スマイルキュートの実際の評価

鼻水と中耳炎

我が家の5歳の子どもは風邪を引くとすぐに鼻水が出てきます。 さらにと私が花粉症ということもあり、子どももおそらく花粉症。今年の春からまぶたが腫れてしまうほどひどくなり、ついに花粉症メガネデビューしてしまいました。 最近は、春だけでなく秋も花粉症の症状が出てしまい、1年中耳鼻科に通っているような状態です。

そんな子どもなんですが、「鼻水がよく出る」ということは「中耳炎になりやすい」ということ。 初めて中耳炎になったのは3歳。それ以降何度か繰り返し、今に至っています。 5歳の子どもは鼻をかむことが上手でないため、垂れてきた鼻水を拭くだけ。なので、鼻水が気になると鼻をすすってしまうため、頻繁に中耳炎になっています。

「これは困った。このままでは習い事のごとく毎週のように耳鼻科に通わなければならないじゃないの」 という訳で、まず、鼻をかむ練習をすることにしました。 TVか何かで見た練習方法は、「お風呂に入った時に片方の鼻の穴をおさえて、フン!とやって鼻水を飛ばす」というもの。

まず親が見本を見せてから子どもに真似させたのですが、何となくできたようなできないような感じで終了。 子どもは、上手くできないことを何度もやらされることがかなりストレスのようで、3回で止めてしまいました。 「もう一回やろうよ」と誘うとあからさまに不機嫌になります。これ以上うるさく言うとこの先鼻をかむ練習を一切してくれなくなるかもしれないので無理強いは禁物。

もっと楽しく練習できる方法はないかなと調べているとありました。「鼻ロケット」 用意するのもはティッシュのみ。片方の鼻の穴にティッシュを詰め、もう片方の鼻の穴をおさえて、フン!とします。 決してお行儀の良い方法ではありませんが、楽しく練習をするためにはやむを得ません。鼻をかむことができるようになったら止めれば良いのです。

始めは嫌がっていた子どもも、何度か見本を見せるうちにやりたくなってきたようで、親子で「鼻ロケット」 この方法は成功。「鼻ロケット、発射!」と掛け声をかけることで面白がって何度も練習をしてくれました。

ただ、鼻ロケットのおかげで何とか鼻をかめるようにはなったのですが、それでもやはり苦手なようで、風邪を引いた時に「鼻をかむんだよ」と言ってもなかなかやろうとしません。 ようやくかんだとしても力が弱く、しっかりと鼻水を出すことができません。 「このままだとまた中耳炎だな。困った」 そんなある日、インターネットで見つけたのが「スマイルキュート」です。

ポータブル吸引器(スマイルキュート)を購入する

子どもの鼻水に悩むママは多く、その悩みを解決するために様々なグッズが市販されています。 ママがストローのようなチューブを吸って吸い出すもの、電池で動かすタイプのもの、電気で動かすタイプのもの。 最も安価なのはママが吸い出すものでドラッグストアでも取り扱いがありますが、その他のものについては近所で見かけたことはありません。

子どもがひどい風邪を引き、鼻水で苦しむ姿を見る度に「この鼻水さえ何とかできれば」と悔しく思い、何か良いグッズは無いかとインターネットで探していました。 そして見つけたのが「スマイルキュート」です。

「スマイルキュート」は電動のポータブル吸引器で、プラグをコンセントに差し本体につなげることでジューっと吸引することができます。いわば鼻水の掃除機のようなモノです。 耳鼻科に行くと医療用の吸引機で吸ってもらいますが、これはその家庭版です。 母になるまで医療機関で働いていたので家庭用吸引器の存在は知っていましたが、それを鼻水を吸うために使うという発想はありませんでした。

「スマイルキュート」があれば「自宅で鼻水を吸引できたら、中耳炎を防ぐことができるかも」「耳鼻科通いの回数が減るかも」 我が家にとってメリットはたくさんありますが、問題は金額。なんと定価で約25000円。これはホイホイと気軽に購入できる値段ではありません。 あったらいいなとは思うものの、購入には踏み切れない状態が長く続きました。

年長になった子どもが幼稚園最後の運動会をあと1週間後に控えたある日。これまでの人生の中で最もひどい風邪を引いてしまったのです。 熱、激しい咳、そして鼻水。これらすべてがなかなか治まらず、もうこのまま治らないのではないかと思うくらいの日々でした。 「何とかしてあげたい、でも何もできない」

その時、「スマイルキュート」を購入する決心をしました。高価な買い物ですが、これでラクにしてあげられるなら後悔はありません。 注文から数日後、運動会の翌日に「スマイルキュート」が届きました。 運動会までには間に合いませんでしたが、今こそ「スマイルキュート」の出番です!

スマイルキュートを使った感想

子どもが風邪を引くと、ノドに鼻水が流れ落ちる後鼻漏という症状になります。 耳鼻科の先生によると、ノドに流れる鼻水が刺激となり咳を誘発しているということ。つまり、鼻水さえ取ってしまえば咳が治まるということのようです。

頻繁に耳鼻科にはかかっていましたが、体調が悪いと長時間待合室で過ごすのも大変。通院回数は少ないに越したことはありません。 自宅で取ることができれば、「週2回の通院を半分の1回に減らすことができるかも」「今の苦しみから解放してあげられるかも」 そんな期待を込めながら、スマイルキュートの箱を開けました。

吸引ノズル

左:ボトル 右:本体(電源、吸引レベルのつまみ、吸引力メーター)

使用前に説明書を見ると、使用方法が細かく書かれており、これなら初めて吸引器に触る人でも安心して使うことができそうです。 説明書に従って、スイッチオン。そこまでうるさくはありませんが、枕元で使ったら目を覚ましてしまいそうなくらいの音。 「もしかしてこの音で嫌がるかも?」と思いましたが、平気な様子です。

手順通りチューブを折り曲げ、子どもの鼻の穴に当て、圧力を確認し、吸引。ズズーという音とともにいくらか吸引することができました。 吸引力はそこまで強くないため、吸引圧を上げてもノドの奥にある鼻水までは取り去ることはできませんでした。

思ったほどたくさん吸引できず少しガッカリしましたが、子どもはスッキリして気持ちが良いようです。 「スマイルキュート」で取り切れない分は頑張って自力で出してもらうことにしましょう。 やはり、鼻をかむ練習は続けなければなりません。 結果的にはそれほど取れませんでした。

手動タイプならどれがいいのか

それからスマイルキュートは使うことはなくなりました。 ただ、ここで終わるわけにはいきません。 そこで、さらに3種類の吸引器を購入して、試してみました。 今回は念入りに調査して評判がよさそうな電池で動くタイプ1種類、手動タイプ2種類を選びました。

ベビースマイル

堂々の1位が「ベビースマイル」になりました。なんと「ベビースマイル」は「スマイルキュート」は5分の1の価格。「ベビースマイル」は電池で動きます。最初に言っておきますが、大きい音にビックリしないでください。 でも、喉の奥にある鼻水もズルズル吸ってくれます。 面白いほど取れます。

吸い取るコツは上記の写真の右にある用紙にてわかりやすく書かれているので、初めてでも大丈夫だと思います。 不器用な私もすぐに吸い取るコツがわかったので、安心してください。 ただ、「赤ちゃんに使うのはどうなんだろう」って思いました。

その理由が音です。 我が子は5歳なので、最初こそ音にびっくりしていましたが、すぐに慣れてくれて、スムーズに吸い取ることができましたが、赤ちゃんは音で泣き出すかもしれません。 赤ちゃんには以下の手動タイプでママが吸ってあげるのがいいと思います。 お手入れは上部のキャップを取って洗うだけなので、面倒ではありません。

尚、購入するときは、細いノズルも一緒に購入したほうがいいです。 我が子のように5歳の子どもなら最初から付いている普通サイズのノズルでも、スムーズに鼻に入れることができますが、もっと小さい子どもの場合、普通サイズだと入れるのに苦労するかもしれません。

ママ鼻水トッテ

手動だけあって、1000円でおつりが来る値段。でも安いからと言って、しっかり鼻水は取ることができます。 吸い取るコツは、一気にス~~~~と吸い取ろうとせずに、スッ、スッ、スッと息を細切れに吸うと上手に吸い取ることができます。 お手入れも容器とノズルだけなので、さっと水洗いするだけでキレイになります。

ピジョン お鼻すっきり

「お鼻すっきり」も手動です。「ママ鼻水トッテ」のノイズよりも短く、柔らかいので子供の鼻に入れるときに苦労しました。 ただ、ノイズを入れることさえできれば、ス~~~と吸うだけで鼻水が取れます。 吸い取るコツも入りません。 お手入れはノイズを取って洗うだけなので簡単。

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