赤ちゃんと快適な生活を送るコツ
妊娠中はホルモンバランスが大きく変化するため、体にもいろいろな変化が起こります。 例えば、精神的に不安定になったり、肌が荒れたり、便秘や頭痛になったりします。
そして、出産して退院してからも体にいろいろな変化が起こります。 例えば、抜け毛が増えたり、シミが増えたり、足がむくんだりします。
妊娠から出産後の体の悩みを軽減するためには、栄養不足にならないことが一番大切。 では具体的にどんな食事をしたら栄養不足にならないのかについては以下のページに書きましたので参考にしてください。
⇒ 妊娠初期の食事で気をつけること
⇒ 妊娠中期の食べ物で注意していたこと
⇒ 妊娠後期で栄養不足にならないポイント
また、思い描いていた育児生活とは全く違い、戸惑うことも多々あると思います。 例えば、赤ちゃんが全然泣き止まなかったり、夜中の授乳間隔が全く開かずに寝不足になってしまったり・・・
育児で悩んだときは肩の力を抜いて楽に考えるように心がけてみてください。 授乳は絶対3時間開けなければいけないということはありません。これは、一般的な目安です。 赤ちゃんが泣いていれば、赤ちゃんのタイミングで好きなだけ飲ませてあげましょう。
また、赤ちゃんが泣き止まないことだって、何度も何度もあります。赤ちゃんは泣くものです。なぜ泣いているかわからないのも当然です。 わからないからと言って、自分を責めることはありません。いつのまにか泣き止ませる方法が身についていくものなんです。
そして「入院中はうまく授乳ができていたのに、自宅に帰ってきたらうまくできない」という悩みもとても多いです。 赤ちゃんが生活のリズムになれて落ち着いてくれば、スムーズに授乳することができるようになります。
「こうしなければいけない」という考えを捨てて、「自分(ママ)と赤ちゃんが楽な生活リズムで育児をする」と考えるとうまくいくようになります。
ただ、初めての「妊娠~育児」は不安や悩みもたくさん出てくると思います。 そこで、先輩ママがどんなことで悩んでいたのかをご紹介したいと思います。 事前に悩みを把握しておけば、実際に自分が悩んだり不安になっても冷静になって解決法を見つけることができるはずです。
目次
出産するまでの悩みベスト10
メンタル
妊娠するとホルモンのバランスが崩れるのか、喜びよりもはるかに不安の方が大きかったです。無事に生まれてきてくれるか、障害はないか、そのことばかり毎日悶々と考えていました。そして、過去に化学流産を経験しているので、また流産するのではないかと安定期までずっと怯えていました。
そのため、健診の度に心拍が聞けるかビクビクしたり、胎動が少ないと不安になったりすることもありました。 そして、妊娠中期に出血がありパニックになったこともありました。 幸い何事もなかったのですが、妊娠中は常に流産と向かい合わせだということを改めて感じました。
さらに、私はギリギリ高齢出産(35歳以上)ではなかったのですが、「出生前検査」を受けるかどうか悩みました。もし自分の子が障害を持っていたら…これは妊婦さんなら誰しもぶち当たる壁です。
私たち夫婦は不妊治療をしての待望の赤ちゃんだったので、もし障害があっても我が子なら可愛いだろうという結論になり、検査は受けませんでした。妊娠中は人生で経験したことがないくらい無数に悩みます。
そしていっぱい泣きます。今思えば、こうして少しずつメンタルが鍛えられて母親になっていくのかなと思います。今思えば、あまり悩んでばかりいないでもう少しマタニティライフを楽しんだり、産後の生活をきちんと考えておけば良かったと後悔しています。
眠気
妊娠するととてつもなく体がだるくて眠くなります。これは赤ちゃんからのシグナルで「ママ、休んで~」と言っているのだそうです。当時私は仕事をしていたのですが、妊娠初期はまだ誰にも言えなかったので、こっそり抜け出してトイレや食堂で休んでいました。大事なのは仕事よりもお腹のなかの赤ちゃん。そう割り切って、眠気が襲ってきた時は無理せず休憩をとるようにしました。
つわり
妊娠中に困ったことナンバー3は、何と言っても「つわり」です。私は8週目あたりから徐々に気分が悪くなり、はじめのうちは「わ!これが噂のつわりか~♪」なんて喜んでいたのですが、すぐに地獄の底の底をみることになりました。
たまにドラマなどで見かける、口に手をあてて「ウッ!」…これは事実です。人と話していて「ウッ!」、揚げ物の匂いに「ウッ!」、人混みに「ウッ!」、炊飯ジャーの湯気に「ウッ!」、食べ物に「ウッ!」、横になっても「ウッ!」、とにかく毎日何度も「ウッ!」「ウッ!」「ウッ!」なのです。
食べられないので体重も5キロ近く落ちました。何とか食べられたのが冷えたおにぎりとみかんでした。世の中にはつわりがなかったという人もいるので本当に羨ましいです。便器に何度も顔を突っ込むあの生活を思い出すだけで辛くなります。
また、私はつわりのピークが冬だったので、出産後の初めての冬は、冬物の服を見ただけで辛い記憶が蘇り吐きそうになったくらいです。けれど安心してください。ほとんどの人は安定期までにつわりがおさまるので、そのあとは天国。ごはんがウソみたいに美味しくなるので食べ過ぎに注意です。
頭痛
妊娠中はまさかの頭痛に悩まされました。妊娠前はそこまで頭痛になることがなかったのですが、ネットで検索して頭痛がつわりの一種であることを知り納得。薬も飲めずに朝から晩まで耐えるしかありませんでした。頭痛、吐き気、眠気、妊娠中は体の変化が目まぐるしくて、しっちゃかめっちゃかになります。体調がすぐれない時は無理せず休むように心がけましょう。
お風呂掃除
お腹が大きいとお風呂掃除がとにかく大変でした。できるだけ旦那にお願いしていましたが、自分で掃除するときは長い棒の付いたスポンジを買ってきて掃除していました。妊娠中は体を温めると良いので、なるべく毎日湯船に浸かるよう心掛けていました。
頻尿
妊娠すると笑えるくらい頻尿になります。さっき行ったのに「また!」の繰り返しで、行ってもたいして出ないので「何だい!(笑)」となります。どうやらお腹のなかの赤ちゃんがもぞもぞして、膀胱を刺激するのが原因だそうです。寝ている間も何度もトイレで起きました。妊娠したらトイレに通いづめになるので、できるだけ快適空間になるよう準備しておくと良いです。
胎動
妊娠後期、赤ちゃんが大きくなってくると胎動がぐんと激しくなります。お腹のなかでドジョウが暴れているかのごとく、ドルン!ドルン!動きます。元気なのはすごく良いことなのですが、あまりの激しさに「ううっ」と顔をしかめてしまうこともあります。
一番辛いのは仰向けの姿勢。私の赤ちゃんは夜型だったので夜になると暴れ始め、とても眠れませんでした。内臓をドンッ!と押し上げたり、手足でお腹の内側をぬるぅ~りとなぞったり、膀胱をゲシゲシして尿意を促したり、もう胎動は笑うしかないです。
名付け
できれば出産前に決めておきたいのが赤ちゃんの名前。新しい人間が生涯使う名前を決める…考えただけで荷が重くなります。はじめは旦那に任せるつもりでした。旦那も張り切って2000円近くする名付けの本を買ってきたのですが、まあいつまでたっても決まらない。
いくつか候補はあげるけれど、コレ!というのがなく、「まだ?もういつ生まれてもおかしくないよ!」と催促する日々。しまいには「生まれてから赤ちゃんの顔を見て決める」なんてアドベンチャーなことを言い出して少し喧嘩にもなりました。
そんな中、ある日私のところにコレだ!という名前が舞い降りてきました。旦那に告げると「おお!いいね!」と即答。結局しびれをきらした私が名付け親になりましたが、お互いに納得できる名前になって良かったです。ちなみに画数占いはイマイチ…。女の子なのでいずれ苗字が変わるだろうから良しとしました。
こむら返り
妊娠するまで「こむら返り」という意味すら知らなかったのですが、要するに足がつることです。妊婦になると頻繁に足がつります。原因はお腹が大きくなるにつれて骨盤に歪みが生じ、足の筋肉が引き伸ばされるからだそうです。私の場合は毎朝目覚める時に必ずつっていました。これが地味に苦痛なんです。こんなときは、足の親指を掴んでグルグル回すと、わりとすぐに痛みがおさまるので試してみてください。
食事
お腹のなかに赤ちゃんがいるので、自分が食べたものがダイレクトに赤ちゃんに通じると思うと変なものは食べられなくなります。生肉やマグロなど食べてはいけないものも多々あり、食事制限を強いられるのがストレスでした。
私の場合、大好きな「カップやきそば」を我慢するのがとても辛かったです。と言っても我慢できずに月に1回くらいは食べていました。さらに、もっと大好きなお酒は考えないようにして完全に断ちました。いちいちこれは食べてOKかNGか、ネットで検索していたのを覚えています。
マタハラ
いま話題のマタニティハラスメント。私の友人も職場のおばちゃんに明らかに冷たくされ、渋々辞めたそうです。私も仕事をしていたのですが、とても忙しい部署だったので安定期に入ってすぐに辞めることにしました。
妊娠して職場復帰をしたという前例があれば安心していられたかもしれないのですが、IT系だったので周りは20代の若い子だらけ。私のようなおばちゃんが身重の体で居座れる気配は全くありませんでした。
尚、仕事を辞めると保育園に入れるのは難しくなります。ほぼ無理です。幼稚園までの3年間は家庭保育になること、将来のこと、お金のこと、もう少し慎重に考えてから辞めれば良かったと少し後悔しています。
育児で困ったことベスト5
離乳食を食べない
遊びに来ていた私の母と一緒に昼食を摂っていると、生後5ヵ月の子供が、私たちが食べている様子をじっと見つめヨダレを垂らしていました。その後、箸やスプーンの動きを目で追っています。 「これは離乳食の始めどきかも」と思い、離乳食を開始すること。
まず初めは10倍粥。万が一アレルギー反応が出てしまった時に病院へ駆け込むことができるよう、平日の午前中に始めました。 離乳食はまず1さじからスタートしますが、1さじのためにおかゆを作るのは大変なので、米粉を使いました。極少量の米粉を10倍の水分に溶き、小鍋で火を通します。 しばらくすると10倍粥の完成。
スプーンに乗った10倍粥を子供の口へ持っていくと、ぎゅっと口を閉じたままで、全く食べる気配はありません。口の中に1mlも10倍粥が入っていませんが、「初日だし仕方がないよね」と片付けました。 ただ、翌日も前日と全く同じ状況。スプーンを差し出すと顔をそむけます。その後、何日経っても離乳食を食べる気配がありません。
それから、おかゆ、うどん、パン粥、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン等を煮たり、すりつぶしたりして食べさせようとしますが、ビックリするくらいに食べません。 口に入ったとしてもべーっと出してしまい、ほとほと困ってしましました。
ある日の昼食。 「もういいや、どうせ食べないから作らない。食パンでも食べて下さいな」と自分が食べていた食パンを小さくちぎって、子供にあげてみました。すると、むしゃむしゃ食べているではありませんか! 「えー!!なんでー?」生後7ヵ月にして、普通の食パンを食べる子供。何じゃこりゃ?
その後も離乳食は全く進まず、食パンを食べ母乳を飲む日々。食べられる食パンの銘柄も決まっており、その他はダメ。しかも、市販の離乳食も全く食べられませんでした。 というわけで、外出する際は食パンを5㎜角に切ったものをジップロックに入れて持っていくようにしていました。
それ以降も苦悩の日々を送り、3歳になった今でもお粥は食べません。 現在、食べられるものもかなり偏っています。食品アレルギーではないのにも関わらず卵・乳製品はダメで口に入った瞬間にべーっと出します。
おやつでさえ偏りがあり、どちらかというと辛党で、ケーキ類は一切食べず、おせんべいを好みます。未だに夕飯の支度をしながら「子供はどれを食べるだろう?」と考え、食べるものが無さそうな時は子供用に1品用意しています。
ちなみに、3歳になる子供が、いちばん好きなものはラーメン。 ラーメンはおいしいと言いながら食べています。 大きくなったら食べられるものが増えてくれればいいのですが、苦悩の日々はまだまだ続くようです。
我が子のように離乳食をどんなに工夫しても食べない子もいます。 もしお子さんが離乳食を食べてくれないとすごく心配になると思いますが、大きくなったら食べてくれるのを信じて気長に見守ってあげてください。
肌が弱い
育児を始める前、赤ちゃんのほっぺと言われて想像するのは、お餅のように白くてツルンとしたきれいな肌。しかし、我が家の場合は全く違ったのです。 生後2週間くらいで片方のほっぺたの辺りに湿疹が出てきたと思ったら、生後1ヵ月頃には両頬とおでこまで湿疹が広がってしまいました。
それ以降、時々良くなることはありましたが完治には至らず、湿疹ができる範囲が徐々に広がっていくという感じでした。 湿疹が治まる気配がなかったので、近所の産科メインの小児科へ行きました。
先生に見せるなり、「石鹸で顔洗ってあげてる?」とのこと。産院で入浴指導を受けた際、「新生児の顔は石鹸を付けずにお湯で洗ってください」と説明を受けたので「いいえ、お湯で洗っています」と答えると「石鹸で洗って、しっかり流してあげて」とのこと。
診察後、ステロイド剤の他に、ベビーローションやボディーソープの試供品をもらいました。 さっそくその日のお風呂から、しっかりと石鹸を使って顔を洗ってから、しっかりと洗い流し、お風呂上りにステロイド剤を薄く塗布するようにしました。すると数日で赤ちゃんらしいツルンとした肌になりました。
「良かった良かった」とステロイドを止めてしばらくこと。再び湿疹ができていました。今度は頬、おでこ、頭皮などの広範囲に湿疹が広がり、あちこちを掻き壊してしまいます。 仕方がなく子供が体を掻かないように赤ちゃんのミトンをさせますが、ミトンでこすりさらに悪化。
顔のいたるところから透明のリンパ液が出ていました。掻かないようにするため抱っこ紐で抱っこしていると、今度はおでこを私の体に擦り付けてくるため、また悪化。夜眠る時も顔をこすってしまうため、毎晩両手をつないで寝かせていました。
道ですれ違う赤ちゃんを見ると、みんなお肌がぷりぷり。「何でうちの子だけボロボロなんだろう」真っ赤になった我が子の顔を見て泣きそうになったことが育児をしている間、何回もありました。 そんなある日、「皮膚科に行けば治るかもしれない」と、ようやく気が付き、その日から週1回皮膚科に通う生活が始まりました。
通い始めた当初は、湿疹がひどかったので、塗り薬だけではどうにもならず、かゆみ止めの飲み薬も処方されました。痒みで泣き叫ぶ我が子を育児していると切なくなっていました。 ちなみに、初めての寝返りも、痒さで体をよじっている勢いでくるっと回ったくらいです。
それから症状は良くなったり悪くなったりを繰り返し、真っ赤になった顔を見るたびに何度も何度も涙が出そうになりましたが、痒いのは本人。私はサポートしかできません。 皮膚科に通い、薬を塗り、薬を飲ませ、両手を握る育児はその後もしばらく続き、1歳になるころ、ようやくきれいな肌になりました。
それ以降は、顔に症状が出ることはなくなりましたが、今でも乾燥する時期や季節に変わり目には関節の内側やお腹などに湿疹が出るために皮膚科の薬は欠かせません。 赤ちゃんの顔の湿疹、一番目につくところなので悲しくなります。でも根気よく皮膚科に通うことで結果が出るはずです。
授乳中に泣く
哺乳瓶でミルクを与える場合は、どれくらい飲んだかをきちんと目で見て確認することができます。 ところが、母乳はそうもいきません。実際にどのくらい出ているのかを把握することができません。
ちなみに、産後入院中には授乳指導があり、授乳の前後に毎回子どもの体重を量ることで飲んだ量をチェックしていましたが、退院後はそうもいきません。中には赤ちゃん用の体重計を自宅に用意し、入院中と同じように飲んだ量をチェックするママもいるのでしょうが、私はそういうタイプではありませんでした。
そんなある日の夕方、授乳後に子供が泣くのです。いつもなら「満腹、満腹」と満足そうに眠ってしまう子供が、授乳後に号泣しています。「ん?病気?」と思い熱を測ってもいつも通りの平熱です。 「おかしいな」と思いながらもう1度、授乳してみると、すぐに泣き出します。
「ひょっとして、母乳が足りていないのでは?」と思い、慌ててミルクを作ろうとしますが、何とそれまでミルクを作ったことがなく、慣れない手つきで作ってみました。 そんなことをしている最中も泣き続ける我が子。
やっと出来上がり「ごめんね、お待たせー」と哺乳瓶をミルクを与えるものの、全く飲まず。顔をプイッとそむけ、また泣き出します。 そりゃそうです、哺乳瓶なんて病院で薬を飲んだ時以降使っていないので、生まれてから3回目。
その上、哺乳瓶に入っているのは飲み慣れていない粉ミルク。 しばらくすると、疲れて眠ってしまいました。「うーん、困った、これからどうやって育児していけばいいのか」「そもそも号泣の原因は何だろう?」「本当に母乳不足?」
そこで、ちょっと搾乳してみると、ちゃんと出てきます。「なんでかなー」と首を傾げたその時、「あ!!」と育児書に書かれていたことを思い出しました。 「授乳中にごはんを食べないと、良質な母乳が出ないことがあります。なので、授乳中はごはんをしっかり食べるようにしましょう」
「そういえば今日、ごはんを食べていないな。朝とお昼、パンだったよ」「まさか、それが原因?」 泣き疲れた我が子が眠っている間に慌てて冷凍庫からごはんを取り出し、すぐさま電子レンジで温めて、ふりかけも、おかずも無しでひたすら食べました。
そのおかげか、次の授乳は泣くことなく無事に終了。 この日を境に、育児中の食生活は変わりました。「1日に必ず1回はお米を食べる」という決まりを作ったのです。私の場合はこのペースで食べていれば、しっかりと良質な母乳が出るようで、その後、哺乳瓶が登場することはありませんでした。
妊娠中はもちろんですが、「育児中も子供のために食生活を気を付けないといけない」ということがわかった出来事でした。
手首が痛い
1秒でも長い時間我が子と一緒にいたくて、食事、トイレ、夜眠っている時間以外はほとんど抱っこしていました。 ずっと見ていても飽きないのが赤ちゃん。 そんなある日、私の左手首に異変が・・・。何だか痛い!「入浴中に我が子の頭を支えるとき」、「おむつ替えするとき」、「料理中にフライパンを持ち上げるとき」など、手首の内側に力を入れるときに激痛が走るようになりました。
友人の医療関係者に相談すると、「それはおそらく腱鞘炎だろう」ということ。「手首だけを使わず腕全体を使ってみて」と言われたのですが、そんなの無理。そこでドラックストアで腱鞘炎用のサポーターを購入しましたが、多少の効果はあったとはいえ、治るわけではありません。
その後、痛みをこらえて家事・育児をしていたある日、なんと右手首にも痛みが・・・これはもう、どうしようもありません。 このまま悪化してしまったら、何もできなくなってしまいそうだったので、慌てて整形外科に行きました。
整形外科で診察してもらうと、「腱鞘炎です」ということ。ちなみに産後に手首の関節を痛めるママは多いようです。 授乳中のため内服薬なしで、消炎鎮痛剤を処方してもらいました。
ただ、消炎鎮痛剤では手首の痛みは改善しませんでした。 1週間後、再度、整形外科で診てもらい、「治らないようなら注射しましょう」と言われたので、痛みのひどい左手首に注射をしてもらいました。
注射から3日後。何事もなかったかのようにフライパンを持てるようになりました。しかも左手首の痛みが引くと、左手をカバーしていた右手首の負担がなくなったせいか、右手首の痛みまで消えてしまいました。 こんなにすぐ治るのであれば、もっと早く病院に行けばよかったと思いました。 もし、育児中に手首に異変を感じたら、自分で治そうとするよりも病院で診てもらったほうが早く改善できるはずですよ。
ベビーベッドで寝ない
赤ちゃんって、ベビーベッドですやすや眠るイメージでした。 しかし、我が家では違いました。 日中こそ、すやすや眠ってくれましたが、問題は夜です。
抱っこして、ベッドに下ろすとギャー。ベッドに寝かせてトントンしようかと思えば全く眠らず。ベビーベッドで眠ったら眠ったで、今度は「吐いていないかな?」「ちゃんと息してるかな?」と、気になって仕方がありません。
また、生まれたのが12月ということもあり、室温が低いため布団の中もなかなか温まらず、せっかく温まっても3時間おきの授乳で、温かい布団から出さなければなりません。すると、授乳が終わるころには布団の中、子供の体は冷え切っています。
本当は部屋をずっと温めておきたいところなのですが、空気の乾燥と電気代が気になってエアコンを付けっぱなしにはできません。 「うーん、どうしたものか」と色々試行錯誤してみます。
まずはベビーベッドを大人用のベッドにくっつけて、いつでも手が届くようにセッティング。「これなら横になったまま手を伸ばし、トントンできるぞ」と実践したものの、我が子までの距離が若干あるために電気を消してしまうと吐き戻しの確認ができません。この方法は我が家ではダメなようです。
また、吐き戻し防止策としてベビーベッドのベッドパッドの下に丸めたバスタオルを挟み、子供の上半身が高くなるようにしました。これで胃からの母乳の逆流を防ぐことができるはずです。 さて、セッティングはオッケー、授乳後にベッドで寝かせます。
「うん、大丈夫そう」と私も一緒に眠ろうとしますが、どうも気になって仕方がありません。 しばらくして横目で眠っている子供をチェックすると、ベッドの坂道からずり落ち、斜めに眠っています。「こりゃダメだ」この作戦も却下です。
「こうなったらベビーベッドを使わずに一緒のベッドで添い寝してみよう」と決意。吐き戻し防止のため枕を使いたいところですが、だんだん頭がずれてしまうので、代わりに腕枕をします。 今まではベビーベッドで2時間経つか経たないかのうちに目を覚ましていた子供。
ところが、添い寝をするようになってから、4時間以上眠ってくれることもありました。 密着していることによる安心感で、ぐっすり眠ることができるのでしょう。私もすぐそばで子供の顔を見ることができるので安心して育児ができます。
しかも、吐き戻しも呼吸音も、しっかりと確認できます。添い寝って素晴らしい。 ただ、添い寝によってママが赤ちゃんを窒息させてしまう事故もあるので、育児中に添い寝をする際は十分に注意してください。