衣類がもらって一番嬉しかった

二人目の出産祝い体験談

長男が2歳の時に次男(二人目)が誕生しました。二人目が異性なら衣類も新調しなければならないのでしょうが、同性なので最低限のものは揃っているため慌てて買い足す必要はないなと思い、大して買い足さずにその日を迎えました。

しかし、長男が生まれたのが真冬、次男は春先。3ヵ月違えば季節も変わるため、当然着せる衣類も変わってきます。しかもこの年は3月中旬に桜が満開になってしまったほど暖かくなるのが早く、すぐにでも半袖が必要な気候になってしまいました。

「あれれ?同性のメリットってお下がりが使えることじゃないの?」 どうやら大誤算だったようです。サイズが合う長男のお下がりを着せると暑く、季節の合ったお下がりを着せるとブッカブカになるため、慌ててベビー用品店で買い足すことになりました。 同性でも異性でも、生まれた季節が違えば必要になる衣類も違うというのは初めて知りました。

そんな折、届き始めた出産祝い。こんな状況だけに、「今すぐ~生後3ヵ月くらいまで着られるベビー服が入っていたら嬉しいな」という思いで箱を開けますが、二人目ということもあり衣類率は低め。 「お下がりがあるだろうから衣類は避けよう」という贈る側の気持ちがヒシヒシと伝わってきました。

しかし、二人目という状況で、敢えて衣類を選んでくれた友人がいました。実はこの友人、2男児の母。この友人は二人目の洋服だけでなく、長男の洋服と本まで一緒にプレゼントしてくれました。 当然のことながら二人目に届く出産祝いなのですが、まだ小さい長男がその様子を見て羨ましく思っていないわけがありません。

「そこに長男への贈り物」なんて気遣いなのでしょう。 今度自分が誰か別の友人の二人目の出産祝いを贈ることになったら同じようにしたいな、と心から思いました。

さて、次男のもとに届いた出産祝いの品。こう言っては何ですが、一人目に比べるとインパクトが小さいのか、届いた品物の数は明らかに減っていました。その時々の交友関係やタイミングも関係していたので、少なくなったからといって悲しむことはありませんが、「やっぱり上の子って得なんだなー」と思ってしまった次女の私なのでした。

ちなみに、現金・商品券のほかに、衣類・バスローブ・食器セット・靴などを頂きましたが、長男の時と比べてひと捻りしたモノが多いな、と感じました。 例えば食器ですが、長男の時は離乳食を作る道具とプラスチック製の食器がセットになったモノを頂きましたが、今回は木製のコップやお皿がセットになったもの。

衣類も、一般的なベビー服は足の部分をスナップボタンで留めるようになっていますが、頂いたものは赤ちゃんの肌に優しいマジックテープになっており、簡単に着替えができるもの。 靴については次男にだけでなく、長男にまでも同じメーカーのものを頂き、2人で揃って履ける日が待ち遠しくなりました。

頂いたものを振り返ってみると、やはり二人目の場合は出産祝いを選ぶのが大変なようです。手持ちのものと被らないように、かつ目を引くようなものを、と考えると直ぐには決まらないかもしれませんね。 そんな大変な思いをしてまで次男のために(長男にまで)贈ってくださった皆々様に、心から感謝です。

知り合いに赤ちゃんが生まれたら

二人目の出産祝いでもらってうれしいものランキング

必ず使う消耗品

二人目の場合、基本的な育児グッズはすでにそろっているでしょうから出産祝いに何を贈るのか悩むところですが、消耗品であれば「もらって困る」ということはまずありません。 オムツ(オムツケーキ含む)・お尻拭き・ベビーフードなどのいわゆる「消えモノ」だけでなく、ガーゼ・スタイ・タオルなどの長い期間繰り返し使用できるものも消耗品として考えると、贈り物の幅が広がります。

ただし二人目ママはひと通り赤ちゃんの育児を経験してるので、ベビー用品を見る目が肥えているはずです。ひょっとしたらオムツやお尻拭きのメーカーにもこだわりがあるかもしれません。 「あの人はこだわっていそうだな」と心配な時は、一般的なドラッグストアに置いてあるオムツ・お尻拭きではなく、ネット通販などで取り扱っているようなプレミアム感の高いものを選んでみてはどうでしょうか?

一般的な家庭では普段使いしないようなリッチな消耗品は喜ばれること間違いなしです。 ただしオムツを贈る場合はサイズ選びが重要。新生児用のオムツは早々に使わなくなってしまうので、少し先を見据えたSサイズやもっと先を見据えたMサイズであれば「使い切れずに残ってしまった!」という事態にはならないでしょう。

私が個人的にもらって嬉しいのはスタイ。使用頻度が高いにも関わらず凝ったデザインのものはソコソコの値段になってしまうので、毎日何枚も使うとなるとベビー用品店の「5枚入りお得パック」に手が伸びてしまいます。 普段は「お得パック」で構いませんが、時にはかわいいスタイにしてあげたいな、と思うのがママ心。スタイがおしゃれになるだけで普段着がお出かけ着のように見えてくるものなのです。 スタイは何枚あっても困らないので、様々なデザインのものを複数枚セットにして贈っても喜ばれるはずです。

ベビー服

二人目でも、もらって嬉しいのはベビー服。 上の子と異性であったり、同性でも年齢が離れている場合はお下がりが使えない可能性が高いので、1人目の出産祝いと同じように喜ばれます。 尚、「二人目だからベビー服を贈るのはやめようかな」と考えてしまいがちな同性かつ年齢差がさほどない兄弟・姉妹でも、実はベビー服は頂いて嬉しいものの上位です。

生まれて間もないうちは衣類のサイズがどんどん変わっていくため、上の子と生まれた季節が1つでもズレていると、上手くお下がりを回せない場合があるのです。 また、ブランド物のベビー服だとしても、上の子が着倒していれば当然汚れや色あせが目立ち、普段着にする分には問題無いとしても、赤ちゃんのお披露目やお出かけには着せにくいもの。

新たにベビー服を購入するかどうか悩んでいる時に出産祝いで新しいベビー服を頂いたとしたら、これはかなり嬉しいです。 一人目の経験からベビー服を「もったいない」と大切にしすぎるとすぐに着られなくなってしまうことを知っているので、一人目のお祝いで贈られたベビー服よりも高い頻度で使ってもらえるかもしれません。

兄弟で遊べるおもちゃ

弟・妹に次々と贈られる出産祝いを見て、上の子が寂しい思いをしているのは明白です。年齢が近ければ近いだけ「あれ?ぼく(わたし)にはないの?」と思ってしまって当然。 そんな中、兄弟で遊ぶことができるおもちゃが届いたとしたら…?上の子の悲しみが吹き飛んでいくこと間違いなしです。

積み木やボールなら使い方によっては生後間もなくでも遊ぶことができます。兄弟で仲良く遊ぶ日を想像すると成長が楽しみになるはずです。 ただ、場所を取る大きなおもちゃは住宅事情によっては困ってしまうかもしれません。

また、モノによっては下の子が遊べる月齢になった頃には壊れているということもあるでしょうから、丈夫で長く使える(簡単には壊れない)ようなおもちゃがおススメです。 「赤ちゃんが口に入れても安全」と謳っている木製のおもちゃは使っていくうちに味わいが出てくるので出産祝いにおススメです。

授乳クッション

赤ちゃんに授乳するときに使うのが授乳クッション。一般的なクッションと違いラクに授乳時体勢をとることができるように工夫されており、必要不可欠なアイテムです。 ちなみに、授乳クッションは一人目育児をするにあたり購入する場合が多いでしょうから、二人目の出産時にはすでに所持しているはずです。

それなのになぜ「喜ばれアイテム」にランクインするのか疑問に思われるでしょうが、実は複数あっても困らないからです。 複数あればリビングや寝室、車中や実家など、赤ちゃんを連れていく場所に授乳クッションを配置することができ、わざわざ持ち歩く必要がなくなります。

赤ちゃんを抱っこして、授乳クッションを持って…となると、移動するだけでも大変。特に首が座る前の赤ちゃんだと両手で抱っこが基本になるので、手が届く範囲に授乳クッションがあると助かります。 また授乳は1日に何度もするため、上の子の時に使っていた授乳クッションがすっかり汚れていたり、ペチャンコになってしまっている可能性もありますから、二人目でも授乳クッションは喜ばれます。

ただし、授乳クッションは「使う派」「使わない派」に分かれます。実は私は授乳クッションをほとんど使いませんでした。 上手く高さが合わせられなかったことと、装着するのが面倒だったのがその主な理由です。

でも、授乳時にはめったに使用しなかったものの、ソファに座る際に背中に挟んだり、子どもを床にお座りさせる際に転倒防止のために置いたりと、しばしば使う機会がありました。 なので、どのママでも授乳クッションは喜ばれるアイテムになります。

絵本

生まれてすぐには読まなくても、成長するに伴って必ず手に取るのが「絵本」。 上の子がいる場合はすでに何冊も手持ちの絵本があるでしょうが、どうしても子どもが興味を持ったテーマの本を選んでしまいがち。車が好きなら車の本、動物が好きなら動物の本というように、偏ったラインナップになっている場合が多々あります。

そんな時、今までに読んだことのないような絵本を頂いたとしたら、下の子だけでなく上の子も楽しむことができるでしょう。 尚、絵を見て楽しめる「0歳からの絵本」という文字のない絵本もあります。 兄弟の年齢がそこまで離れていない場合は、文字数が多くない簡単な絵本を贈ることで、上の子も下の子も一緒になって楽しめるでしょう。

我が家には2歳差の兄弟がいますが、下の子が生まれた時期に2歳の長男に読んでいた絵本を、2歳になった次男に読んだ時は成長を感じて感動しました。 このように、本の良いところは「大事に扱えば何年でも読むことができる」ということ。 そんな絵本を出産祝いとしてもらったら喜ぶこと間違いなし。

また、本屋さんに行くとおもちゃと本を併せた「音の出る絵本」がたくさん並んでいますが、小さな子ども達はこれが大好き。ボタンを押すと歌や音楽が流れるものや、動物の鳴き声や生活音が流れるもの、文字の練習に使えそうなもの、鍵盤になっていて実際に演奏できるものなど様々な種類のものがあります。

生後間もない赤ちゃんも「音」が聞こえてくると意外と面白い反応を見せてくれたりするので、音の出る絵本も出産祝いとして贈ると喜ばれます。

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出産祝いを贈る人が知っておくこと

出産祝いを選ぶ側に出産・育児経験がある場合は自身の経験からどんなものを選ぶべきかの目星がつきますが、そうでない場合、何を選ぶべきか全く見当が付かないものです。 そこで、出産祝い選びに失敗しないためには、どんなことに注意すれば良いのかをお話したいと思います。

選び方
あれこれ悩むなら、何が欲しいのかを聞くのが一番手っ取り早く、間違いもありません。 「○サイズのオムツ」とか、「○センチのベビー服」といった指定をしてもらえばサイズ間違いを防ぐことができ、せっかく贈ったお祝い品が無駄になることもないでしょう。

しかし、相手との間柄によっては直接聞くことで恐縮させてしまったり、遠慮して本当に欲しいものを言えなかったりするかもしれませんから、誰でも彼でも聞けばいいというわけではないです。 常日頃から親しくしているわけでは無く、趣味も好みも分からない場合においては、無理をして品物を選ばずに現金や商品券を贈るのが良いでしょう。

また、ベビー服や靴などのサイズがある贈り物については、購入する際にショップの方に「○月生まれの赤ちゃんへの出産祝い」であることを伝えるとアドバイスしてもらえます。 赤ちゃんはあっという間に大きくなってしまうので、ひとつサイズを間違えると一度も着られない、身に付けられないという事態になってしまいますから、しっかりと確認しましょう。

二人目のお祝いの場合、「きっと持っているだろうから」とあれこれ避けてしまいがちですが、大抵の育児グッズは一人目の時に使い倒してしまっているものです。 「使おうと思えばまだ使うことはできるけれど新しいものがあれば嬉しいな」というものもたくさんありますから、一人目の出産祝いと同じアイテムを送っても喜ばれることでしょう。

金額の相場
親戚に贈る場合は1~3万円程度、親友には1万円程度、友人・知人や同僚・会社関係では5000~1万円程度、近所・隣人は3000円ほどが出産祝いの相場です。 出産祝いを頂いた場合は、頂いた品物の1/2~1/3程度のものを「内祝い」としてお返しすることになります。相場からかけ離れた高価なもの選んでしまうと相手方がお返しに困ってしまうことになるので注意が必要です。

贈るタイミング
出産祝いを贈るのは、一般的にはお七夜~お宮参りまで、つまり生後7日~生後1ヵ月までの間とされています。 「え?赤ちゃんが生まれた直後?そんな忙しい時期に贈って迷惑にならない?」と思われる方も多いと思いますが、この「タイミング」にも理由があります。

出産祝いを頂いた場合、頂いた側はお礼として「お祝い返し」をすることになるのですが、その準備を始めるのがお宮参りの後、つまり生後1ヵ月頃なのです。 お祝いのタイミングがずれ込むことで、先方は育児で忙し最中に再度「お祝い返し」の手続きをしなければならなくなります。相手の手間を考えると、できるだけ早めにお祝いを贈った方が良いのです。

とはいえ産後は母子ともに体調が安定していないこともありますから、出産祝いを直接渡したい場合、あまり早いうちに伺ってしまうと迷惑になりかねません。 産後2~3週間後、相手に都合を確認してから訪問するのが良いでしょう。

万が一、生後7日~生後1ヵ月というタイミングを逃してしまった場合でも、生後6ヵ月ころまでであれば「出産祝い」を贈っても大丈夫です。 そのときは「遅くなったけど」と一言添えてプレゼントして下さい。時期を外しているだけに、迷惑どころか「久々の出産祝い」として喜ばれるかもしれません。

ちなみに、贈る時期が生後1年前後になってしまうような場合は、「誕生祝い」として贈る方が自然でしょう。 一般的なルールはありますが、贈ってくれる「気持ち」が嬉しいものです。 「遅くなっちゃったからやめようかな」ではなく、ぜひ「おめでとう」の気持ちを伝えて下さい。

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