幼稚園に通うようになってから気を付けています

子供が幼稚園に通い出してから頻繁にいろいろな菌やウイルスを家に持ち帰ってきますが、幼稚園は集団生活なので仕方がありません。 ただ、ウイルス中でも「ノロウイルス」だけは注意しなければいけません。 もし、子供がノロウイルスに感染してしまったら、家族も二次感染するかもしれません。 ということで、ノロウイルス対策をすることにしました。

渋柿が効くの?

迫り来る乾燥の季節。そう、ノロウイルスによる胃腸炎が蔓延する季節です。 幼稚園でもチラホラ胃腸炎が流行だし、いつ我が家にやってきてもおかしくない状況。すぐにでもノロウイルス対策をしておかないとまずい。

そんな時、ふとテレビ欄を見ていると、なんと「ノロウイルス特集」と書かれているではありませんか。これは見るしかありません。また、あとでじっくりと見直す可能性もありますから、録画予約もしておきましょう。 さて始まった番組では、まず感染経路や症状の説明があり、その次に出てきたのが「ノロウイルス予防」についての情報。「これは重要」と食い入るように見ていると、ノロウイルスの予防には「渋柿」が効果的とのこと。

渋柿を皮ごと鍋で煮てすりおろしたものを絞り、その絞り汁と消毒用アルコールを混ぜたもので手指消毒をすることでウイルスを99%除去できるとのこと。 「へー」とは思いましたが、我が家…というか一般家庭には渋柿なんて滅多にありません。もし渋柿が手に入らない時はホームセンターや手芸用品店で手に入る塗装用の「渋柿液」を使えば良いようです。

ただ、渋柿液を取り扱うときは口や目に入らないように注意が必要とのこと。小さな子供がいる我が家で渋柿液を使うのは難しそう。 ということは、我が家は手洗い・うがい以外にノロウイルスに打ち勝つ手立てがないようです。ガックリ。

万が一子供がノロウイルスが感染したら家族内感染必須だな…。トホホ・・・。

次亜塩素酸水って何?

「子供がノロウイルスが感染したらどうしよう」と思っていたある日、子供が夜中に咳き込み、その後に嘔吐。あたふたしながら子供が嘔吐したものを片付けましたが、私の手にはバッチリ嘔吐したものが付着。その手のままドアノブに触れて、洗面所まで汚れたシーツを運びます。ふと見ると私の衣類にもバッチリ嘔吐したものが付いており、慌てて着替えました。 もし、子供がノロウイルスに感染していたら、私も高い確率で二次感染することでしょう。

朝が来ました。 昨日の夜、嘔吐した子供はケロリと元気になっているではありませんか! 「どういうこと?」 子供は朝食をしっかり食べていたので恐らくノロウイルスではなく、咳き込んだ刺激で吐いてしまったのかしれません。

とはいえ「絶対にノロウイルスではない」と断定できない状態。 「ノロウイルスには潜伏期間がある」ということを聞いたことがあるので「数日後に二次感染するかも?」と不安な日を過ごしました。 結果、二次感染はなくホッとひと安心。

今回の経験で早急にノロウイルス対策をしなくてはいけないと思いました。 そこで、いろいろ調べた結果、ノロウイルスの二次感染を防ぐためには、塩素系漂白剤、スチームアイロンが有効とのこと。

塩素系漂白剤については、原液を薄めたものをノロウイルスの嘔吐物にかけることで消毒できるとのこと。ただ、寝具に吐いてしまったとしたらどうすれば良いのでしょう?薄まっているとはいえ「塩素」ですから、塩素臭が漂うビショビショのベッドで再び眠れるでしょうか?

また、ノロウイルスは熱に弱いためスチームアイロンも有効ということですが、夜中にスチームアイロン? 気持ち悪さを訴えている子供を放置してアイロンを当てることができるのでしょうか?しかもマットレスが傷みそう…。

さらに、調べていくとノロウイルスには「次亜塩素酸水」が有効という情報を発見。

「次亜塩素酸水??」

全く聞いたことがなかったので、最初は半信半疑でしたが、TVや雑誌で何度も紹介されているとのことで、信頼性はありそうです しかも、「赤ちゃんの口に入っても大丈夫」とのことなので、安全性も高いようです。

この段階でも「一体、次亜塩素酸水は何なのかしら?本当に効果はあるのかしら?」など様々な疑問が湧いてきましたが、「明日にでも子供が幼稚園からノロウイルスをもらってくるかもしれない」という状況だったので、まずは次亜塩素酸水の「スターターセット」なるものを注文することにしました。

注文した「次亜塩素酸水」は4日で我が家に届きました。 500mlの原液が入ったボトルが1つ、2リットルの原液が入ったパウチ袋が2つ、専用の空のスプレーボトルが1つという充実したセット内容。さすがスターターセットですね。

注意書きによると、次亜塩素酸水は用途によって濃度を変える必要があり、原液を自分で薄めて使用するとのこと。 吐しゃ物には原液。シンク・まな板・三角コーナーなどキッチン周りには2.5倍希釈。 ニオイの気になる車内・タバコ・枕などには5倍希釈。ベビー用品・ペット用品には10倍希釈したものを使えばいいとのこと。

尚、次亜塩素酸水を消臭・除菌で使ったときのレポートは 風呂場のカビ取りや加湿器で除菌した感想 にて公開しています。

とうとう子供がノロウイルスに感染する

冬のある朝、子供がリビングでうずくまり突如嘔吐。 今まで咳込み過ぎて嘔吐してしまうことは何度もありましたが、今回のような嘔吐は経験したことがありません。 「これはひょっとして?」 早速、次亜塩素酸水を取りに走りました。

原液のままドバドバと使います。嘔吐物にはそのままかけ、汚れた衣類は洗面所で浸け置き、嘔吐した周辺には原液入りのスプレーボトルで噴霧しキッチンペーパーで拭き取ります。 さらに床に敷いてあるフロアマットもはがし、1枚ずつ次亜塩素酸水を吹きかけてキレイにしていきます。もちろん私は使い捨て手袋を装着。さらに嘔吐物が付着した可能性のある私の衣類も浸け置きです。

ひと通り消毒した後にリビングに戻ると、まだ調子の悪そうな子供。こんなにも具合の悪い我が子を置いて消毒しなければならないって切ないですね。 まだノロウイルスが原因の嘔吐かどうかは分かりませんが、念には念を入れて処理をしないと二次感染してしまいますから、やむを得ません。

その後、子供は昼間と夜にも嘔吐し、同じように処理。 結局、購入した次亜塩素酸水をほぼ使い切りました。 その後、病院で子供の嘔吐の原因はノロウイルスだとわかったですが、私を含めて夫、次男には感染しませんでした。 最初は、「次亜塩素酸水で大丈夫?」と思っていましたが、実際に使ってみて次亜塩素酸水のすごさを実感しました。次亜塩素酸水さん、疑ってごめんさい。

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