように音が静かなものという条件にぴったりだったのが「ケルヒャー」でした。

ただ、安い買い物ではないので実物を確認したい。 そこで、「ケルヒャー」を販売しているところはないか調べてみると、自宅から車で30分ほど行ったところにある大きなホームセンターに「ケルヒャーショップ」があることが判明。

さらに、ここで「ケルヒャー」を実際に体験できることもわかりました。 そこで、夫の休日に合わせてその大きなホームセンターに行くことにしました。 するとホームセンター1階の一角に「ケルヒャーショップ」がありました。全体的にケルヒャーカラーの黄色い感じなのでとても分かりやすい。

ショップ内にはケルヒャーの高圧洗浄機とスチームクリーナーが所狭しと置いてあります。 体験コーナーには7~8台の高圧洗浄機がズラリと並び、すぐに使用できる状態にセッティング済み。 早速、ケルヒャーを使用させてもらうことにしました。

まず、ショップの店員さんに声を掛けると、一通り使い方を説明してもらい、その後、実際に使ってみました。 本体にあるスイッチをオンにしてからトリガー(水圧調整ができる取っ手)のレバーを引くと勢いよく水が飛び出しました。これが噂の高圧洗浄なんだと感動。

体験スペースには汚れたコンクリートなどは置いていないので実際にどの程度汚れが落ちるのかは現段階では未知数ですが、確実に普通のホースにおける「ジェット」とは比べものにならない勢い。 これはかなり期待できそうな予感です。

ただ、かなりの勢いで水が出たので周囲への飛び散りが心配。そこで、店員さんに質問すると、飛び散らないベランダ用のブラシがあるとのこと。 早速、そのブラシを付けて試してみると、ブラシが浮かないように床にギュッと押し付けるとほどんど水が飛び散ることなく使うことができていました。

一通り使ってみて予想通りよかっただったので購入することに決定。 尚、ケルヒャーにはいろいろなタイプがあるので、あとはそのタイプを決めるだけ。 店員さんに「住宅街でベランダ掃除に使いたい」「ベランダが水道から遠いので水を吸い上げて使いたい」という条件を伝えると、「k3 サイレント ベランダ」というタイプを薦めてくれました。

金額としては決して安くはありませんが、ベランダに大量に発生したチャタテムシという虫とオサラバできるのであればもうOK。

というわけで、「ケルヒャー k3 サイレント ベランダ」を購入。自吸用ホース(水道が近くにない場合に使うホース)を使うときに必要になる大き目のバケツ(10リットル)も購入し、これで準備OK。

目次

ケルヒャーのセット内容と組み立て

早速、ケルヒャーの入った箱を開けてみると、何やらたくさんの部品が出てきました。

本体(ケルヒャー)、高圧ホース(10m)、水道ホース(3m)、トリガーガン、伸縮ハンドル。

さらに、3種類のノズル。「バイオスプレーランス(高圧から低圧洗浄材塗布まで可能な広角ノズル)」、「サイクロンジェットノズル(コンクリートの苔や頑固な汚れを落とすためのノズル)」、「デッキクリーナー(水はねを防ぎながらベランダやタイルなどの洗浄ができる)とデッキクリーナー延長」。

以上が「ケルヒャー」のセット内容です。 あと、車やバイク等のタイヤまわりの洗浄に使うことができる「ダートブラシ」と、家や外回りなどについた油性の汚れや外気による汚れを落とすことができる「ユニバーサルクリーナー」を無料で頂きました。、ベランダだけでなくあちこち掃除できそうです。

さて、説明書を読むのが大嫌いな私でもキチンと組み立てられるかな?

取扱い説明書に従って本体に伸縮ハンドルを取り付け、トリガーガンに高圧ホースを接続。 トリガーガンにはデッキクリーナー(またはバイオスプレーランスまたはサイクロンジェットノズル)を接続。

基本的な組み立てに要した時間は10分程度。最初は説明書を確認しながら組み立てたなので、どうしてももたついてしまいましたが、女性の私でも組み立てられたので、手順としては複雑ではありません。

次にホースをつなぎます。尚、給水方法(水道/自吸)によって給水口とのつなぎ方が変わるので注意してください。

水道ホースを利用する場合は本体に取り付ける付属品の「本体側カップリング」と自宅ホースに取り付ける「ホース側カップリング」を接続して準備完了。 適合する水道ホースの規格は「内径12~15mmの耐圧ホース(糸や針金入りのもの)」「散水用のホースリール(耐圧タイプ)」です。

ケルヒャーで浴室を掃除してみた

ベランダで使用する前にまず浴室で使ってみました。 ケルヒャー本体のスイッチをONにし、ノズルは取り付けずトリガーガンのみの状態でレバーを引いてみると散水用ホースの先を指で潰した時と同じくらいの勢いで水が出てきました。

次に、ノズルを接続。そしてレバーを引くと「ブワーッ」と勢いよく水が噴き出し、一瞬で浴室全体がミストに包まれました。 しっかりトリガーガンを握っていないと圧力で持っていかれてしまいそうなくらいの勢い。これ、面白いですねー。

まずは浴室の排水溝を掃除するため、ノズルの先端を排水溝に向けてレバーを引くと、ボワーッという水圧と共に水垢やカビが吹き飛んでいきました。 さすがにゴムパッキンに生えたカビまでは取れませんでしたが、これまでデッキブラシで排水溝の汚れをゴシゴシ落としていたのがバカらしく思えるほどのスピードで掃除することができました。 これが高圧洗浄機「ケルヒャー」のパワーなんですね。

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ベランダの掃除前後を比較

次はベランダです。まずは3階のベランダから行きましょう。 3階のベランダは168cm×78cmと狭く、日陰である時間が長いので常にジメっとした感じ。まさに虫が好む環境。

じっくりベランダを観察すると、タイルの目地や壁と床の隙間に砂埃やカビのような黒い汚れが溜まっており、虫の住処となっていそうな予感。 まず、トリガーガンをセットした本体と、高圧ホース、自吸用ホースを3階へ運びます。本体は10㎏ちょっと。この程度の重さならラクに運べます。

さらに、デッキクリーナー(ベランダ用のブラシ)、自吸用の水を入れる大きなバケツ(最大38リットル入るものを用意しました)、その大きなバケツに貯めるための水を運ぶ小さなバケツ(10リットル)を運びます。 尚、今回は本体をベランダではなく室内に置いて掃除をするので、部屋が水浸しにならないように細心の注意を払って作業することにしました。

まず、大きなバケツに水を溜めます。 そして、本体に高圧ホースと自吸用ホースを接続します。 トリガーガンにはデッキクリーナー延長(2本)とデッキクリーナーを接続します。 これで準備OK。早速スイッチオン。

トリガーガンのレバーを引くと、掃除機よりやや大きいの音と共にデッキクリーナーの中から水が飛び出しました。 思っていたよりも水の勢いが強く、水圧でデッキクリーナーがフワッと浮いてしまいました。「コレじゃ周りに水が飛び散っちゃう!」と思い、慌ててデッキクリーナーのブラシ部分を床に押し付けて掃除開始です。

ベランダの床面にしっかりと押し付けてさえいれば水が周りに飛び散ることはないので、その状態のままデッキクリーナーを前後させました。 そのとき、ノズルを使用したときに比べてると水圧を感じず、「これで汚れが落ちるの?」と若干不安になったものの、デッキクリーナーで掃除した場所を確認するときっちり汚れが取れています。

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本当にデッキクリーナーで掃除した場所だけが消しゴムで消したようにクッキリとキレイになっているのです。いやー、これはかなり気持ちが良い! ちなみに、デッキクリーナーは水圧で汚れを落としつつ浮き出た汚れをブラシで運ぶような感覚なので、「ゴシゴシ」と力を入れる必要はありませんでした。

次に、ベランダの隅の汚れを落とすために、デッキクリーナーをサイクロンジェットノズルに変えます。 「気になるベランダの隅の汚れを、高圧で吹き飛ばすぞー」とベランダの壁と床の間に溜まった汚れにサイクロンジェットノズルの先端を向けトリガーガンのレバーを引くと、デッキクリーナーよりも2倍くらい大きな噴出音と同時に、圧縮された水がベランダの隅に向かって勢いよく噴き出しました。

その後、掃除した場所を確認してみると汚れはすっかりキレイになり、新築当初とまではいかないもののそれに近い状態になっていました。やったー! これで3階のベランダ掃除終了。最終的に使った水は40リットル程度でした。

この調子で2階のベランダも掃除していきます。 3階から本体を運び、スイッチオン。 10分程度で2階のベランダ掃除も完了。2階のベランダは3階のベランダよりも3倍ほど広いので、50リットル程度の水を使いました。 数年ぶりにキレイになったベランダを見て感動すら覚えました。。これできっとチャタテムシ(虫)をしばらく見ることもないでしょう。

しかし、掃除の翌日、キレイになったベランダに洗濯物を干していたところ、なんとチャタテムシを一匹発見。

「ケルヒャーで隅々まで掃除したのに…。何故なのー?」

ベランダの掃除が終わったときは「ピカピカになったし、次にケルヒャーで掃除するのは年末かな?」と思っていたのに、早々にチャタテムシ発見。ショック!

「高圧洗浄機(ケルヒャー)でチャタテムシを退治するのは無理だったのかな?」

ということで、発見したチャタテムシは殺虫剤で退治することにしました。 まあ、チャタテムシは完全退治できませんでしたが、ベランダはキレイになったのでヨシとしましょう。

コンクリートの苔を落としてみた

ベランダ掃除の次は玄関前のコンクリートの駐車場を掃除することにしました。 この駐車場は苔で緑がかっています。 この苔は落ちるのでしょうか?

早速、ケルヒャーの準備です。今回は玄関の横に散水栓があるので水道ホースをケルヒャー本体に繋げます。 トリガーガンにはサイクロンジェットノズルを繋げます。 最後に、電源プラグをコンセントに差し込んでスイッチオン。 すると、ハンディタイプの掃除機と同じくらいの音が響きましたがが、掃除機と比べると低音なので思ったほど気になりません。

まずは、コンクリートに生えた苔を落としていきます。 サイクロンジェットノズルの先から出た高圧水によって、驚くべきスピードで苔が落ちていきます。 デッキブラシのようにゴシゴシしなくても、高圧洗浄機のケルヒャーを動かしていくだけでどんどんコンクリートが白くなっていくではありませんか!ケルヒャーの威力に驚きました。

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ただ、ふと周りを見回すと水が周りに飛び散っているではありませんか! 自分の足元、そばに停めてある車や外壁、ケルヒャー本体にまで水がかかってしまいました。 サイクロンジェットノズルは苔などの頑固な汚れもスピーディーに落としてくれるのでいいですが、水圧がすごいので、周りに気を付けながら使わないといけないと思いました。

次は、ノズルをバリオスプレーランスに変えて玄関を掃除してみました。 ちなみに、バリオスプレーランスは水圧の調整ができるので、汚れ具合に応じて水圧を調整して使えば、周りに水が飛び散るのを防ぐことができます。

まず、やや弱めの水圧でコンクリートに生えた苔を落としていきます。 バリオスプレーランスは刷毛のような形で水が出てきます。 やや弱めの水圧にもかかわらず、問題なく苔を落とすことができました。

2つのノズルを使ってみて、周りを気にせず高速で汚れを落としたいなら「サイクロンジェットノズル」。 ご近所にご迷惑がかからないように汚れを落としたいなら「バリオスプレーランス」と使い分けるのがいいということがわかりました。

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玄関タイルの黒ずみはキレイになるのか

コンクリートの苔を落とした後は玄関に移動。 今度は玄関タイルの黒ずみを落としていきます。 築5年の我が家の玄関タイルは全体的にかなり黒ずんでいます。 この黒ずみがどこまで落ちるのでしょうか?

今回はバリオスプレーランスで玄関タイルの黒ずみを落としていきます。 ちなみに、バリオスプレーランスは15㎝幅の刷毛でペンキを塗っていくかの如く少しずつ動かしながら使うノルズなので、広い範囲を掃除するときは時間がかかります。

掃除を始めて10分。玄関タイルの黒ずみはみるみる落ちていきます。

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さらに5分が経過。 トリガーガンを握る手に疲れが出てきました。 高圧洗浄機のケルヒャーはレバーを引いている間だけ水が噴射されるので、掃除中は常にレバーを握っている必要があります。 さらに、水圧に負けないようにノルズを下向きに押さえつけながら使う必要があるため、実はケルヒャーで掃除をしている間は結構力を使います。

次は、玄関のコンクリート部分の黒ずみを落としていきます。 ここでは、ベランダ掃除で使っていたデッキクリーナーを使うことにしました。 さっそく接続してスイッチオン。

デッキクリーナーはバリオスプレーランスに比べると水圧が弱いので、「もしかしたら汚れが落ちないかも?」とドキドキしながらデッキクリーナーを前後に動かすと、黒ずみがスーっとなくなっていくではありませんか。

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なんだ、全く問題無いじゃん! デッキクリーナーはバリオスプレーランスよりも短時間で広範囲を掃除することができるため作業がはかどるだけでなく、周囲への飛び散りもずっと少ない。これならご近所の洗濯物を気にしなくても良さそうです。

さて、平らなコンクリートは順調に黒ずみの汚れが落とせても、汚れが詰まっているタイルはどうかしら? 若干不安を感じつつコンクリート部分からゆっくりとタイルの部分に移動すると、汚れが水圧でうまい具合に浮かび上がり、デッキクリーナーでかき出すという見事な連係プレーになっているではありませんか! まるで電動歯ブラシのようなこの感じ、気持ちが良いです。

今回、玄関回りをケルヒャーで掃除して思ったのは、「サイレント(静か)」とはいえやはり無音ではないので「ご近所への配慮は必要かな?」ということ。 というわけで、本体を置く場所、時間帯、使用時間などを考えてから掃除をしたほうがいいでしょう。

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ケルヒャーのいろいろな使い方

憧れの高圧洗浄機のケルヒャーでベランダと玄関回りを掃除してみました。 ケルヒャーはノズルやアクセサリーを変えれば、ベランダや玄関回り以外の場所でも使うことができます。

ケルヒャーを購入するときにショップの店員に一番おすすめされたのが網戸と窓掃除。窓を閉め切った状態で窓の外側から「バリオスプレーランス」で水をかけ、窓に付いた水滴をスクイーザーや窓用バキュームクリーナーで拭き取れば窓掃除ができます。 また、網戸の汚れもバリオスプレーランスで吹き飛ばすことができるので、面倒な窓掃除があっという間にできます。

また、高い位置を掃除したい場合は「延長パイプ」が便利。なんと最長で4mの高さまで高圧洗浄が可能。これなら2階の壁も掃除できます。 周囲への水の飛び散りには注意が必要となるものの、業者に頼まなければならないような場所でも自分で掃除ができるというのが嬉しいです。

さらに、「最近人気があるのがコレ」と店員さんが教えてくれたのが水道管を洗浄する「パイプクリーニングホース」。 一般的に水道管が詰まると水道業者を呼びますが、修理代金が結構高いという噂をしばしば耳にします。もちろん修理の内容や業者にもよりますが、数万円かかることだって多々あります。

実は、以前、私の実家でキッチンの水道が詰まって水道業者を呼んだことがあるのですが、詰まりの他にあれこれ言われて、最終的に部品交換などを含めて約10万円支払ったということがあります。 水道や水道管についての知識なんてなかなか持ち合わせていませんから、水道業者に「そろそそ危ないですよ」なんて言われてしまったら、「じゃあ修理お願いします」ということになってしまいますよね。

そんな痛い出費を防ぐのに活躍しそうなのが「パイプクリーニングホース」。パイプクリーニングホースをケルヒャーに接続して水道管を高圧洗浄することで詰まりを解消ことができます。 尚、水道業者も詰まりを直すときは同じような作業をするようなので、出張費を含めた高い金額を水道業者に支払うことを考えるとケルヒャーは安価で済みそうです。

他にも、洗車に適したノズルや回転するブラシなど様々な種類のノズルやアクセサリーがあります。尚、ここで紹介した「窓用バキュームクリーナー」「延長パイプ」「パイプクリーニングホース」などのノズルやアクセサリーは別売りになります。

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