子供が楽しく遊ぶ

きっかけ

我が息子、2人そろって電車が大好きです。幼稚園が休みになると、わざわざ電車に乗って終点まで行き、そこでしばらく電車と踏切とポイントが切り替えられる様子を見ています。 最初はただ電車が好きなだけだったのですが、時間の経過と共に細かい部分に興味を持ち始めたようです。

そもそもの始まりはプラレール(電車のおもちゃ)。子供が0歳の時、私の父が東京駅に行ったついでにおもちゃ店で買ってきてくれました。それが新幹線のN700が入った「ベーシックセット」ただ、対象年齢が3歳からということもあり、最初は箱を見ても特に興味を示すことはありませんでした。

はじめての「新幹線のN700」のおもちゃ

母と私でレールをつなぎ新幹線を走らせてみると、ようやく動くおもちゃだと理解したようで、最初は嬉しそうに手を伸ばしたり、目で追ったりしていましたが、すぐに興味がそれてしまいました。 それ以降は、箱にしっかりとしまってしまったせいもあり、再び出すのが面倒で、プラレールが登場するのはごく稀。

時々父がレールを買い足したりしてくれていましたが、私と母の技術では、レールの種類が増えたとしても楕円形に並べてその上を走らせるだけなので、割と早く飽きてしまいます。 「まだ、いらなかったかな」と、母とこっそり話をしたものです。

その後も長い間、押入れの中に収納されていたのですが、子供が2歳の誕生日を迎えた直後に来たお正月、「そろそろ電車のおもちゃで遊ばせてみたら?」という母の提案もあり、押入れから出すことになりました。

恐らく母は、「押入れの中にごちゃごちゃあって邪魔だなー」と思っていたのでしょうね。確かに、電車のおもちゃはそこそこ大きい箱に入っているので、押入れという限られた収納スペースを何年も占領されたらたまったものじゃありません。

それから徐々に、子供は電車が好きになってきました。当時、次男が誕生予定だったのですが、安定期に入ってからは毎日のように駅方面に散歩に出かけ、電車を見て帰っていました。 子供はなぜか踏切が大好きで、指で踏切のまねをして遊ぶほどです。

一度段ボールを使って全長1メートル程度の踏切を作ったところ子供に大ヒット!その後、持ち運びやすいサイズの踏切を何本も作らされました。 そんな電車好きの息子。プラレールを押入れから出したが最後、レールの組み立て技術のある夫と一緒に遊んだところ、プラレールの面白さに目覚めたようです。

夫も、ああでもないこうでもないと言いながら、楽しそうにしています。 でも、このプラレール、どこに片付けようかな?

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電車それとも車?

男の子は昔から「車好き」と「電車好き」に分かれる傾向にあるようですが、男の子のママの中では「電車好きになったら大変」という話が時々出ます。なぜなら電車は車と比べて場所を取るからです。

上が電車 下が車

電車を走らせるためにはレールを敷かなくてはなりませんが、車を走らせるのに道路は必要ありません。もちろん、車を走らえる道路も発売されていますが、無ければ遊べないというわけではないので親も買わないでしょうし、あまり売れないのか実際に店頭に並んでいるところを見たことがないくらいです。

しかし、電車はそうもいきません。レールを使わずに走らせることは可能ですが自動で走って行くので、気が付くと壁にぶつかってギーギー音を立てている、ということもしばしばあります。 また、スイッチを入れずに手で動かすことも可能ですが、せっかく自動で動くのですからレールの上を走らせたいですよね。

結果的に、電車で遊ぶにはレールを敷くことができる広い場所が必要になります。そして、レールの超大作を作ってしまうと壊したくなくなる、という困った展開につながっていきます。 ゆえに場所を取る電車のおもちゃに興味を持つ前に、親が車のおもちゃを与えてしまう、という話も聞いたことがあります。 ということで、できれば電車以外のおもちゃに興味を持ってもらいたいとお思いなら(笑い)、【0~3歳】指先を使うおもちゃで紹介しているおもちゃもいいですよ。 実際に我が子が興味をもったおもちゃだけをご紹介していますので、参考になるのではないかと思います。

そうすれば否が応でも車好きになるでしょう。そのくらい深刻な問題なのです。 我が家には、まだ子ども部屋としての機能を果たしていない部屋があったので、そこを「電車の部屋」と命名し、関連グッズは全てその部屋に収納するようにしました。

最初は、ただひたすら目の前にあるレールを手に取った順番でつないでいましたが、3歳になるとレールのレイアウトを考えるのが上手くなり、5歳になった今はかなり複雑なレイアウトまで自力で作ることができています。

もはや私は長男の足元にも及びません。もうすぐ3歳の次男も、0歳から自宅で遊んでいるので楕円くらいはお手の物。ただし、空間認知能力や構成能力が関係してくるせいか、出来上がるレールのレイアウトの程度には個人差が大きいようです。

また、電車のおもちゃには車両・レール・トンネルなどの情景部品の他に、オート踏切ステーションやDX踏切ステーションなど、自動で動く大型の装置があります。 ある程度、車両・レール・情景部品が集まってくると、次は大型の装置が欲しくなってきます。

DX踏切ステーション

すると、クリスマス、誕生日などのプレゼントをゲットできるイベントのたびに、子供自らおもちゃ屋さんに置いてある「電車のおもちゃカタログ」を熟読し、どれが欲しいかを考えるようになりました。 おかげで「部屋」は狭くなる一方です。

プラレールアドバンスへの移行

対象年齢3歳からのプラレールで、親の監視下ではありますが1歳前から遊んでいた子供たち。プラレールでの遊びに慣れてくると、次に気になってくるのが対象年齢6歳からの「プラレールアドバンス」です。

右がプラレールアドバンス

プラレールアドバンスとは、プラレールの幅を半分にした本格的な鉄道模型に近いサイズの車両で、普通のプラレールが1編成走るレールを、アドバンスであれば2編成がすれ違い走行できるようになっています。

電源スイッチのつまみも従来のものよりも小さくなっており、単にON・OFFするプラレールと違って、電源スイッチが右・真ん中・左と動き、スイッチ操作によって前進・後退の切り替えができます。

他にも部品を取り換えることによっていわゆるラジコンのように手元のリモコンで操作することができるなど、かなり高度な遊びまでが可能なお兄さん向けの電車のおもちゃです。 子供は「早くアドバンスで遊びたい」というので、私の両親に頼んで買ってもらうことにしました。

私の両親に子供の希望する電車のおもちゃを伝えると、喜んで即購入してくれました。驚異の孫パワー! そして驚きの新事実発覚!この発注をするより3年も前、すでに私の父の手元にはアドバンスが用意されていたということなのです。

きっといつの日か孫に渡す日を妄想してはニヤニヤしていたことでしょう。 おかげで5歳の誕生日プレゼントは「アドバンス5編成と専用レールセット」という豪華なものになりました。 誕生日当日に予定通り手に入ったアドバンス。夢中で箱を開け、走らせる準備に取りかかる子供。

もはや話しかけても答えない状態。答えないどころか、話しかけるなオーラすら出ています。 アドバンスは全体的にサイズが小さいため、走らせる状況を整えることがまず大変です。

専用の駅に時刻表、駅名表示等のシールを貼る必要があるのですが、シールが小さいので手で貼るのは難しく、ピンセットで貼りたくなるくらいです。また、車両もプラレールの半分サイズなので部品が細かく、今までは単2か単3電池を使用していましたが単4電池に変わりました。

また、電池の入れ方も異なり、ネジを外す場所が一か所ありました。間違えて違うネジを外すと部品がバラバラなってしまうので、確認が必要です。さらに、3両編成で1両目が動力車であるプラレールに対し、アドバンスは4両編成で動力車は2両目。その車両が前後の車両を押すことで前後進します。

尚、アドバンスを走らせるためにはガイドレールというグレーの専用レールが必要で、このレールと従来の青いレールをつないでレールをレイアウトしていきます。ガイドレールがないと車両をレールに乗せるのが難しく、ガイドレールがあることで走行中に起こるちょっとした車両のずれが改善されます。

ガイドレール

かといって全てをガイドレールでつなげる必要は無く、駅等の車両を発進させる場所や中継地点をガイドレールにすれば良いです。 我が家では電車遊びの担当はパパ。私はさほど興味がない上にレールを上手くつなぐ技術も無いため、普段はプラレールを大興奮で走らせている男3人を遠くから見ている感じなのです。

しかし、アドバンスを初めて走らせたときは感動しました。特に列車がすれ違い走行するのが面白く、Nゲージにハマる大人の気持ちが少し分かりました。 今回アドバンスを手に入れたことで我が家の「電車の部屋」はさらに散らかり、もう収拾がつきません。 これからプラレールはもっと増えるでしょうから真剣に収納する方法を考えなければいけません。

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