初期から後期の過ごし方

ヘアカラー、パーマ

「妊娠中のヘアカラーやパーマはしないほうがいい」と言われていますが、ダメという医学的根拠はありません。

ただ、妊娠初期でつわりが酷い場合は、臭いに敏感になっているので、髪につける液体で吐き気をもよおす可能性があります。 また、肌も敏感になっているので人によってはかぶれやすくなっています。

そして、妊娠後期になりお腹が大きくなってくると、とてもじゃないけれど美容室に行ってヘアカラーなどはできません。 同じ姿勢でいるのは辛いし、ずっと仰向けになっているとお腹の中の赤ちゃんがドルンドルンと動いて苦しいです。

なので、ヘアカラーをするなら妊娠中期です。私はこの時期に思い切って髪を真っ黒に染めました。産まれたらしばらくはカラーどころか美容院にも行けないと思ったからです。

ちなみにカットだけであれば、妊娠後期でも問題ないです。私も産まれる直前まで行っていました。一応何かあった時のために、産院近くの美容院へ行くようにしていました。

そのとき、お腹にかけてもらった毛布が動くので、美容師さんがビックリしていたのを覚えています。尚、シャンプーするときの仰向けの体勢が辛い場合は、カットだけお願いしてシャンプーは自宅でするのも良いでしょう。

湿布

お腹が大きくせり出してくると腰や肩が痛みます。そこで、腰や肩に湿布を貼りたいところですが、ちょっと待った!実は湿布は胎児への影響がなきにしもあらずなんです。お医者さんによって見解はさまざまのようですが、私はずっと我慢していました。

湿布は貼り薬なので、薬は薬。体を冷やしたり、血管を収縮させる作用があるので希に羊水が少なくなることがあるそうです。万が一の事を考えて、できるだけストレッチやウォーキングなどで血行を良くしたいものです。

虫歯、抜歯治療

妊娠がわかり母子手帳をもらった際に、妊婦歯科検診のチケットをもらいました。区が発行している無料のチケットです。できるだけ早い方が良いだろうと、すぐに歯医者へ行きました。

行ったのはつわりが始まるよりも前です。区が指定する歯医者だったので初めて行くところでした。尚、かかりつけの歯医者には年に2回検診に通っていて、直前の検診では虫歯はないと言われていました。しかし、今回、初めて入った歯医者では「虫歯が4本あるから治療が必要だ」と言われました。

ショックなのと納得がいかないのとで、すぐにかかりつけの歯医者へ行くと、「う~ん、これを虫歯と判断するのか。きちんと歯磨きをしていれば大丈夫!」と言われました。新しい歯医者の言う事を鵜呑みにしないで良かった~と心底思いました。

ただ、1本だけ歯周ポケットが深いところがあり、そこは治療が必要とのことでした。出産後にもう一度健診に行ってわかったのですが、妊娠中は歯茎も敏感になり、歯肉が悪化することもあるそうなので、注意しましょう。

尚、かかりつけの歯医者さんに妊娠中であることを告げると、しきりに「歯周病は気を付けなきゃダメだ」と言われたのを覚えています。離乳食が始まるとスプーンやフォークなどを通じて、お母さんの口の中のバイキンが赤ちゃんへ伝ってしまうからです。

どんなに忙しくても歯磨きはきちんとしようと心に誓いました。 そして、妊娠中に虫歯の治療をする場合は、つわりが終わった安定期からがおすすめです。ただ必ず歯医者さんに妊娠中であることを伝えてください。

抜歯はよっぽど痛くて仕方がない時以外は、できるだけ産後にしたほうが良いです。「痛い」はストレスなので、胎児のことを第一に考え、お医者さんと相談しながら決めるようにしてください。

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自転車、車の運転

妊娠が分かる前は、私は最寄りの急行停車駅まで、毎日20分程度自転車通勤をしていました。そして、妊娠がわかり、親に真っ先に言われたのが「自転車は絶対ダメよ」でした。

自転車のサドルがダイレクトに子宮にあたるので、私も妊婦が自転車に乗るのは危険だと思います。そこで、実際に調べてみると、「流産のリスクを高める」「ホルモンが普通の状態ではないから注意力が散漫になる」などなど妊娠中の自転車の危険性について書かれていました。

なかには「自転車にも乗っても平気」という方もいますが、常識的に考えて妊婦が自転車というのは危ないと思います。車も同様です。私はほとんど車を運転をしませんが、シートベルトでお腹を締め付けたり、ハンドルに集中して神経を使うのは、妊婦にはしんどいと思います。

何かあってからでは取り返しがつかないので、できるだけ危険を回避して行動するのが良いのではないでしょうか。

掃除

よく言われているのが、妊娠中は高い所に手を伸ばすのはNGということ。お腹が張ったり、転倒の危険があるからです。妊娠がわかってからは、我が家もよく使う食器などは低い棚に移動しました。

「高い所の掃除は妊娠中はしない」、もしくは「旦那に丸投げ」で良いと思います。逆に、雑巾がけやトイレの掃除はいっぱいした方が良いです。昔から安産に繋がると言われていて、私も母に勧められました。

きっとハイハイの姿勢とか、踏ん張りのスタイルが効果的なのだと思います。私は貧血持ちだったので、出産の時に貧血になって気を失ったらどうしようと思っていました。しかし、掃除やウォーキングで日々体力作りをしていたせいか、貧血にはなりませんでした。この機会に普段手をつけない場所を掃除してみてはいかがでしょうか。

ジェルネイル

私は妊娠中期までジェルネイルをしていました。安定期に入って仕事を辞めたのをきっかけにネイルはやめましたが、育休を取る同僚はギリギリまでネイルをしていました。 なので、ジェルネイルは妊娠中にしても大丈夫です。

ただ、「出産前はネイルをしてはいけない」と産院で言われます。なぜなら緊急手術になった場合、指に医療機器のクリップをつけることがあるからです。出産は急に何が起こるか予測不能。ジェルネイルは専用の液体でないと落とせないので、出産前になったら早めにネイルを取っておきましょう。

シミ取り

優雅なマタニティライフ。時間もたっぷり余っているし、前々から気になっていたシミを取ろうかな~と調べてみたら、まさかの妊娠中はシミ取りNGでした。妊娠中の肌は痛みに敏感で、なおかつホルモンの影響でシミができやすくなっているそうです。

確かに妊娠中、首のまわりに墨汁を吹きかけたように黒いシミが大量にできました。これは本当にショックです。

実は、産後に私の首にできたシミを見た姉が「どうしたのその首!?ヤバくない!?」と容赦ない言葉を浴びせてくるのです。しかし、産後にシミ取りをする余裕などありません。妊娠中にもっとちゃんとしてケアしておけば良かったと後悔しています。

私のようにならないために、妊娠中はいつも以上に紫外線対策をして、スキンケアもしっかりして、ビタミンCを含んだ食材を摂るようにしてください。

痔の手術

長年連れ添っている痔と、時間のある妊娠中にオサラバしちゃおう!思ったのですが、妊娠中は痔の手術はダメとのことでした。まあ、普通に考えたらそうですね。腰に麻酔を打ったり、出産でいきんだ際に再発したり、リスクが高すぎます。

ただ経験者として言えるのは、おまたを切開した痛みより、いきんで飛び出た痔の方が何十倍も痛いということです。私の場合、ゴルフボールぐらいに腫れて飛び出て、穴のあるクッションがなければ生活できない状態でした。こんなことになるなら妊娠前に取ってしまえば良かったです。

ホットヨガ

妊活のためにホットヨガ教室に入会していました。半年間通い放題のフリーパスを、結構いいお値段で買いました。当時は不妊治療もしていたくらいで、藁にもすがる思いでホットヨガを始めたのですが、1ヶ月程度通った後にまさかの妊娠。

嬉しいけれど、妊婦は通えないだろうと思いました。ホットヨガの教室はハードなポーズも多く、毎回サウナに入ったぐらいの大量の汗をかいていました。また、妊娠中は体調不良も多く、特に妊娠初期は胎児の臓器やら神経やら大事なものが作られる時期なので、大人しくしていないとダメです。

念のためスタッフの人に聞いてみたら、「妊娠中はホットヨガやめたほうがよい」と言われました。また、妊娠したからといって購入したチケットの使用期間は伸びない、とも言われました。嬉しい半面、月ごとのチケットにすれば良かったなあと肩を落とした出来事でした。

甘いもの、アイス

私は酒飲みなので甘いものが苦手でした。しかし、妊娠してから無性に甘いものが食べたくなり、今まであまり買ったことがなかったコンビニスイーツやチョコレート菓子を頻繁に買うようになりました。ただ、妊娠糖尿病が怖いので、妊婦は甘いものをできるだけ控えなくてはいけません。

症状が重いと流産や巨大児など、胎児にも影響が出てしまいます。私の友達は妊婦健診で尿糖の数値に異常が出て2週間入院となりました。それを聞いてから私も心を入れ替えて、できるだけ身体に良いスイーツを選ぶようになりました。

また、夏の妊婦はアイスの食べ過ぎに注意です。別のママ友ですが、アイスの食べ過ぎで逆子になり、病院で気をつけるように言われたそうです。ホルモンの影響でどうしても甘いものが欲しくなってしまいますが、お腹の赤ちゃんのためにできるだけガマンしたいですね。

温泉

私が妊娠する前は、「妊婦の温泉入浴は避ける」というのが一般的でした。ただ、私が妊娠したあたりから。妊娠中に温泉に入って悪影響を及ぼすという科学的根拠がないことがわかり、「妊婦は温泉OK」といわれるようになりました。

現在は宿によってはマタニティプランもあります。私はというと、温泉は行きたいけれど億劫なのでやめました。大浴場で大きいお腹をさらして好奇の目で見られるのは嫌だったし、「じゃあ部屋風呂があるところにすればいい」って話ですが、それだとお金がかなり吹っ飛びます。

もしも何かあったらと思うと、産院の近くでひっそり生活していたいと思いました。実際に妊娠中期でいきなり出血がありパニックになりました。幸い何もなかったのですが、妊娠中は何が起こるかわかりません。とはいえ夫婦2人でゆっくり旅行できる最後のチャンスなので、エネルギーのある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

ファーストフード

妊娠中に「フライドポテト」を無性に食べたくなる現象が私に起こりました。「食べたい、食べたい」でも…。そのため、ウォーキングに出る度に、ファーストフード店へ入ろうかどうしようか迷っていました。ただ、妊娠中は油物や塩分はできるだけ控えなくてはいけません。

妊娠中は毎日和食の質素な生活、だからこそフライドポテトの魅力が増すのです。ある日、意を決して入店しました。「ポテトの塩は少なめでお願いします」、着席して、揚げたてのポテトを食べました。美味しい。 けど、私はすでに妊娠後期。それ以来はポテトは食べるのは控えるようになりました。

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