夫や実母を頼ることができないときどうしよう

育児中のママは朝起きて朝食の準備をし、朝食をとりながら昼食のメニューを考え、昼食後には夕食のことを考えなければなりません。 おかずを作るためには買い物に出掛けなければならず、作った後にはキッチンや食器を片付けねばなりません。

家族の「食」に1日中振り回される育児中のママ。 こんなにも「食べる」ことを考えているなんて、自分がママになるまで気が付きませんでした。

そんなときふと思うことがありました。

「私が食事を作ることができなくなったとしたら…?一体どうなってしまうのでしょうか?」

我が家ではこれまでに数回、私の体調不良によっておかずをを夫に作ってもらったことがあります。ただ、夫も仕事があるので、いつでも頼むことができるとは限りません。 例えば、以前、1歳の次男のインフルエンザが感染したことがありました。 この日、夫は仕事のため頼ることができません。

朝から体がダルすぎてベッドから出ることができず、結局10時過ぎまで子どもと共に寝室で過ごしていましたが一向に好転しません。 「これはダメだ」と思い、7駅先に住んでいる実母にヘルプをお願いしました。

実母が来るまでに、「お腹を空かせた子どもに朝食を食べさせなければ・・・」と、何とか起き上がりリビングへ向かったものの、キッチンにたどり着くことができずダウン。 ソファで小休憩をした後に再びキッチンに向かおうとしましたが、全く動くことができません。

それから数十分後、実母が到着。子どもたちは実母が買ってきてくれたおにぎりを美味しそうに食べています。 「あー、ありがとう実母。ごめんね、子ども達」 その後、実母に子どもたちを預け、私はタクシーで休日診療を行っている病院へ。

2時間後、病院から帰宅。薬を飲んで徐々に動けるようにはなったもののさすがにおかずを作ることはできず、実母に頼りっきり。子ども達の夕飯まで作ってもらい、実母は私の体調が落ち着いてきたのを確認してから帰っていきました。

このとき「主婦が倒れると大変だ」ということを実感しました。今回は実母に助けてもらうことができたものの、いつでもすぐに実母が来てくれるとは限りません。

「私がおかずを作れないときに備えて何か準備しておかなければ・・・」

ここで「おかずを作ることができないなら買ってくればいいじゃん」と思うところですが、上のインフルエンザの時のように買いに行くことすらできない場合もあります。

「主婦のピンチを救ってくれるサービスって何かないのかなあ ?」

いろいろ調べているうちに気になるサービスを発見。

「冷凍のおかずを宅配してくれる ?」
「無添加で栄養のバランスもきちんと考えている ?」
「冷凍とは思えないほど味付けがいいらしい ?」

「これはいいかも・・・」

それが、冷凍おかずの宅配サービス「わんまいる」でした。

目次

わんまいるについて調べる

早速「わんまいる」の公式ホームページを開くと、平仮名表記の店舗名だけあって全体が「和」な雰囲気。 『旬の手作りおかずをお届けします「わんまいる」』とあり、そこに和食のおかずのようなイラストが添えられています。 グレーがかった紫と白がベースカラーとなっており、老舗の高級料亭のような落ち着いた感じ。

その後、ホームページをスクロールしていくと、『働くパパ&ママに役立つノウハウ情報サイト日経DUAL 食材宅配ランキング2016の品質と味で1位に輝きました!』という記載を発見。 これは期待してよそうですね。 さらに、ホームページを詳しく見てみると、「お客様の声」を発見。

「お客様の声」と見ると、「減塩・ローカロリーなのに味がしっかりしている」「食材が余らないので嬉しい」「お弁当に入れるのにちょうど良い」「実家の高齢の親に送りました」「産後にまた利用したい」「(メニューによって)子どもと一緒に食べています」などのコメントがありました。

次に宅配してもらえるおかずの写真を見ると、煮魚、ロールキャベツ、麻婆豆腐など和洋中どれもあるのがわかりました。 ただ、どのおかずも400~500kcalと書かれているので、おかずの量はどのくらいなのかなあ? 育ち盛りの息子2人がいるので量は足りるかな?

若干心配な点もありますが「お試しセット」があるので、まずは試すことにしました。

注文からお届けまで

早速「お試しセット」を注文してみます。

今回注文する商品名は「旬の手作りおかずセット(健幸ディナー)お試しおかずセット」。 セット内容は「1食につき主菜1品・副菜2品」で5食分。 1食あたり約600円(お試しの場合)。「1人前でこの金額だと少々割高かな ?」

実際に食べてみなければわかりません。「送料無料!今すぐ注文する」をクリックし注文画面に進みます。 商品情報が写真と共に細かく記載されたページに移り、ここで注文の数量を入力。その下に何やら「新規会員限定プレゼント」ということで、「銚子産いわしの塩焼き・京都桂茶屋かに雑炊・カップ入りもつ鍋」の3つから1つを選択する項目があります。 尚、上の写真が無く文字だけでなので細かいことは分かりませんが、夫が好きな「もつ鍋」をチョイス。

「購入手続きへ進む」をクリックして送付先の入力画面に移ります。 氏名・電話番号・メールアドレス・郵便番号・住所を入力、その後会員登録をするか否かを選びます。 会員登録することで「わんまいる」のポイントが300ポイント付与されるようですが、「登録しない」も選択できるようなので今回は会員登録はパス。

次に名前、電話番号、メールアドレス、郵便番号、住所といった注文者情報を入力するのですが、Amazonアカウントでのログインも可能ということで、アカウントを持っている場合は情報を入力せずに購入できるようです。Amazonのヘビーユーザーである私はこちらをクリック。すると、注文者情報をひとつも入力することなく次に進むことができました。

次に商品の送付先を「注文者」か「それ以外」から選びます。 自宅ではなく実家の両親へ宅配してほしい、などの場合には「それ以外」を選びます。 配送日時を指定する場合は4日~14日後までの間で指定ができるようですが、配送希望日の指定が無い場合は最短でのお届けとなるようです。 私は特に指定せず次へ進みます。

次に支払方法を選択。 クレジットカード・キャリア決済・Amazon Pay・銀行振込(前払い/手数料自己負担)・代金引換の5つから選択。 これだけ支払方法が充実している宅配サービスは初めて。どれにしようかと悩んだ結果、「Amazon Pay」にしてみました。

これで注文完了。注文確定すると直後に確認メールが届きました。あとは待つだけですね。 注文日の約4時間後、「商品お届け日のご案内とアンケートのお願い」というメールが届きました。お届けは注文の4日後ということなので、冷凍庫を空けて待つことにしましょう。 ちなみに、このアンケートに答えた方全員に500円クーポン券をプレゼントをしてくれるようです。

このメールの直後に、今度はAmazon Payより「わんまいる でのご注文に対し、今回の請求が完了しました。」というメールが届きました。 そして注文翌日、わんまるサポートセンターより「明日出荷します」とのメールが届きました。 さて、予定通りに届くのか、ドキドキしながら待ちましょう。

ところで、わんまいるのおかずは全て冷凍で届きますから、届いた荷物は冷凍庫に保管することになります。 「じゃあ冷凍庫のスペースを確保しなきゃ」となる訳ですが、どのくらいの場所が必要なのでしょうか?

今回注文したお試しセットの場合、およそ食パン2斤分のスペースがあれば保管できるということ。サイズが分かって安心したものの、「お届け日までに食パン2斤分、空けられるかしら?」 これから3日かけて冷凍室を片付けなければ・・・。 予定通り4日後に「わんまいる」の冷凍おかずが入った段ボール箱が我が家へ届きました。

おかずの中身について

クール宅急便で届いた茶色い段ボール箱。平仮名で書かれた「わんまいる」という文字と米俵を担いだキャラクターのイラストを見ると、やはり和食が中心のように感じます。 早速開けてみると、大きな透明ビニール袋の中に小さなビニール袋5つ(5食分)がまとめて入っていました。

「食パン2斤分」のスペースが必要とのことで必死で冷凍庫を片付けましたが、1食分ずつビニールに入っているので「食パン2斤分」がドンと入るようなまとまったスペースは必要なかったようです。 食品の入ったビニールの他には納品書、「ご挨拶」と書かれた白い封筒に入った社長の挨拶状(A4用紙2枚)、「わんまいる」のパンフレット、「健幸ディナー」について説明が書かれたA4用紙が入っていました。

また、冷凍のおかずが入ったビニール袋の中には商品名が書かれた小さな紙と、今回届けられた5食の内容や調理法、栄養までが細かく書かれたA3サイズの用紙が1枚入っていました。 箱の中身をザーッと見て、「『わんまいる』の社長さんはお話し好きなんだろうなー」と感じた私。

挨拶状には社長の生い立ちや経歴がビッシリ、その他のペーパー類も片面こそ商品についての説明ですが、ひっくり返してみるとそこには社長の商品に対する熱い思いがビッシリ。「これだけこだわりを持って作っている商品なのですから、美味しくないはずがない」と社長のおかけで期待値がグングン上がりました。

それでは、今回注文した「わんまいる」の冷凍おかずの内容と食べた感想を書いていきます。

1食目

↓湯せん↓

↓出来上がり↓

玉ねぎ、豚肩ロースのオイスターソース炒め(主菜)

1食目の主菜は「玉ねぎ、豚肩ロースのオイスターソース炒め」。 調理は湯せんで5分。温めた後のパッケージを見ると、何だかとても量が少ないような気がします。 早速、開封してお皿に移すと、何だか落ち着かない少なさ。

ここで、オイスターソース炒めの原材料を調べてみるとキャベツ、豚肉、玉ねぎ、チンゲン菜、人参。 「そんなに入っているかな?」とオイスターソースの香る皿の上を探っていくと、同じくらいの大きさにカットされたキャベツ・玉ねぎ・豚肉、小さめにカットされた人参を発見。 さて、「チンゲン菜はどこかな?」と探すと、見つけたのは葉の部分が2枚。

パッと見た感じでは野菜がクタッとしているので歯ごたえなんてなさそうと思ったのですが、玉ねぎを噛んでビックリ。 シャキシャキ感がしっかりと残っているのです。さらに、キャベツや人参もきちんと歯ごたえがあるではありませんか!「本当に冷凍?」と疑いたくなるくらいです。

では、豚肉はどうでしょうか? 箸でそっと挟んで口に入れると想像していたよりも柔らかくジューシー。小さな肉の中に味がギュッと凝縮されていました。 冷凍でこの味なら満足。 それぞれの野菜と肉にしっかり味が染み込んでおり、おいしかったです。 ただ、量はもう少し多いとよかったかなと思います。

野菜の揚げ浸し(副菜)

1食目の副菜1品は野菜の揚げ浸し。 湯せんで5分温めます。具材はナス、カボチャ、人参。湯せん後に開封するとたっぷりの汁と共に具材が飛び出してきました。 どれもこれも良い色に染まっています。

ナスは縦半分に切り、それを更に10cm程度の長さに切ったものが2つで、見るからに味が染みていて美味しそう。 我慢できず口へ。そしてそっと噛み締めると、ナスから醤油味のつけだれがジワっと染み出してきました。皮も口に残らないので、ナスは美味しい上に食べやすい。

人参は大き目のいちょう切りが2枚。茶色に染まっているので味は染みてそうです。 実際、食べてみると予想通り味は染みています。また、人参は柔らかく仕上がっており、おいしかったです。

最後はカボチャ。ホクホクして舌触りがよく、おいしかったです。 自分ではなかなか出せない味だったのでかなり満足でした。

細切り昆布と大根の煮物(副菜)

最後の1品は細切り昆布と大根の煮物。 こちらも調理は湯せんで5分。今回は3品すべてが湯せん調理だったので、一度に全てを温めることができて本当に楽でした。 具材は切り干し大根、昆布、人参。人参は切り干し大根サイズにカットしてありました。

お皿に移すと昆布の香りが漂い、一口食べると更に昆布で満たされます。すべての具材にシャキシャキとした歯ごたえがあり、普段私が作るクタクタの切り干し大根とは大違い。 昆布の味だけでなくダシの味も全体に染みており、贅沢な一品に仕上がっていました。

今回の3品を食べ切って量的にはオイスターソース炒めが若干少ないと感じましたが、それ以外の2品はちょうどいい量でした。 味に関しては3品とも大満足の味でした。

2食目

湯せん

流水解凍

↓出来上がり↓

5種の野菜のミートローフ(主菜)

2食目の主菜は野菜のミートローフ。 ミートローフは四角くカットされているため、冷凍の状態だとまるで板のよう。これを湯せんで5分温めてからお皿に盛り付けます。

湯せん後にパッケージを持ち上げるとズッシリ感が手に伝わってきました。冷凍状態ではまさに「板」だったので重さについてはそこまで気になりませんでしたが、解凍されたミートローフの中身はギュッと詰まっていそうな予感がします。

早速、お皿に取り出し箸で切ると、予想通りミンチがギュッと詰まっています。ミートローフを崩していくと角切りの人参、みじん切りのじゃが芋・玉ねぎ、薄くスライスされたカボチャ、そしてコーンを発見。 入っている野菜の量はそこまで多くありませんが、1品に5種類もの野菜が入っているというのが嬉しいですね。

ソースはトマト味で、それほど酸味が強くないので、ハンバーグ好きのお子さんなら、間違いなく美味しく食べられるでしょう。

ブロッコリーのクリーム煮(副菜)

副菜の1品目はブロッコリーのクリーム煮。調理は湯せんで5分。 温めた後お皿に出すと、やや大きめのブロッコリーが2つと玉ねぎ、そして「クリーム」が出てきました。

早速食べてみます。まずはブロッコリーをパクっ。噛み締めると中からクリームが染み出ます。柔らかいけれど煮過ぎたブロッコリーのようにクタクタではなく、きちんと歯ごたえがあります。 玉ねぎも同様、味がよく染みているのに歯ごたえがバッチリ。 濃厚な味で大満足。

コールスロー(副菜)

最後はコールスロー。 食材はキャベツ、コーン、きゅうり。流水解凍なので冷たい状態で頂きます。 約5分の流水解凍後に袋を開けると、少量の水分と共に野菜たちが飛び出してきました。どうやら一般的な「コールスローサラダ」と比べると水分は多めのようですね。

生キャベツのコールスローサラダとは明らかに食感が異なるので、「茹でキャベツのコールスロー」といった感じです。 今回のコールスローは酸味とまろやかさが入り混じるドレッシングの味が野菜にしっかり染み込んでいました。 こんなコールスローサラダ、なかなかないですよ。

コーンはコーン缶の食感がそのままで噛むとプチっと潰れます。きゅうりは浅漬けのような食感。 今で食べたことがあるコールスローとは若干違う味でしたが、これはこれで満足の味でした。

【追加情報】
「わんまいる」以外でおかず宅配サービスをしている「パルシステム」の体験ページを追加しました(料理キットを野菜嫌いな子供と一緒に試食) 尚、「パルシステム」で扱っている食材の特徴については 食パン・牛乳・卵・魚肉ソーセージで朝食を作ってみたパルシステムの肉の中で特に美味しかった をご覧ください。

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